協会について

会長挨拶

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 このたび5月18日開催の社員総会及び理事会におきまして、一般社団法人日本ねじ工業協会会長を拝命しました。相澤前会長よりバトンを引き継ぎ、我が国ねじ業界の更なる発展と、未来永劫に亘って広く日本の社会に貢献できる業界となることを目指し、全力を尽くす所存ですので、ご指導・ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

 さて、国内景気は緩やかな回復基調にあるとは言え、持ち直しの動きが続いていた個人消費に足踏みが見られ、鉱工業指数は持ち直しつつありますが微かな伸びに留まり、完全失業率が低下しても、日本経済の成長の足取りはなお鈍いと感じています。また世界経済は堅調な米国景気や原油市況の安定、中国の一帯一路政策を初めとする大胆で積極的なインフラ投資、IOTによる新時代の到来など明るい兆しも感じられる一方で、英国のEU離脱問題、米国の政権交代などにより不確実性が増し、依然として不透明な状況にあります。

 我々国内ねじメーカーに取りましては、ねじの主力ユーザーである組立産業の海外展開に加えて、自動車のEV化などでねじ需要の激減も懸念され、国内市場の先行きに予断を許さない状況下にありますが、当協会はねじ業界の未来を展望し様々な活動を推進してきており、微力ではありますが先人よりのたいまつを引継いで参りたいと思っています。 

ここ数年資格委員長を拝命し活動して参りましたが、「ひとづくり」の難しさを痛感すると共に、やればやるほどその大切さを感じています。そしてその重要性を鑑みますと、協会活動としてやれることは限られているとは思いますが、その一端を担えればと思っています。昨年度は講習会に126名が受講され、協会認定ねじ製造技能検定(2級)には120名が受験、うち50名が見事合格されました。今年度も継続しつつ、その内容の充実を図って参ります。 技術委員会では、技術講習会や圧造技術スクールの開催、日本ねじ研究協会との連携事業などを通じて技術力の更なる向上に資する事業を推進します。また未来開発・パブリシティ委員会では、ねじの重要性を広くPRして社会の理解を深め、ねじ産業従事者のモチベーションの向上に資すると共に、そうした活動を通じてひとづくりに寄与できればと思います。前回出展したプレス・板金・フォーミング展(MF-Tokyo2015)には、1,456名の方がブースにご来場下さり大変盛況でした。本年7月開催のMF-Tokyo2017に2度目の出展をします。その他国際交流をはじめ各委員会活動が目的と目標をはっきりと見定めて業界と協会の発展の一助となるよう努力して参りたいと思います。

ねじは、あらゆる分野で使用され役立っている基礎部品であり、なくてはならないものです。まさに「この世はねじでできている」です。

 広く多くの方にねじとねじ産業について理解と関心を深めて頂きますよう祈念すると共に、日本のねじ産業に携わる皆様の益々のご発展を衷心よりお祈りして挨拶といたします。

(2017年5月19日)