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株式会社イチヤナギ 代表取締役社長 一柳 達朗 氏

2012年11月12日

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「対談 トップ聞く」                

         

  株式会社イチヤナギ 代表取締役社長 一柳 達朗 氏

 聞き手 未来開発・パブリシティ委員会 

    副委員長 高須 俊行

  

 
<会社の沿革>

1.1931年(昭和6年)に創業されていますが、創業者のこと、創業理念などあれば、それをまじえて
  創業の目的、経緯、当時の製品及び会社規模等、創業の頃のことについてお聞かせ下さい。
 2創立者.jpg

創業者 一柳 乙蔵(おとぞう) 氏

初代社長、一柳乙蔵おとぞうは「常々革新の精神を忘れるな」「責任ある行動をとれ」と
言っていたそうです。さらに「品質で逃げてはならない」とも言っていたそうです。
「これぐらいならいいだろう」と言う考えが少しでも出た時、革新の目はにぶり、
安かろう悪かろうの安易な道へ逃げ込むことになるのだと。それは品質ばかりで
なく納期意識にも、またあらゆる点でもルーズになるものだと考えていたそうです。
仕事をするには「革新の精神」、「責任ある行動」「品質意識」がすべての基本であり、
これらをもって仕事に立ち向かう時、最後には必ずや良い結果に結実すると確信して
います。 (当時の会社パンフレットから抜粋)

  創業は昭和6年。当時は一柳乙蔵が東京・月島に個人経営でボルト・ナット・リベットの製造を開始しました。
昭和23年に個人経営から株式会社に発展。他社に先駆けて高温高圧用ボルト・ナットの国産化に踏み切りました。
そして、高力ボルトもいち早く製作しました。

 製造品目としては、

   ・異型特殊ナット:シューナット、コーンナット、六角ハイナット、六角ハイナット(ミドルエッジ)、
     四角ハイナットなど
   ・規格ナット:六角ナット、ヘビーナットなど
   ・フランジボルト:高温高圧用、低温用など
   ・摩擦接合用高力ボルト:ハイテンションボルト
   ・特殊ボルト:六角頭キャップスクリュー、サラ頭キャップスクリュー、六角穴付き
            キャップスクリュー、四角頭ボルト、サラボルト、キャレージボルト、
            ステップボルト、プロウボルト、ラグボルト、 トラックシューボルトなど
   ・規格ボルト:中六角ボルト、並六角ボルト、ヘビイボルトなど
   ・基礎ボルト:L型アンカー、J型アンカーなど、多岐にわたりました。

2.1960年(昭和35年)に現在の場所に新工場を建設して東京工場を統合されましたが、その経緯及び背景について
  お聞かせ下さい。また、我が国初となる熱間ナット生産設備も導入されて、北米への輸出を開始されますが、
  当時の事について、その経緯及び背景並びに状況等についてお聞かせ下さい。
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 現本社工場(埼玉県入間市)

 当時月島に工場が有りましたが、周りに住宅街が出来始め、
仕事をして行くのに騒音などの問題を考慮して当社も
移転した方が良いと考え、現在の場所に引っ越しをしたと
聞いています。現在の地区には弊社が一番最初に進出しました。
戦時中はこの工業団地の場所は飛行場だったと聞き、
昭和35年当時はこの辺も何も無いだだっ広い野原だったそうです。
ですから当時は工業団地ではなかったと聞いています。
弊社が工場を建設した後に色々な会社が移ってきて、
 工業団地が出来上がったと聞いています。


 3.1971(昭和46)年にナットの専門工場を建設され、特殊ナット生産に傾注され、その後ボルト生産を中止されますが、
その経緯及び背景についてお聞かせ下さい。 

当時ボルトを作る職人さんが何人もいて、技術の伝承などもしてきましたが、なかなか若い人が育たず
辞めてしまいました。ベテランも定年を迎えると辞めて行き、上手く引き継がれなかったようです。それで自動で機械が
物を作るナットへ目を付け、ナット専門工場にしていったと聞いています。
 

 4.1987(昭和62)年以降、販売会社を設立されるなど、様々な改革を進めて乗用車・トラック向けにナット製品を
    展開されますが、その当時の経緯及び背景並びにその内容等についてお聞かせ下さい。

 4輸出を行っていた頃の取引先様であったカナダ アーネストマシン様(中)初代社長 一柳乙蔵(左)と現会長.jpg                                                             
← 輸出を行っていた頃の取引先様であった
カナダ アーネストマシン様(中)、初代社長 一柳乙蔵(左)と
現会長 一柳芳彦(右)<昭和40年代>

