会報ねじ

日本ねじ工業協会 TOP > 会報ねじ > 12.協会役員ご挨拶

12.協会役員ご挨拶

「ねじの日」に寄せて
2021年06月01日    カテゴリ:12.協会役員ご挨拶 

2021年「ねじの日」に寄せて

一般社団法人日本ねじ工業協会Mr.Tsubaki.png

一般社団法人日本ねじ研究協会

会長  椿 省一郎

  新型コロナウイルスの蔓延と全世界への感染症の急激な拡大が続き、ワクチン接種は追い付かず治療薬もない中で、感染拡大をおさえる手段は人と人との接触を極力控えるしかない状況が続き、人と物と情報の相互交流の大切さを改めて実感した1年余りでした。そして再び「ねじの日」を迎えました。

 この間、社会と経済に大きな影響があったばかりでなく、生活や働き方にも大きな変化がありました。 我々の職場においても、感染対策として3密回避、マスク着用、対面営業の自粛、会合・行事の中止と続き、代ってテレワーク、Web会議、そして他分野へのロボット展開、AI、DXの採用拡大となりました。

さてこのITを活用したデジタル化は、コロナ対策で早まりましたが、その利便性と有効性からさらに伸展するし、「新たな日常」として捉えておく必要があると思われます。同時に、対面対話や三現体験による知恵獲得の機会が減る可能性もあり、その対策も課題と考えられます。

確かにデジタル化は、過去の実績から現状分析し、正常異常や変化点の把握、そして未来予測については、想定内の条件下であれば、迅速・詳細かつ的確であり情報の共有化にも適していますが、想定外の場面では三現主義が大切で有効となります。

またWeb会議は移動のロスもなく、複数会場から同時に参加できる利点はありますが、発言場所が異なるためか場の空気は伝わりにくく、雰囲気が一つになって話が弾む生きた対話をする工夫が必要かと思います。

同時に「リアルの交流の意味と価値」を問い直し、その重要性を認識して、「リアルな接触の機会」も選択する時が来ていると思います。

 当協会としても、「新たな日常」の中で益々重要になってきている情報共有の場を、デジタルツールを活用したオンラインセミナーなどで、その在り方を模索しつつ実現させていきたいと考えています。

 たとえどんな時代が来ようとも、「ねじ」はあらゆる産業で必要不可欠な締結部品として重要な役割を担い、需要産業の品質向上及び安心・安全に貢献してきており、これからも日本のものづくりを支えていかなければなりません。まさに「この世はねじでできている」です。

 改めてこの「ねじの日」に、ねじ業界に携わる我々がその誇りを顧み、ねじの重要性を再認識し正しく評価される機会に出来ればと思います。

 そして「新たな日常」では、ITツールを積極的に活用し、需要業界からの高度なニーズを素早く捉え、我々ねじの製造業者と流通業者が連携を密にして車の両輪のごとく協力し合い切磋琢磨することが出来ればと思っておりますので、今後とも皆様からの更なるご支援、ご協力を心からお願い申し上げる次第です。

 最後になりましたが、皆様方の今後の更なるご発展並びにご健勝、また一日も早くコロナ感染が終息することを心よりご祈念申し上げて、「ねじの日」のご挨拶とさせていただきます。

 

以上

 NejiLogo 2021-06-01 8.04.12.png

日本ねじ工業協会 大磯 義和専務理事 退任ご挨拶
2021年05月26日    カテゴリ:12.協会役員ご挨拶 

 去る5月20日に開催されました、「日本ねじ工業協会」総会にて専務理事を永年努められました大磯義和さんが退任されました。大磯義和さんは10年に亘り「日本ねじ工業協会」の専務理事として活躍をされ業界に多大なる貢献をされました。改めて永きに亘り協会の運営に御尽力を賜りました事を厚く御礼申し上げます。

 退任にあたり「10年の思い出」をお預かりしたので御紹介させて頂きます。

(副会長・専務理事代行 藤田守彦)

 

 

M r.Y.Oiso.png

令和3年(2021)5月31日
大磯 義和

ねじ協と共に10年

 

 



15年前の筆者
  
私は、平成22年(2010)4月1日、社団法人日本ねじ工業協会(以下、ねじ協という。)に入社し、同年5月27日開催の第50回総会にて専務理事を拝命し、令和3年(2021)5月20日開催の一般社団法人日本ねじ工業協会第9回社員総会にて専務理事を退任し、同年5月31日をもってねじ協を退職しました。


