会報ねじ

日本ねじ工業協会 TOP > 会報ねじ > 05.資格制度委員会活動、日本ねじ工業協会検定報告

05.資格制度委員会活動、日本ねじ工業協会検定報告

資格委員会が平成29年度「ねじ製造技能検定講習会」を開催
2017年10月31日    カテゴリ:05.資格制度委員会活動、日本ねじ工業協会検定報告 

 日本ねじ工業協会 資格委員会(佐藤 義則 委員長)は、去る8月〜10月にかけて、平成27年度「ねじ製造技能検定講習会」を東京、名古屋及び大阪の3ヶ所で開催致しました。

 この講習会の目的は、毎年2月に実施が予定されている「ねじ製造技能検定」に合格するために必要な理論や技術習得を行うものです。「ねじ製造技能検定」は、ねじ製造業従事者が持っている技能を協会が認定するものです。実積を積み上げ、いずれ国家資格を目指しています。

 今年の「ねじ製造技能検定講習会」は平成29年8月24日(木)、9月28日(木)、10月26日(木)の3日間、東京、名古屋、大阪の3会場で、同日開催となりました。受講者は、3か所で合計132名(東京:37名、名古屋:37名、大阪:58名)となりました。

 3日間の全カリキュラムの内容は以下の通りです。(カリキュラム添付)教材は協会発行のテキスト「ねじ製造技能検定ハンドブック」です。本テキストは、ねじ製造技能検定試験に対応して、(1)基礎編に関する講習及び(2)製造編に関する講習の2つに分かれており、講習会でもどちらか一方のみを受講することが出来るように配慮されております。

 例年の通り協会では、平成29年度日本ねじ工業協会認定「ねじ製造技能検定(本年度も2級のみ)」を平成30年2月に実施する予定です。当検定試験を受験するに当たって、この本講習会の受講をお奨めしていますが、講習を受けなくとも受験は可能です。また、今年、受講する機会を逃された方には、是非、来年度の講習会を受講されますようお願い致します。

 「ねじ製造技能検定講習会」及び「ねじ製造技能検定」のどちらも、当協会会員だけでなく、広く一般からの受講(受検)が可能となっております。

 

 尚、本年度に実施する「ねじ製造技能検定(協会認定)」については、まもなく、12月初旬に、ホームページ、会報ねじなどでご案内いたします。技能検定の応募要項、受験資格なども合わせてご確認下さい。

以上

 

DSC00288 .jpg

講習会実施風景

Curriculum2017-11-20  .png

H25年度「ねじ製造技能検定(協会認定)」を実施
2014年03月05日    カテゴリ:05.資格制度委員会活動、日本ねじ工業協会検定報告 

 2月20日(水)一般社団法人日本ねじ工業協会によるH25年度「ねじ製造技能検定(協会認定)」が、関東地区、中部地区、関西地区の各試験会場で一斉に開催されました。2012年2月に初めての検定(協会認定)が行われて以来、今回で3回目の実施となりました。

 

 受検会場は、関東は機械振興会館(東京)、中部は愛知県産業労働センター(ウィンクあいち、名古屋)、関西は天満研修センター(大阪)です。

 

 それぞれの地区の受検者数は、関東地区31名、中部地区25名、関西地区57名の合計113名となりました。昨年比で6.6%の増加となりました。

 

 試験内容は、午前「実技試験」及び午後「学科試験」で、この実技試験では、作業試験(測定・作図試験)と要素試験(ペーパーテスト)の2種類を実施。そして要素試験は、作業別(ボルトフォーマー、ナットフォーマー、ローリング、タッピング)に選択制となっています。

 

 合格発表は、H26年3月18日(火)に一般社団法人日本ねじ工業協会のホームページで公表すると共に、合格者には受検者ご本人に郵送で通知する予定です。

 