 以前はアメリカやカナダなどへの輸出が80%を占めていましたが、
客先が発注先を韓国や台湾に変えつつありました。
このままではやって行けないと考え、海外とは別に国内向けの
販売を別組織でやろうと考え、販売会社を設立しました。
当初JIS規格品を多く製造していましたが、JIS規格品は単価の面で
関西に押され始め、規格品から図面物に特化していきました。
 

 5.貴社の主力製品であるスカートナットの製品開発に纏わる経緯及び背景、苦労話等についてお聞かせ下さい。

 5スカートナット.jpg                                                                 
スカートナット

このナットの原理は、神奈川大学工学部の名誉教授だった
宮田忠治先生が考案された物で、その原理をゆるみ止めナットとして
製品化したのが弊社です。
 当時、弊社の主要取引先の社長様から宮田先生を弊社社長(現会長)
にご紹介を受けたのが切っ掛けで、宮田先生の考案された原理に社長が
とても共感し「是非当社でやらせて下さい」と話しを持ちかけたのが始まりと
聞いています。宮田先生も造ってくれるメーカーを探していたとの事でした
ので意気投合したようです。
その後は、取引先が自動車向けナットを販売している商社が多く、売り込み活動に力を入れながら展示会等などに
毎年出品し、宣伝活動を行いました。結果、一部自動車には採用されたもののサイズが小さな物が多く売上もあまり
伸びないようでした。
そこで、当時からスカートナットの販売を任されていた現取締役営業部長の田中がJR様に使用して頂けないだろうかと
考えたそうです。
JR様では新幹線のレール締結にゆるみ止めナットが使用されつつあるとの情報を掴みましたが、直接JR様に
営業活動を行うには取引実績(口座)が無いと出来ないとの事。そこで、色々な情報からJR様と取引のある会社を
窓口に出来、スカートナットのPR活動が始まりますが、JR様への営業活動及び納入決定までの道のりは並大抵のものでは
なかったそうです。

  ~開業以来死傷事故はゼロを継続している新幹線への採用への厳しい道のり~

まず、JR様に採用されるには鉄道総合研究所での実用評価試験を受けるのが第一条件で、その試験にパスして
お墨付きを頂けなければ、採用を検討して頂ける為の土俵に上がれません。また、当時は他社のゆるみ止めナットを
主に採用されており、後発のスカートナットは説明すら聞いてもらうのも難しく、なかなか大変だったようです。
担当者様に説明し、興味を持って貰っても部署異動があり、後任の方にまた一から説明するという事も何度も
有ったようです。
しかし、粘り強く代理店様と全国のJR様の各保線区や支店、鉄道運輸機構様を訪問、説明・営業活動を行い、
7年掛かりでようやくJR様に採用されたと田中部長より聞いています。
 

6.これまでの設備投資に加えて、さらなるハテバー社製の熱間ナット生産設備の導入など、
  貴社の熱間製造へ の拘り・思い入れ等についてお聞かせ下さい。

昔はナショナルの冷間ナットフォーマーやマルメデイなどのボルトフォーマーも設備として有ったようですが、
特殊形状ナットに移行するのにあたり、特殊形状が得意なハテバー社製のAMPだけに絞る事にしたようです。
日本第一号機であるスイスにあるハテバー社製のAMP30もだいぶ古くなってきて、新規設備を考えた時も
他社メーカーから色々と売り込みが有ったようです。 しかし他社メーカーの物を設備し、一から使用方法を
習得するよりも、今までやってきたハテバー社製のAMPの方が使い勝手も良いし仕組みも分かっているので良いとなり、
平成16年12月に最新式AMP30Sを導入しました。この最新式AMP30Sも日本では第一号の導入になりました。 

6熱間鍛造機 ハテバー社製.jpg

                    熱間鍛造機 ハテバー社製  AMP30S 

7.その後の貴社の沿革等について、特に社長が入社以降関係した技術・製品開発・生産・設備投資等への携わり
  並びに社長就任後の貴社の主な動き、事業展開等について社長の思い入れや将来展望などもまじえて
  お聞かせ下さい。 
 