 私は、経済産業省を退職すると同時に、日本ねじ研究協会(以下、ねじ研という。)に入社し、専務理事を拝命して5年が経過した2009年に世界経済不況(リーマンショック)に見舞われました。それまでは右肩上がりの好景気が続いていましたので、誰もが驚く景気低迷に入ったのです。ねじ業界にも大変な逆風が吹き荒れました。その結果、団体運営もかなり厳しくなり、共通経費である人件費の削減が余儀なくされる状態に陥りました。当時の団体役員である正副会長が出した結論は、ねじ協とねじ研の専務理事の兼務でした。

 私がねじ協の専務理事を受けて早10年、会員の皆様のご指導・ご協力を頂いて取り組んだ委員会・部会の様々な事業を思い出します。その中の印象に残る幾つかを紹介すると、資格委員会の"ねじ製造技能検定制度"創設に始まり、国際委員会の"五地域ねじ協会交流大会"からの退会"と日独交流"の始まり、技術委員会のJIS/ISOの六角ボルト・六角ナットの整合問題などがありました。

 リーマンショックから10年が経ち、世界経済の立ち直りが見えた矢先にコロナショックが来ました。東京オリンピック・パラリンピックも1年延期となり、2021年も引き続き世界経済が停滞することが危惧されます。良いこと悪いことが交互にやってくる世の中とはいえ、一日でも早く感染拡大が終息することを願うばかりです。

 ねじ協と共に10年、退職に当たっての思いを述べさせていただきました。

 縁あってどこかでお会いすることもあろうかと思いますが、その節は宜しくお願い致します。会員の皆様、長い間お世話になりました。

以上

 

 

 

 

創立60周年実行委員会 藤田守彦委員長より年頭のご挨拶
2021年01月10日    カテゴリ:12.協会役員ご挨拶 

年頭ご挨拶

 

 

日本ねじ工業協会
未来開発パブリシティー委員会
創立60周年実行委員会
委員長 藤田守彦

 

 

新年明けましておめでとうございます。皆様には御健やかに新しい年を御迎えになられた事と御慶び申し上げます。

また、日ごろは「会報ねじ」に御投稿、御愛読賜りましてありがとうございます。

改めて言うまでもなく昨年はコロナウイルスに翻弄され大変な一年となりました。

正直一年も経てば落ち着き、終息すると安易に思っておりましたが、全くその気配もなく益々深刻な状況となって参りました。パブリシティー委員会としても「コロナ禍アンケート」を実施して会員各位に情報発信をして参りました。今後もさらなる情報発信をして会員皆様の御役に立てる事が出来ます様活動して参ります。

 さて今年度は日本ねじ工業協会創立60周年になります。2020年11月11日に記念式典を行うべく準備をして参りましたが、コロナ禍影響により本年3月26日に延期を余儀なくされました。

この60周年は祝宴を開催するのが目的ではなく、次の70年、80年、そして100年を目標に更なる進歩、変革を遂げる事であり、2年前より会員アンケート、インタビュー、座談会を実施し会員各位の協会に対する期待も明確になりました。

 3月26日の式典では椿会長より「日本ねじ工業協会変革」について発表が有り、続いて記念講演を西精工株式会社 西社長様にして頂きます。

コロナ禍の中ではありますが、会場の「安全・安心」を担保して行いますので、会員の皆様には多くの御出席を御願い致します。

-------------------------------------------------------------------------------------

  日本ねじ工業協会創立60周年 記念式典
    
  日 時  2020年3月26日  午後2時より
          
  場 所  品川 グランドプリンスホテル新高輪
          国際パミール館 「北辰」

-----------------------------------------------------------------------

以上

椿会長 2021年 年頭所感
2021年01月05日    カテゴリ:12.協会役員ご挨拶 

Mr.Tsubaki.png2021年 年頭所感

 

一般社団法人日本ねじ工業協会
会 長  椿  省一郎

 

新年を迎え、心よりお慶び申し上げます。
 

昨年は、新型コロナウイルス感染症が、経済のグローバル化が進展する中での流行であり、瞬く間に全世界に広がり、経済・消費活動は大収縮し、世界中の景気がほぼ同時に急激に悪化しました。
当協会では感染予防を優先して、会員が出席を要する活動を中止または延期し、会合はオンラインで開催するばかりで、会員の皆様方にとりましては直接会って交流する機会もないという不活発でご不満な一年であったと思いますが、皆様方からの多大なるご高配とご理解を賜りましたことを厚く御礼申し上げます。