 今回の試験について、協会の大磯専務の談話です。

「協会認定による3回目の検定試験を無事終えることができました。これは多くの検定員の皆様のご協力のおかげであり、このように検定(協会認定)が実施できたことに検定員並びに受検者を派遣いただいた会員企業の皆様に感謝申し上げます。これからも受検者はもとよりねじ製造企業の従業員の皆様のご期待に添えるように、検定試験を継続して実施してまいりますので、来年以降も多くの方の参加を期待しています。」

 

 3ヶ所どの会場とも、真剣に試験に取り組む姿が見られました。このうち関東地区の試験会場のスナップを撮りましたので、以下にご紹介いたします。

 

 関東地区会場の様子(実技試験)

attachment13.jpg

attachment11.jpg

試験開始前準備の様子

attachment06.jpg

名古屋で、ねじ製造業「職業能力評価基準」活用促進説明会を開催
2013年07月22日    カテゴリ:05.資格制度委員会活動、日本ねじ工業協会検定報告 

 一般社団法人日本ねじ工業協会 資格委員会(委員長:椿省一郎副会長)は、

2The Valuation basis of Vocational capability (nagoya).jpg

去る7月11日、名古屋において、ねじ製造業「職業能力評価基準」の活用促進に関する説明会を開催した。

 

 ねじ製造業「職業能力評価基準」は、ねじ製造業で働く従業員の技術・技能レベルの向上を目的としてもので、H22年度からH23年度にわたる厚労省の整備事業によって策定された。協会として資格委員会が全面的に協力しH23年度に完成したものである。

 

 当委員会では、引き続きH24年度に厚労省の普及促進補助事業の一環として、実際の企業へ適用するため一部の会員企業様のご協力を得て試行導入を行って来た。その試行導入に当たり「職業能力評価基準」にもとづいた「キャリアマップ」や「職業能力評価基準シート」と言ったツールを開発した。既にその内容についてはホームページに公開済みである。

http://www.fij.or.jp/topics/information/2013/04/17-282.html

https://www.hyouka.javada.or.jp/user/dn_standards_a9031.html

 

7The Valuation basis of Vocational capability (nagoya).jpg

 

 今回の説明会は以上の成果を協会会員企業に披歴し、これを機に一層の普及促進を図る狙いで開催したもので、名古屋の会場では、20数社の会員企業の社長及び総務人事担当役員の方々が熱心に受講した。

 

 

 尚、名古屋会場説明会に引き続き、今後は東京、大阪会場で同様の説明会が行われる予定である。開催日程と申込み締切日は以下の通り。

 

・東京会場 8月9日(木)14:30~  申込み締切日 7月31日(金)まで  

・大阪会場 12月5日(木)検討中  申込み締切日 後日ご案内

 

名古屋会場、当日のプログラム

プログラム内容は以下の通りであった。

 

14:30~14:40 開会挨拶

一般社団法人日本ねじ工業協会 副会長・資格委員長 椿省一郎

 

14:40~15:40 「ねじ製造業における職業能力評価基準とその活用について」

       三菱UFJリサーチ&コンサルティング 組織人材戦略部

            シニアコンサルタント 乾 靖志 氏

 

15:40~16:00 「ねじ製造業における具体的な活用促進事例紹介について」

       職業能力評価基準活用促進委員会委員 3名

 

 名古屋会場説明会の様子

 

 冒頭椿委員長は、「ねじ製造業の人材育成のために、職業能力評価基準の積極的な活用を」と呼びかけた。

 

 引き続き 乾講師からは、職業能力評価基準の目的や特徴、自社に導入し活用する方法やその留意点など、詳細にわたる説明が行われた。

3The Valuation basis of Vocational capability (nagoya).jpg

 

 

 また、H24年度の普及促進事業で開発した、普及促進ツール(キャリアマップ、職業能力評価シート)と導入マニュアルを紹介した。説明の中では、試行導入を経てねじ製造業で使えるように織り込んだ工夫や、実際の評価の過程で大切にしたいポイントなどについても説明が行われた。

← 乾講師

 ↓ 松本ナット工業株式会社様プレゼン    

4The Valuation basis of Vocational capability (nagoya).jpg

 

