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椿会長年頭所感

平成30年 年頭所感

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 新年を迎え、心よりお慶び申し上げます。

   平素より当協会の諸活動に対して、多大のご支援ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。 

2017年のIMFの世界経済見通しでは、世界の主要国は低成長であっても成長率は全てプラスであり、また成長センターとも言えるアジア主要国の実質GDPも鈍化したとは言え引続き高い伸び率を維持しており、出来過ぎの経済と認識した方が良さそうです。 一方政治的には、北朝鮮のカントリーリスクに加えて保護主義やポピュリズムが横行し不安感が増しています。今の世界経済回復の起点の一つは中国と思われますが、その一帯一路政策などに今後期待とリスクが半々の先行き不透明な状況が続くと思われます。 

国内では、昨年は日本が誇る大企業で信頼を揺るがす出来事が次々と発覚し、少なからず負の連鎖による経営環境の悪化が心配されました。一方日本経済は、GDPの約6割を占める個人消費が未だ消費税増税前の実績を大きく下回ったままですが、世界景気の回復が後押しし円安効果もあって上場企業の収益は大幅に改善し、設備投資も増加に転じ、日経平均株価が25年ぶりにバブル崩壊後高値を更新するなど総じて上向きになってきていますが、世界経済に依拠する日本経済にとっては、出来過ぎの世界経済が持続できるかが今後の課題と思われます。 

このような情勢下にあって、世界的潮流に変化の予兆が顕著となってきました。とくに産業界では、第4次産業革命とも言えるAIIOTBD、ロボット、自動車のEV化などの技術革新の波、そして日本を先頭に中国あるいは欧米でも顕著になってきた少子高齢化とものづくり人材不足や技能継承の難しさの波が押し寄せてきています。  

そうした中、当協会では平成29年も様々な事業を展開してきました。

東京ビッグサイトで7月に開催された「プレス・板金・フォーミング展(MF-Tokyo2017)に出展し、「いつだって、どこだって解決する“ねじ”」をテーマに、さまざまな分野で活躍する“ねじ”の世界を紹介し、1,400名を超えるブースへのご来場を頂きました。

ねじ製造技能検定事業では、東京、名古屋、大阪の3ヶ所で各3回の講習会を開催し132名が受講され、平成30年2月に7回目の協会認定の検定試験を行う予定です。

10月には五地域ねじ協会交流大会を札幌で開催し、日本を含め121名が参加しました。今回の主催者である当協会から「協会について相互理解を深める」ことと「参加者個人の交流を図る」の2点を提案し、前者では当協会の委員会活動の一部を紹介、後者では五地域のメンバーが混じって同席し、自己紹介や会社紹介など言語の障害を乗り越えて交流する初めての機会を提供しました。

さらに10月下旬にはドイツねじ協会の訪日団を迎え相互の情報交換や企業訪問を行い、また今後の交流と協力関係の継続を確認し友好な関係を築くスタートとなりました。 

今年も会員の皆様の積極的なご参加ご協力の下、様々な事業を継続して進めて参りたいと考えております。 

 最後になりましたが、皆様の更なるご活躍とご健勝を祈念いたしまして、新年の挨拶とさせていただきます。

                                           以 上

                               一般社団法人日本ねじ工業協会
                                  会 長 椿  省一郎