今年の世界経済は、自国主義の台頭が気掛かりですが、各国の大胆な財政、金融政策で持ち直しが期待される一方で、根本的な感染対策が確立されるまでは感染再拡大の懸念から経済活動は抑圧的になり景気拡大のスピードやタイミングを測ることは難しい状況が続くと思われます。
しかし、そうした先行き不透明の中にあっても、技術革新の波は、確実に怒涛の勢いで押し寄せてきています。例えば、自動車はC(つながる)A(自動運転)S(共有)E(電動化)、流通はネットショッピングやキャッシュレス化、輸送手段にドローンを使う、IOTでは地球の裏側の機械設備や物の動きのみならず人の動きまで瞬時に把握する時代が訪れようとしています。
そうした中でのWithコロナという新常態で、新たな需要が喚起され、技術革新との相乗効果で、新たな経済活動が進展する年とも考えられます。

 2020年度は当協会創立60周年を迎えた記念すべき年であり、新たな出発の年と考えています。延期した記念式典は本年3月26日に予定していますが、その準備段階で改めて会員の皆様の声を聴き、これを機に改革に取り組み、日本で唯一の全国組織としてご期待に添えるよう変革し、そして新たに開始する協会活動についても、次世代を担う若手の方々にも魅力を感じて貰え、会員の皆様に必要とされる事業を推進して参る所存です。引続きご協力を賜り、積極的なご参加よろしくお願い申し上げます。

 最後になりましたが、皆様方の今後の更なるご活躍とご健勝、また一日も早くコロナ感染が終息することを心よりご祈念申し上げて、新年のご挨拶とさせていただきます。

 

以上

 

椿会長より、日本ねじ工業協会創立60周年記念式典延期のお知らせ
2020年06月06日    カテゴリ:12.協会役員ご挨拶 

2020年6月吉日

(一社)日本ねじ工業協会

   会員の皆様

(一社)日本ねじ工業協会

会長 椿 省一郎

 

 

「日本ねじ工業協会創立60周年記念式典」日程変更の件

 

拝啓 初夏の候 ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

平素は 当協会活動に御理解と御協力を賜り厚く御礼申し上げます。

 

さて中国武漢に端を発した「COVID-19 コロナウイルス」による感染症拡大は世界中に蔓延し 未だ終息の目途が見えない状況にあります。

そうした中 会員各社様におかれましては様々な対応をされておられると拝察致しますが、国及び地方自治体からも様々な緊急経済対策が示されており、それら支援策について協会としてお役に立てることはないかとアンケートを送付させて頂きました。また支援策の他でもお困り事が有りましたら事務局までご連絡を頂戴できれば幸甚に存じます。

 

さて当協会創立60周年記念式典を本年(2020年)11月11日に挙行するべく「創立60周年記念委員会」で準備をして参りましたが、記念式典を行う為には「COVID-19 コロナウイルスによる感染症拡大の終息宣言」が大前提と思っております。さらには御招待する方々の「安心・安全」が担保されていなければなりません。つきましては記念式典を本年度内で年度末ぎりぎりの下記日程に変更致しますので御了承の程、宜しく御願い申し上げます。

敬具

 

 

日 時   2021年(令和3年) 3月26日金曜日 13時より

 

場 所   東京品川 「グランドプリンスホテル高輪」

 

 尚、同時期までに「COVID-19 コロナウィルスの終息」がみられない時は

 改めて開催日時等を検討致します。

 

2020年6月1日 「ねじの日」に寄せて
2020年06月01日    カテゴリ:12.協会役員ご挨拶 


2020年「ねじの日」に寄せて

一般社団法人日本ねじ工業協会Mr.Tsubaki.png
会長  椿 省一郎

 新型コロナウイルスの発生と全世界への急激な感染症の蔓延は、しかもワクチンも治療薬もない中での対処として、人と人との交流遮断が唯一の感染拡大をおさえる手段となっている状況におかれてみて、人と物と情報の相互交流の重要性を改めて認識する機会となりました。

 ねじは、あらゆる分野で使用され役立っている基礎部品であり、なくてはならないものです。まさに「この世はねじでできている」です。それだけにその需要と供給をつなぐ人・物・情報の相互交流は、ねじ産業の血流とも言え、その量・質・速度・頻度・鮮度・密度・確実性が盛衰を左右します。