 最後に、職業能力評価基準活用促進委員会委員として協力していただいた企業を代表して、松本ナット工業株式会社様、株式会社互省製作所様、株式会社サンノハシ様からそれぞれの試行導入の取り組みについて紹介があった。各社の導入目的やその過程で明らかになった問題と対策、取り組み成果など、導入に取り組んだ立場から、それぞれに特徴のある取り組みの説明を聞くことができた。例えば、従業員の自己評価と上司評価のギャップの問題については、評価の判断基準を明示しつつ納得の行くまで対話をすることが成功に導く秘訣であるとの説明に、会場の参加者の皆さんもうなずいていた。

↓ 株式会社互省製作所様プレゼン    

5The Valuation basis of Vocational capability (nagoya).jpg

 取材してみて、これから職業能力評価基準を導入しようと考えておられる企業様も、既に自社の評価基準をお持ちの企業様にも、大いに参考になるねじ製造業「職業能力評価基準」であると感じた次第である。東京、大阪での説明会に是非とも参加していただきますようお願いいたします。

 

6The Valuation basis of Vocational capability (nagoya).jpg

 

 

 

 

 

←株式会社サンノハシ様プレゼン

 

 

 

以上

 

取材・記事 未来開発パブリシティ委員会事務局 高橋寛美

日本ねじ工業協会、平成24年度 ねじ製造技能検定講習会を開催
2012年09月07日    カテゴリ:05.資格制度委員会活動、日本ねじ工業協会検定報告 

 

 日本ねじ工業協会・資格委員会(委員長:椿省一郎副会長)は、昨年度に引き続き、平成24年度のねじ製造技能検定講習会を開催中である。開催場所は、東京、名古屋、大阪の3会場、開催日程は、各会場とも、8月22日、9月26日、10月24日の3日間である。受講生の参加人数は、東京44名、名古屋29名、大阪80名の合計153名となった。8月22日の初日には、各会場共に熱心に聴講する受講生の姿が見られた。

 協会では、技能検定制度構築を目指し、資格委員会事業として、一般社団法人日本ねじ工業協会認定による「ねじ製造技能検定(本年度も2級のみ)」を平成25年2月に実施する予定である。協会としての実績を積み上げ、いずれは国家検定としての認定取得を目指している。

 本講習会は、来年の「ねじ製造技能検定(協会認定)」を目指す人たちのために開催しているもの。昨年度と比較して、本年度の講習会の特徴は、新たにねじ製造技能検定(協会認定)の実技試験にも対応したカリキュラムも用意したこと、受講者の便宜をはかり、全カリキュラムの講習を、3日(3回)に分けて実施することにしたことにある。本講習会3日間の全カリキュラムを受講された参加者には修了証が発行される。

 以下に8月22日の各会場の様子を掲載します。

ねじ製造技能検定講習東京会場の様子 (1).jpg

東京会場の様子

 

名古屋会場の様子.JPG

                      名古屋会場の様子

 

大阪会場の様子.JPGのサムネール画像

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大阪会場の様子

 

 また、会場ごとのカリキュラムについては、以下の通り。

 H24ねじ製造技能検定講習会 東京会場カリキュラム.jpg

東京会場

 

H24ねじ製造技能検定講習会 名古屋会場カリキュラム.jpg

名古屋会場

 

H24ねじ製造技能検定講習会 大阪会場カリキュラム.jpg

大阪会場

日本ねじ工業協会の「ねじ製造技能検定」大阪会場の様子
2012年03月04日    カテゴリ:05.資格制度委員会活動、日本ねじ工業協会検定報告 

2月22日(水)に行われた日本ねじ工業協会による初めての「ねじ製造技能検定」の様子は、既にお知らせの通りです。大阪会場の様子が届きました。

大阪会場DSC06352(25%).jpg

大阪会場DSC06350(25%).jpg

大阪会場DSC06341(25%).jpg

以上は、金剛鋲螺横山様に撮影していただきました。

日本ねじ工業協会 初の「ねじ製造技能検定」を実施
2012年02月28日    カテゴリ:05.資格制度委員会活動、日本ねじ工業協会検定報告 

2月22日(水)日本ねじ工業協会による初めての「ねじ製造技能検定」が、東京・大阪・名古屋の試験会場で一斉に開催されました。

取材に当たった資格制度委員会支援担当の安藤リーダーから、記事が届いていますので以下に掲載します。
また、他の方々にも写真取材のご協力をいただきました。追って掲載いたします。ありがとうございました。

