日本ねじ工業協会 初の「ねじ製造技能検定」を実施
2月22日(水)日本ねじ工業協会による初めての「ねじ製造技能検定」が、東京・大阪・名古屋の試験会場で一斉に開催されました。
取材に当たった資格制度委員会支援担当の安藤リーダーから、記事が届いていますので以下に掲載します。
また、他の方々にも写真取材のご協力をいただきました。追って掲載いたします。ありがとうございました。
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合計の参加人数は、受験者 33名、検定委員 32名
3ヶ所どの会場でも、受験者のみならず検定委員も初めてのことであるため、私語もなくピーンと張り詰めた緊張感のなかで進められた。
試験内容は、午前「学科試験」及び午後「実技試験」である。
この実技試験では、作業試験(測定・作図試験)と要素試験(ペーパーテスト)の2種類を実施した。そして要素試験は、作業別(ボルトフォーマー、ナットフォーマー、ローリング、タッピング)に選択制となっている。
受験者のコメント:
・試験内容はなかなかハイレベルであった。
・当社ではある特定のねじしか製造していない為、幅広い知識を要する問題に触れる機会はありがたい。
・受験した理由は、まずは自分が受験してみることで、今後の社員育成に活用していきたい。
検定委員のコメント:
・測定の試験では、受験者の一挙手一動に注意を払い、受験者に近づきすぎた為、受験者はやりづらかったのでは。
・当日の流れをもう少し分かり易く説明することで、次回からは運営がよりスムーズにできる。
・厳正且つ、公正公平な検定試験を実現できたと思う。
主任検定委員のコメント:
・異なる企業の方々と打ち合わせを重ね、準備を進め、いよいよ第一歩を踏み出せたことを大変嬉しく思う。
・協会認定から国家認定を目指すこの活動が、5年先、10年先のねじ業界全体の地位向上に必ず大きな力となると思う。
今後は、東京・大阪・名古屋の結果すり合わせを行い、3月中旬には協会のホームページに合格者を発表する。
最後に、受験会場の掲示物をみた一般の方がこう言ってました。
「ねじ製造の技能検定だって。すごくおもしろそう。うちの息子にも受けさせたいわ・・・。」
【資格制度委員会支援担当 安藤リーダー記】
名古屋会場 真剣な表情!