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日本ねじ工業協会 大磯 義和専務理事 退任ご挨拶

2021年05月26日

 去る5月20日に開催されました、「日本ねじ工業協会」総会にて専務理事を永年努められました大磯義和さんが退任されました。大磯義和さんは10年に亘り「日本ねじ工業協会」の専務理事として活躍をされ業界に多大なる貢献をされました。改めて永きに亘り協会の運営に御尽力を賜りました事を厚く御礼申し上げます。

 退任にあたり「10年の思い出」をお預かりしたので御紹介させて頂きます。

(副会長・専務理事代行 藤田守彦)

 

 

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令和3年(2021)5月31日
大磯 義和

ねじ協と共に10年

 

 



15年前の筆者
  
私は、平成22年(2010)4月1日、社団法人日本ねじ工業協会(以下、ねじ協という。)に入社し、同年5月27日開催の第50回総会にて専務理事を拝命し、令和3年(2021)5月20日開催の一般社団法人日本ねじ工業協会第9回社員総会にて専務理事を退任し、同年5月31日をもってねじ協を退職しました。


 私は、経済産業省を退職すると同時に、日本ねじ研究協会(以下、ねじ研という。)に入社し、専務理事を拝命して5年が経過した2009年に世界経済不況(リーマンショック)に見舞われました。それまでは右肩上がりの好景気が続いていましたので、誰もが驚く景気低迷に入ったのです。ねじ業界にも大変な逆風が吹き荒れました。その結果、団体運営もかなり厳しくなり、共通経費である人件費の削減が余儀なくされる状態に陥りました。当時の団体役員である正副会長が出した結論は、ねじ協とねじ研の専務理事の兼務でした。

 私がねじ協の専務理事を受けて早10年、会員の皆様のご指導・ご協力を頂いて取り組んだ委員会・部会の様々な事業を思い出します。その中の印象に残る幾つかを紹介すると、資格委員会の"ねじ製造技能検定制度"創設に始まり、国際委員会の"五地域ねじ協会交流大会"からの退会"と日独交流"の始まり、技術委員会のJIS/ISOの六角ボルト・六角ナットの整合問題などがありました。

 リーマンショックから10年が経ち、世界経済の立ち直りが見えた矢先にコロナショックが来ました。東京オリンピック・パラリンピックも1年延期となり、2021年も引き続き世界経済が停滞することが危惧されます。良いこと悪いことが交互にやってくる世の中とはいえ、一日でも早く感染拡大が終息することを願うばかりです。

 ねじ協と共に10年、退職に当たっての思いを述べさせていただきました。

 縁あってどこかでお会いすることもあろうかと思いますが、その節は宜しくお願い致します。会員の皆様、長い間お世話になりました。

以上