ファスニング産業

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ねじメーカーの役割

ものづくりのサポート

需要家と消費者の要求や好みは、ますます多様化し止まるところを知りません。新製品の開発競争もグローバル化によってますます厳しくなりました。

新製品の開発期間、品質、コストの改善は自社単独の力だけでは実現できず、部材を供給する協力業者と息の合った二人三脚が必要です。

ファスニングパーツであるねじ類を生産するメーカーは、単に製品を造るだけでなく、顧客の生産ラインと直結した物流システムを整備し、ファスニングサービスの向上に努めています。顧客が要求する高度な製品を、最新の技術と整備によってタイムリーに供給する役割と責任を認識しているのです。

 

ねじメーカーと顧客、商社との連携

ファスニングパーツの種類は数10万種にも及びますが、全てを1社だけで製造することはできません。メーカーは得意とする品種を中心に、ボルト、ナット、小ねじなど他社が模倣できない優れた製品の製造に互いに競い合っています。

特定の需要先企業から直接注文を受けて製造するメーカーは、設計段階から顧客のファスニングシステムの一部として参加し品質を保証しています。

ねじ商社を通じてファスニングパーツを調達する需要先企業が多いのですが、メーカーは商社と緊密に連携して、顧客が満足できる製品の供給に努めています。日本のファスニングパーツは品質が優れているだけでなく、環境に配慮した生産と無欠点供給によって世界をリードしています。