入社後に関係した新規技術や製品開発などは特に有りませんが、私が平成16年8月㈱イチヤナギに入社し、
同年12月に最新式のAMP30Sが導入されました。導入前には導入プロジェクトリーダーとして、現場の製造リーダーと
オペレーターを連れてスイスハテバー社へトレーニングに行きました。
新規設備としては、その他にナット洗浄機やNC工作機械2台、ナット検査機の導入などを行いました。
我々の製造しているナット(ブランク及び完成品)は、最終的にはホンダ様や富士重工業様、いすゞ自動車様、
日野自動車様等への納入が多いのですが、当時は少なかった富士重工業様向けの仕事もここ数年で増えてきました。
また、弊社で製造している新ゆるみ止め「スカートナット」もJR東北新幹線の新線(新青森~八戸間)や九州新幹線の
新線(博多~新八代間)のレールを止めるナットとして採用になり、両社合わせて約140万個の受注を頂き納品させて
頂きました。
また、建築関係では建物の目隠しなどに使われるルーバーと言われる場所にスカートナットが採用になり
毎年50万個~70万個の受注を頂いています。
今後はJR様にも更に力を入れ東北新幹線の在来線や北陸新幹線、北海道新幹線、地下鉄、私鉄など色々な所で
スカートナットを採用して頂けるように営業活動を実施していきます。
 

   <会社の概況>
8.資本金及び従業員数の推移をお聞かせ下さい。
   資本金 4500万円
   従業員:58名(パート・シルバーを含む)

9.生産品目・製品の種類・特長、生産量・構成比、市場シェアの高い製品、特許製品等など、
  貴社の特長 ・得意分野(宣伝も多いに結構です)等をお聞かせ下さい。

    生産品目・製品の種類:特殊形状熱間鍛造ナット(ブランク及び完成品)、
                                          新ゆるみ止め「スカートナット」
   特  長:切削レス品が多い
   生産量・構成比:220トン前後/月産、社内生産ナット100%
   市場シェア:ホンダ45%、富士重工業10%、いすゞ10%、日野10%、その他35%
   特  徴:全て図面物の受注生産品。JIS規格の物は製造していません。
   得意分野:切削レスナット7熱間鍛造(ブランク)品.jpg

                    熱間鍛造(ブランク)品 

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                    熱間鍛造品(メッキ品) 

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                    熱間鍛造品(加工品)

10.工場の規模と主な機械・設備、とくに特徴ある自慢の機械設備や自社開発設備等、そして
    社長の設備投資に 関する お考えについても、お聞かせ下さい。
    また熱処理・メッキ・工具等への拘りについてもお聞かせ下さい。

    【保有設備】
   熱間鍛造機 4台             アムスラー引張試験機
   熱処理炉ショットブラスト機 2台    ショアー衝撃試験機
   タッピングマシン 17台          マイクロビッカーズ
   NC旋盤 5台               ロックウェル硬さ試験機
   放電加工機                NAS式高速ネジ緩み試験機
   細穴放電加工機          
   汎用旋盤 5台
   フライス盤

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                          ショットブラスト機 

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                          焼き戻し炉 

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                          タッピングマシン

 11.製品の販売・納入先(需要先)は・・・。海外への輸出等についてもあれば・・・?
 

先にも申し上げましたが、最終ユーザーのメインはホンダ様です。その他、富士重工業様、
いすゞ自動車様、日野自動車様、トヨタ自動車様、日産自動車様、三菱ふそうバス・トラック様、
建築関係、JR東日本様・JR九州様などが有ります。
弊社の新ゆるみ止め「スカートナット」は東北新幹線の新線(八戸-新青森間)や九州新幹線の新線(博多-新八代間)の
レールを止めるナットに採用され、合計で約140万個の受注を頂き納品させて頂きました。
海外への輸出は行っておりません。 
 

12.直近の業績について。売上高、利益、操業度等についてお聞かせ下さい。 

   昨年度の売上:8億円
   利益:少々

13.主な材料の使用量についてお聞かせ下さい。材料価格の高騰・材料調達難等への
    対応についてお聞かせ下さい。
 

材料としては、SS材、SC材、SCM材を主に使用しております。毎月220t前後の材料を使用しております。アルミ、チタン、
ステンレス材などは社内では製造しておりませんが、ステンレスや小さいサイズのスカートナットは協力会社に
お願いしております。
現在は各材料メーカーへの材料値下げ交渉に苦労しています。
 

  <経営・生産・研究開発・製品開発・品質管理等>
 

14.経営方針・経営管理、特長などについてお聞かせ下さい。
 

弊社には「経営計画書」と言うものがあります。ここには社訓や経営理念、行動指針や社長の思い、会社の考え方、部の
方向性などが書かれており、毎日各部の朝礼では社員に1ページずつ読んで貰っています。
毎年これを更新して年度末に経営計画発表会を行い社長の思いや会社の考え方、各部の方針などを発表し啓蒙しています。

