ファスニング産業

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ものづくりを支えるねじ

信頼と安全のねじ

ハイブリッドから燃料電池へと自動車の駆動方式や燃料が変化しても、自動車に対する信頼性、安全性、耐久性、操作性、居住性などの要求はされに高まりこそすれ低くなることはありません。

日本のファスニング産業は、より強くさらに軽いねじ製品の開発を続けて、自動車産業の厳しい要求に応えてきました。強く軽く安全で信頼できるねじ製品の開発努力が、航空・宇宙産業や新幹線が要求する究極のねじづくりを可能にさせ、新製品開発の成功を支えました。

 

経済性を支えるねじ

製品の経済性は、表面価格だけでは決められないことはものづくり関係者なら誰でも知っている常識ですが、資材調達の際につい見落としがちな要素でもあります。

ファスニング産業が直接コストの低減に努めていることはもとよりのこと、もっとも細心の注意を払うのは製品とサービスの品質保証です。品質トラブルが顧客ユーザーに与える損失の大きさ、恐ろしさを十二分に理解しているからなのです。

何十万、何百万という気が遠くなるような数であっても、信頼できるねじメーカーは全ての製品を検査しています。更に物流サービスも強化して、ライン稼働率とストックレスを維持するなど、経済性低下を防止し生産性を向上しています。

 

部品を複合化するねじ

ねじの生産には、鍛造、圧造、転造、切削、素材、熱処理、表面処理、測定検査など、様々な技術が性能と信頼性を保証し、コストを低減するために活用されています。これらの技術が組み合わされ集積されて、世界をリードする日本のねじ、ファスニングパーツが進化しているのです。

また個品加工の部品を量産化したり、数個の部品を一体化して多機能の複合部品化するなど、コストダウンと強度向上が実現した改善事例が続々と生まれています。