本年6月1日「ねじの日」は、ねじ業界に携わる我々がその重要性を鑑み、これからの相互交流の在り方、たとえば人・物・情報の相互交流のパイプを太くする、重層化する、複線化する、ネットワークを組む、多拠点化する、手段を変える、多岐化する、複数化するなどを改めて考えてみる日に出来ればと思います。当協会としても、外出自粛の折、情報共有が益々重要となってきており、諸課題への対策検討などは、デジタルツールを活用したWeb会議を主催するなどしていかなければならないと思います。
 
 さて、たとえどんな時代が来ようとも、「ねじ」はあらゆる産業に必要不可欠な締結部品として重要な役割を担っており、これからもお客様からの高度な要求に応えながら、引き続き日本のモノづくりを支えていかなければなりません。そこで求められてくるのは、これからの時代を支える人材の質を高めるための「人づくり革命」、さらなる生産性を高めるための「生産性革命」、情報収集/発信をして情報共有するための「デジタル革命」が不可欠となると考えます。その中にあって当協会が、皆様から常に必要とされる業界団体であるためには、会員の皆様のためにどのようなサービスを提供すべきかを模索していければと思っておりますので、今後とも皆様からの更なるご指導、ご鞭撻を心からお願い申し上げる次第です。

 最後になりましたが、皆様方の今後の更なるご発展並びにご健勝、また一日も早くコロナ感染が終息することを心よりご祈念申し上げて、「ねじの日」のご挨拶とさせていただきます。

椿会長 2020年 年頭所感
2020年01月06日    カテゴリ:12.協会役員ご挨拶 

2020年 年頭所感

一般社団法人日本ねじ工業協会

会 長  椿  省一郎

 

Mr.Tsubaki.png

 新年を迎え、心よりお慶び申し上げます。

 平素より当協会の諸活動に対して、多大のご支援ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

 昨年も「九州北部の豪雨」「台風15号、19号」など大規模な自然災害にたて続けに見舞われました。被災者の皆様に心からお見舞い申し上げると共に、一日も早い復旧・復興をご祈念申し上げます。

 さて、世界は、政治、経済、社会、軍事、環境などあらゆる面で変革の時代を迎え、その変革の潮流は渦巻いていて、何処へ向かうのか予測不可能な時代に突入したと思われます。例えば、経済面では米中貿易摩擦が、拡大・長期化の様相を呈してきており、その影響による中国の景気失速はじめ懸念材料は多く、持ち直しが期待できる兆しが見えない状況かと思います。

 そうした先行き不透明の中にあっても、技術革新の波は、確実に怒涛の勢いで押し寄せてきています。

 例えば、自動車は100年目の大転換点【C:コネクテッド(つながる)、A:オートノマス(自動運転)、S:シェアリング(共有)、E:エレクトリシティー(電動化)】に突入し、流通システムにネットショッピングやキャッシュレスが実現し、輸送手段にドローンを使う実用研究に入り、IOTでは地球の裏側の機械設備や物の動きのみならず人の動きまで瞬時に把握する時代が訪れようとしています。

 こうした変革にどう対処するか、企業にとりまして舵取りの極めて難しい時代を迎えていると思われます。当協会としましては、皆様と情報交換を蜜にし、協会の立場で取組むべきことを模索して参りたいと思いますので、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

 本年当協会は創立60周年を迎えます。記念すべき年であり、未来開発パブリシティ委員会が中心となり、60周年記念事業の企画提案を担当して準備を進めています。新たな出発を迎えるにあたり、次世代を担う若手の方々が魅力を感じ、会員の皆様に必要とされる事業へと繋げられるよう企画して参りますので、積極的なご参加をよろしくお願いいたします。

 また資格委員会によるねじ製造技能検定事業の推進や、来年にドイツねじ協会が訪日予定の日独交流について本年は新たな交流形式を確立するための準備作業を開始するなど、これまで実施してきた事業を引き続き着実に進めていきます。

 これからも皆様からのご支援をいただきながら、全会員の方々が是非参加したいと思っていただける事業を推進して参りたいと考えておりますので、宜しくお願い申し上げます。

 最後になりましたが、皆様の益々ご活躍とご健勝を祈念いたしまして、新年の挨拶とさせていただきます。

以 上

2019年「ねじの日」によせて
2019年05月31日    カテゴリ:12.協会役員ご挨拶 

2019年「ねじの日」によせて

一般社団法人日本ねじ工業協会
会 長  椿 省 一 郎

 令和元年、新しい御世の幕開けを平成両陛下への感謝の気持と令和天皇への信任を感じつつ平穏に迎えることができたこと、国民の一人として有難く思うと共に、令和(Beautiful Harmony)という元号の通り、うつくしく和やかな時代となって欲しいと念願します。さて令和の時代をどのように予測されるでしょうか。