-----------------------------------
合計の参加人数は、受験者 33名、検定委員 32名

3ヶ所どの会場でも、受験者のみならず検定委員も初めてのことであるため、私語もなくピーンと張り詰めた緊張感のなかで進められた。

試験内容は、午前「学科試験」及び午後「実技試験」である。
この実技試験では、作業試験(測定・作図試験)と要素試験(ペーパーテスト)の2種類を実施した。そして要素試験は、作業別(ボルトフォーマー、ナットフォーマー、ローリング、タッピング)に選択制となっている。

受験者のコメント:
・試験内容はなかなかハイレベルであった。
・当社ではある特定のねじしか製造していない為、幅広い知識を要する問題に触れる機会はありがたい。
・受験した理由は、まずは自分が受験してみることで、今後の社員育成に活用していきたい。

検定委員のコメント:
・測定の試験では、受験者の一挙手一動に注意を払い、受験者に近づきすぎた為、受験者はやりづらかったのでは。
・当日の流れをもう少し分かり易く説明することで、次回からは運営がよりスムーズにできる。
・厳正且つ、公正公平な検定試験を実現できたと思う。

主任検定委員のコメント:
・異なる企業の方々と打ち合わせを重ね、準備を進め、いよいよ第一歩を踏み出せたことを大変嬉しく思う。
・協会認定から国家認定を目指すこの活動が、5年先、10年先のねじ業界全体の地位向上に必ず大きな力となると思う。

今後は、東京・大阪・名古屋の結果すり合わせを行い、3月中旬には協会のホームページに合格者を発表する。

最後に、受験会場の掲示物をみた一般の方がこう言ってました。
「ねじ製造の技能検定だって。すごくおもしろそう。うちの息子にも受けさせたいわ・・・。」

【資格制度委員会支援担当 安藤リーダー記】

東京会場の様子
初の「ねじ製造技能検定」 東京会場.jpg 

名古屋会場
初の「ねじ製造技能検定」 名古屋028.jpgのサムネール画像
    
初の「ねじ製造技能検定」023.jpg


名古屋会場 作業試験
初の「ねじ製造技能検定」 名古屋005.jpg

名古屋会場 作業試験
初の「ねじ製造技能検定」 名古屋016.jpg

 名古屋会場 真剣な表情!
初の「ねじ製造技能検定」 名古屋018.jpg

ねじの模擬検定が開催されました!
2011年10月31日    カテゴリ:05.資格制度委員会活動、日本ねじ工業協会検定報告 

 去る、10月26日、愛知県にて、ねじ製造技能検定実技試験の模擬検定が開催されました。(社)日本ねじ工業協会の資格委員会(委員長 椿省一郎副会長)が目指すねじ製造技能検定制度創設に向けた準備活動の一環で、検定を担当する委員20数名他、40名ほどの関係者が集まり、審査過程の模擬トライアル、審査基準、審査方法などについて点検を行いました。

椿委員長の趣旨説明
RIMG0712(30%).jpg

審査過程のトライアルの様子
RIMG0708(30%).jpgRIMG0705(30%).jpg

受験生役の模擬試験を審査する検定委員役の皆さんは、この後、審査基準、審査方法について真剣な討議を重ねていました。検定の実現まで大変な準備作業が予定されていますが、こうして一つ一つの準備作業を乗り越え、運営ノウハウのみならず、人を育てるノウハウが蓄積して行くことを実感しました。
(日本ねじ工業協会事務局)