 15.品質管理、製品の品質保証環、環境マネジメントシステムへの対応についてお聞かせ下さい。
     (JIS表示許可、ISO9000シリーズ認証、ISO14000シリーズ認証 等) 

 ISO9001・2008年度版、ISO14001・2004年度版取得、現在JIS規格品は製造しておりませんのでJISマークは返還しました。


16.貴社の研究開発・製品開発・特許等への取組みについてお聞かせ下さい。

    現在お話し出来ません。
 

  <今後の計画・将来の展望について>
 

17.新たな 設備投資、海外展開、事業展開、新分野への進出等 今後の計画、
    将来の展望についてお聞かせ下さい。
    また、今後、特に会社として伸ばしたいところ、力を入れていきたいところなどあれば・・・。
 

  現事務所や厚生棟が大分古くなってきましたので、将来的には新社屋を建てたいと思っています。
また、海外展開は今の所考えていません。輸出は現在行っておりませんが、グローバル化が進む昨今、視野に入れて
行かなければならないと考えています。 
また、JRや東日本大震災に関連する復興需要、太陽光発電、風力発電なども係って行ければと思っています。
 

 18.今後の事業継承につきまして、既に受け継がれた経験をうけて、今後どのような事業継承を
          お考えか、 差し支えな い程度に お教えください。
 

 2年前(2010年7月)に現会長から社長業を引き継ぎました。2年前は役員改選も有りました。
また、当時父も72歳、そして常務取締役も62歳でありこのままズルズル延ばしてもこの先どうなるか分かりませんし、
父が身体を壊してから5年が経っていました。
 色々な諸先輩方のアドバイスも有り、まだ父が現役で会社に来ている時に引き継いだ方が色々と分からない事も
聞けますし、良い時期だと決断し代表を引き継ぎました。常務取締役も一緒に引退し現在は技術顧問として携わって
頂いています。 
まずは現会長とは違う自分の思いや考えを出して行き会社を継続・繁栄・発展させて行かなければならないと
考えています。これがまたなかなか難しいです。 そして将来的には息子に事業継承できれば幸いだと思っています。
 

  <社長ご自身について>

19.社長のご経歴(生年月日、出身地、学歴、入社年月日、社長就任までの役職等)。
        社長ご就任の経緯等。またその時の新社長としての抱負・方針等・・・。 
 
    生年月日:昭和50年(1975年)10月20日生まれ
    出 身 地:東京都三鷹市
    最終学歴:北海学園北見大学商学部商学科(現:北海商科大学)卒業
    略  歴:大学卒業後、㈱タカシマ(東京都葛飾区)入社、5年半修行した後、
                    独立行政法人中小企業基盤整備機構、中小企業大学校東京校
          (東京都東大和市)にて経営後継者コースを受講(10ヵ月間)。
          平成16年8月、㈱イチヤナギ入社。
          入社後は営業部に席を置きながら各現場を経験する為に工場長付。
          製造部(AMP)で機械に付き製品製造。その後、熱処理、ショット、タッピング、
          工具製作などに携わる。
          営業部、総務部を経て、2010年7月に現会長から代表取締役社長を引き継ぐ。  
                   役職歴:工場長付け → 営業部リーダー → 総務部(役なし) → 総務部長
                         → 取締役総務部長 → 取締役 → 代表取締役社長

13一柳達朗社長(左)、一柳芳彦会長(右).jpg

                            一柳達朗社長(左)、一柳芳彦会長(右)

 ◎  新社長としての抱負

会社をやって行くのに当たり、自分の思いを社員に伝えていくことが大切だと思います。

弊社は熱間鍛造という方法で自動車用、トラック用の重要保安部品ナットを製造しております。
熱間鍛造ナットにおいて「イチヤナギは一流だ」とお客様や業界からも言われるような会社にしていきたいと思います。
また、弊社が手掛けている新ゆるみ止め「スカートナット」を拡販していき、より多くのユーザー様に使って頂きお客様の
繁栄・発展に寄与出来れば幸いと考えています。その為には会社を繁栄・発展・永続させて行かなければなりません。
ここ埼玉県入間市で仕事をしている限り地域に密着し貢献し利益を出し納税する。地元、周辺地域の人を採用し
雇用を生み出す。そして社員やパートさんが働きやすい環境を作る事が大切だと考えています。