 令和となっても国内の産業構造面では決して平穏といえず、少子高齢化は深刻度を増すばかりでしょうし、世界に目を転じると大変革の時代を迎えていると感じます。平成は東西冷戦が終わった年に始まり、多極化グローバル化のなかで13億人の中国が世界市場に台頭し、相対的に日本の国力や経済力が低下し、また第4次産業革命が始まり、加速度のついた技術革新のスピードに、いまや日本は遅れをとりつつあります。

 新時代では、AI,IOT、ビッグデータなどの革新的技術が社会基盤までも変革し、人も物も、その全ての面での状態や動き、内外面の微細な変化、置かれた環境条件までもが瞬時にデータ化され、蓄積された過去のデータと共に集計加工され、そして良くも悪くも利用出来ます。まさに監視社会であり、AIが人手に置き換わる社会の出現です。AI世界を制したものが、新時代をリードすることも考えられます。

 ねじ製造の世界もAIで、蓄積されたデータと共にリアルタイムで生産工程(人、設備、材料、方法)の条件や状態と変化のデータが把握でき、活用されるようになるでしょう。また実際に締結されている1本1本のねじに掛かっている負荷と状態、外力とその変化なども瞬時にデータとなって入手可能となる日も遠くないとも感じます。そこでは締結体の設計基準も変わるでしょうし、ねじに要求される仕様も変わる可能性大です。

 そうした時代の到来を目前に控えて、ねじ業界としての先進の情報収集することも必要と思います。先日の調査でも、協会に期待する活動のトップは、今後の業界動向に関わる情報交換であり、その為のネットワーク作りでした。そのような意図もあり、先進のドイツとの交流を推進することにしています。

 また2019年度の協会の事業では、これまでに8回実施され累計で377名の方が合格されているねじ製造技能検定事業、7月のプレス・板金・フォーミング展(MF-TOKYO 2019)への出展、2020年の協会創立60周年記念事業の準備、政府が創設した外国人材の活用制度への対応や女性活躍・高齢者活用など人材に関する事業などを推進することにしています。今後とも業界と協会の発展の一助となるよう努力して参りたいと思います。 

 ねじは、あらゆる分野で使用され役立っている基礎部品であり、なくてはならないものです。まさに「この世はねじでできている」です。6月1日を迎え、「ねじの日」が、ねじの正しい評価を一層広める機会となり、またねじに携わっていることの誇りを改めて思い起こす日となることを祈念します。

 最後になりましたが、会員をはじめねじ産業に関係する皆様方のご発展並びにご健勝を心よりご祈念申し上げて、「ねじの日」のご挨拶とさせていただきます。

6月1日ねじの日によせて(椿会長)
2018年06月01日    カテゴリ:12.協会役員ご挨拶 

2018年「ねじの日」によせて


一般社団法人日本ねじ工業協会

会 長  椿 省 一 郎

 

 日本経済は、いまや名目GDPは過去最大の551兆円に拡大し、一方少子高齢化もあり直近の有効求人倍率は1.58倍と44年ぶりの高水準となるなど人手不足は深刻度を増しています。

次のステップにジャンプするには、更なる拡大を担える人材の質を高める「人づくり革命」と生産性を高める「生産性革命」が不可欠です。

 そうしたなか第4次産業革命とも言えるAI、IOT、ビッグデータ、ロボットなど革新的技術が、あらゆる産業や生活に取り入れられ大きく変わろうとしています。国でも企業でも、「人づくり」と革新的技術を活用した「生産性革命」の二本柱が欠かせません。ねじ産業も例外ではありません。


 当協会では、ねじ産業の未来を展望し、「人づくり」の重要性を鑑み、その機会を提供し
一端を担えればと、昨年度も会員の自主的参加による様々な活動を推進して参りました。 


 ねじの重要性を広くPRして社会の理解を深め、ねじ産業従事者のモチベーションの向上に
資することを目的に、東京ビッグサイトで7月に開催された「プレス・板金・フォーミング展(MF-Tokyo2017)に出展し、「いつだって、どこだって解決する"ねじ"」をテーマとし、さまざまな分野で活躍する"ねじ"の世界を紹介し、1,400名を超えるブースへのご来場を頂きました。


 ねじ製造技能検定事業では、ねじ製造に携わる方々の知識・技能の向上と職業能力の
適正評価を目的に、東京、名古屋、大阪の3ヶ所で各3回の講習会を開催し132名が受講され、本年2月の7回目の協会認定検定試験では129名が受検され59名が合格されました。