そして世間からいい会社だ、いい社員だと言われここで働いていて良かった、と働く喜びを実感できる会社に
なる
ように全員一丸となって努力し頑張って行きたいと思います。
 

20.座右の銘、日頃心掛けていること、趣味など・・・
 

座右の銘は「常に謙虚であれ」です。毎日毎日が勉強です。社長としてもまだまだスタートしたばかりです。
自分に足りない物は何か?自分に何か吸収出来るモノ、事は何かあるか?会社に取り入れられるものは
何かないか?を常に考え色々な人の意見に耳を傾けています。 そして会社の社員さんやパートさんが仕事をするに
当たり、やりやすい方法や仕組み、環境作りにはどうしたら良いか?などを考えています。
自動車、トラック部品を数多く製造している関係でメーカーの動向は気になります。
将来的に自動車やトラックが無くなる事は有りませんが、エンジン車が無くなり全てが電気自動車になってしまったら
我々は何を提供できるのか?どの様なサービスが提供できるか?日々探求しています。
新分野への取り組みも進めていますが、更に必要になってくると思います。

また、人生の目標としては「人生の成功者!勝利者になる!」です。一企業の社長として会社が繁栄・発展・永続して
行けばここで働く社員やパートさんの笑顔やその家族の笑顔も増えていくと思います。そして社会貢献、地域貢献できれば
地域住民の笑顔も増えていくと思います。こうなった時、自分の人生は成功した!勝利した!と思えるのではないかと
考えています。

  【趣 味】

趣味の一つとしてはスポーツをやっています。スキーにゴルフ、テニスなどです。

スキーは小学校6年生の時に初めて行き、大学ではスキー部に所属していました。
以後毎年スキーには行っていますが、ここ2~3年は妻の出産等も重なりなかなか雪山には行けていないのが現状です。
テニスも同様です。

ゴルフはまだまだ初中級者ですが迷惑が掛からない程度に嗜みます。子供がもう少し大きくなったら雪山にも連れて行こうと
思っています。

また、プロ野球やメジャーリーグが好きなので関連の物を集めたりします。
妻には「ちゃんと整理して片付けてね!」と言われます。少しずつ見やすい様に分かりやすい様に整理もして行かないと
いけませんね(笑)。

  【社 訓】

 誠 実 ・・・ 素直な心と前向きな姿勢
 感 動 ・・・ 感即動、感動を伴った仕事
 感 謝 ・・・ 心をこめて「有難う」

 【経営理念】

 社会に役立つ「本物」を提供する

1.そのために、優れた品質と独自性を発揮します
2.お客様の立場に立って、柔軟に対応できる会社であり社員でありたい。
  奇をてらうことはせず、信頼感を大切 にします。
3.そして、世間から、いい会社だ、いい社員だと言われ、ここで働いていて良かった、と実感できる
  会社に なるよう、 全員一丸となって努力します。

  【我社の行動指針】

1.先を読んだ行動・・まず手順優先順位を考え行動する。命令無くとも自分で考え行動し、
              自分で評価。 その為に 5分前行動を実践する。
2.すぐ実行・・・・・良いと思ったことはすぐ実行。悪いと思った事は即刻やめる。
3.スピード・・・・・速い行動が成功の近道。指示は的確に、行動は迅速に。
4.必ず、確認、そして報告・・・報告、連絡、相談を的確に。悪い報告ほど早く知らせる。
5.答場現場に・・・・現場に行って共に考える。答えはお客様の所にある。
6.協力し合う・・・・仕事は協働(システム)で行う。AMP(注)の当番制は我社の重要なシステム。
7.プラス思考・・・・出来ない理由より、出来る工夫を。
           「無理」「できない」と考えた時、思考は停止する。
 

 (注)㈱イチヤナギで使用しているスイスハテバー社製の熱間ナットホーマー
    (AMP30S、AMP30、AMP20、NA20の4台)

このAMP鍛造機は、基本的には製造部AMPオペレーターが動かしますが、他部署の従業員もこの機械を動かせる
ようになる為に、弊社にはAMP当番(手伝い)というシフトがあります。お昼の休憩時間や15時の休憩、そして
残業時間等に入り機械を動かします。
製品チェックや寸法チェック、周りの準備や片付け、箱の移動に伝票の記入、材料バラしなど色々と行います。
 初歩的な機械の動かし方は出来るようになります。とは言え、毎日機械についているオペレーターとは違い、
2~3週間に1度位の割合で当番が回って来るため、細かい型の調整、型組み、メンテナンスなどは行えない。