 また技術面では、技能講習会や圧造スクールの開催、日本ねじ研究協会との連携事業を通じて技術力の更なる向上をはかりました。

 
 10
月には五地域ねじ協会交流大会を札幌で開催し、日本を含め121名が参加しました。
今回の主催者である当協会から「協会について相互理解を深める」ことと「参加者個人の交流を図る」の2点を提案し、前者では当協会の委員会活動の一部を紹介、後者では五地域のメンバーが混じって同席し、自己紹介や会社紹介など言語の障害を乗り越えて交流する初めての機会を提供しました。

 
 さらに10月下旬にはドイツねじ協会の訪日団を迎え相互の情報交換や企業訪問を行い、
また今後の交流と協力関係の継続を確認し友好な関係を築くスタートとなりました。

 

 今後とも夫々の活動の目的と目標を見定めて業界と協会の発展、そして人づくりの一助となるよう努力して参りたいと思います。 

 
 ねじは、あらゆる分野で使用され役立っている基礎部品であり、なくてはならないものです。
まさに「この世はねじでできている」です。

 6月1日を迎え、「ねじの日」が、ねじの正しい評価を一層広める機会となり、またねじに携わっていることの誇りを改めて思い起こす日となることを祈念します。

相澤会長 平成27年 年頭所感
2015年01月05日    カテゴリ:12.協会役員ご挨拶 

Chairman Aizawa1.jpg

     

      平成27年 年頭所感

一般社団法人日本ねじ工業協会
 会 長  相 澤 正 己

 

平成27年の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。
 昨年5月に6年間会長を務められた前竹中会長のご勇退に伴い、ご指名により会長職を拝命致しました相澤でございます。 さて、昨年は4月の消費税増税前の駆け込み需要により、3月までの消費は一時的に増加致しましたが、4月以降はとたんに消費者の財布の紐は固くなったようです。日本経済はアベノミクスを支える成長戦略を推進するために、政府・日銀の金融緩和政策により「円安」、「株価高」は進行していますが、本来これにより目指した「輸出拡大」と「消費拡大」は期待できる状況ではなく、デフレ脱却、税の増収、財政の健全化見通しも十分とは言えません。そして政府や有識者の予想に反し、GDPはプラス基調を持続せずにマイナスへと転じ、安倍総理大臣は今年10月に行われる予定であった消費税10%への増税を1年半延期することを決断しました。

 ところで今年の世界経済の予測を見てみますと、国際通貨基金(IMF)は昨年10月発表の世界経済見通しで、今年の世界経済成長率は3.8%まで上昇すると発表しております。先進国(地域)の成長見通しは2.3%を見込んでおり、主要国では米国が3.1%、中国が7.1%、ユーロ圏1.3%、ASEAN諸国5.4%、そして日本は0.8%となっています。また某銀行発表の今年の業界別見通しでは、我々の業界と関連している製造業で前年比増益と見込まれているのは、総合重機、自動車、産業機械、工作機械、運輸、建設としていますが、消費税増税の延期が日本経済にどう影響するのか注視しなくてはならないでしょう。 

 さて協会の事業に目を向けてみますと、重点事業の一つとして行っているねじ製造技能検定制度では、昨年開催した検定受験者向けの講習会には144名もの会員が参加され、2月には4回目を迎える2級検定試験を実施いたします。この検定制度については、講習会用テキストの見直し・充実に取り組むとともに、会員外の希望者も対象に機会を提供するなどの改善を図ってまいります。また未来開発・パブリシティ委員会では、今年7月に一般社団法人日本鍛圧機械工業会と日刊工業新聞社が主催する「プレス・板金・フォーミング展」への出展と、今年迎える当協会創立55周年にあたり、50周年事業の時に好評だった有識者によるフォーラム講演会及び次世代を担う管理職及び中堅リーダーによる参加型ワークショップの開催に向けての準備、また技術委員会と協調したJIS六角ボルト・ナットの規格改正周知活動などを引き続き進めてまいります。国際委員会では、海外五地域のねじ生産企業を会員とする団体との国際交流が今年は香港で開催が予定されており、有意義な実のある国際活動に取り組みます。今年も引き続き委員会・部会活動に皆様のご意見・ご要望を反映しながら推進してまいりたいと考えております。

 最後になりましたが、会員の皆様方並びに関係各位のご健勝とご発展を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。