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04.委員会・部会の動き、支部の動き

関東支部懇談会工場見学会を開催
2019年01月22日    カテゴリ:04.委員会・部会の動き、支部の動き 

日本ねじ工業協会 関東支部(佐藤義則関東支部長)では、2018年12月13日(木)に、
関東支部懇談会として新日鉄住金㈱ 君津製鉄所並びに当協会 賛助会員 松菱金属工業㈱
君津事業所の工場見学会を実施しました。
また、終了後、忘年会を開催し意見交換も行いました。
 

 当日は神奈川県の川崎駅に、37名が12時00分に集合の上、貸切バスに乗車して
同社 君津製鉄所に向け出発をしました。
 

 新日鉄住金㈱君津製鉄所は、首都圏の鉄鋼生産拠点として1965年に創業し、1968年の
第一高炉火入れとともに銑鋼一貫生産体制を確立し、最新鋭の技術・設備を導入した、
板製品、薄板製品、棒線製品、形鋼製品、鋼管製品、コークス・化成製品など幅広い
種類の製品を高品質で効率的に製造する同社の中核製鉄所とのことです。
また環境保全活動や省エネ、資源リサイクルなどにも積極的に取り組み地域社会の発展にも
貢献しているとのことです。
なお2019年4月に新日鉄住金は日本製鉄に社名変更されます。
 

 バスは、東京湾アクアラインを通って海ほたるを通過し1時間程で、千葉県の同社
君津製鉄所 本館に到着、展示スペースを通って参加者全員が会議室に着席しました。
そして同社 君津製鐵所 工程業務部 線材工程室長 兼 線材部 主幹 木村 仁一 様の進行で
見学会がスタートとなりました。先ず初めに会社紹介ビデオを拝見した後、パワーポイントによる
事業所の概要並びに見学概要について説明を受けました。
そして、いよいよ見学用の作業服に着替え工場へと出発しました。
君津製鉄所は東京ドーム220個分もある広大な敷地面積を有しており工場内の移動には
今回我々が乗り合わせた貸切バスを利用しました。説明によると工場で働く職員の
ほぼ全員の方々が一旦職員用バスターミナルに来た上で、そこからそれぞれの自分の
働く工場へ構内バスで出勤するそうです。
確かに工場内は沢山の職員用バスが走っていました。

初めの見学は高炉からでした。お立ち台と呼ばれる天皇陛下がご視察された時に設置した
見学場所から第4高炉を見学しました。このお立ち台では高炉から次の製鋼工程へ銑鉄を運ぶ
トーピードカーと呼ばれる鉄道も間近で見ることができました。なお、このお立ち台は構内で
唯一写真撮影が出来る場所となっており、全体で記念写真の撮影も行いました。
この写真は帰るまでに参加者全員に配れられました。
次の視察は、お立ち台よりバスで10分程走った線材工場であり、先ず線材の製造工程について
ビデオを使った説明を受けた後、工場内では2班に分かれて、実際に真っ赤に加熱したビレットと
呼ばれる鋼片から巻き取られた線材になる迄の圧延工程について、およそ1㎞歩いての見学となりました。
君津製鉄所の線材ラインは4ライン同時に線材圧延が可能であり、この4本というのは新日鉄
住金の製鉄所の中で唯一とのことでした。
NIPPON STEEL & SUMITOMO METAL KIMITSU WORKS pic.jpg
               新日鉄住金㈱ 君津製鉄所にて(全体写真)

 


見学終了後再び、同社の本館に戻ってきました。
本館に到着すると会議室の入り口では、次の視察先松菱金属工業㈱の多くの方々にお出迎え
いただきました。
 

 松菱金属工業㈱は1947年の創業以来、鉄鋼二次製品である磨棒鋼、冷間圧造用鋼線から
冷間鍛造品を主とした素形製品へと製造・営業品目の拡大を図ってきており、主要需要分野の
自動車産業をはじめ各種機械・機器メーカーのニーズに応えるため、新日鐵住金㈱の特殊鋼棒線
加工拠点として、連携して技術開発・革新を進めてきているとのことです。
 

 会議室に着席し先ず同社 取締役社長 赤松將雄 様からの挨拶並びにパワーポイントによる
会社概要の説明を受けた後、同社 常務取締役 玉川 良彦 様からの事業概要について説明がありました。
その後、再び同じバスに乗車して、次の見学先 同社 君津事業所に向け出発しました。
本館からバスで5分も走ったところに君津事業所はあり、工場内は同じく2班に分かれての見学となりました。
今回、製鋼所からの線材搬入から始まり酸洗い、焼鈍、伸線、検査、出荷までほとんどの工程を
見せて貰うことが出来ました。見学では、複数の伸線機を見せていただくなど多種多様な
顧客ニーズに対応され、非常に高品質で高精度な線材の提供が、日本のねじの高度化を
支えているということを実感することが出来ました。
また同社は新たに埼玉県の飯能に新工場建設の予定を発表されており、さらなる発展が
期待されています。
 

 全ての見学会終了後、全員で再びバスで忘年会のために川崎駅に向かいました。
到着後、忘年会場の川崎日航ホテル前で工場見学のみ参加の方々をお見送りした後、会場への
入場の際に出席者同士の新たな関係を作っていただくため、出席者21名の方々にくじを引いて貰い
ランダムに席順を決め、副会長の待つ3つの丸テーブルに分かれて着席していただきました。
なお、意見交換のため、松菱金属工業㈱より、同社 社長と共に今回の視察の企画をご担当
いただいた同社 取締役 日置 慶太 様にもご参加いただきました。
 

 忘年会は、同ホテルの宴会場で18:00からの開始となり、初めに佐藤義則関東支部長からの挨拶並びに乾杯で開宴となりました。忘年会は出席者同士の活発な情報交換の場となり、和やかな雰囲気と笑いの中で交流も進み、宴は盛り上がりをみせることとなりました。VICE CHAIRMAN Yoshinori_Sato.JPG

 そして閉会の挨拶には、髙須 俊行副会長が立ち、当日出席された皆様並びに会員企業・協会の発展を祈念して一本締めで終了・解散となりました。 

 今回の関東支部懇談会では、個人的には折角 アクアラインを通ったので観光も兼ね海ほたるで途中下車出来れば出席された方々に喜んでいただけたのではないかと感じました。 

 最後に、至らぬ点も多々ありましたが、出席された皆様並びに関係者の方々のおかげで、なんとか無事に、そして非常に有意義に関東支部懇談会(忘年会)を終わらせることが出来感謝申し上げる次第です。本当に有難うございました。

(文責 事務局 荻上 和彦)

 

 

  


忘年会冒頭で挨拶する佐藤義則 関東支部長

関東支部が工場見学研修と懇親会を実施!
2018年12月05日    カテゴリ:04.委員会・部会の動き、支部の動き 

日本ねじ工業協会 関東支部(佐藤義則関東支部長)では、11月23日(金)の勤労感謝の日に、祝日にも拘わらず33名もの方々が参加して、研修会として工場見学を実施しました。また、終了後、懇親会を開催し意見交換も行いました。

  当日は埼玉県のJR高崎線 本庄駅に、直接見学先に向う3名を除いた、佐藤義則関東支部長を含む30名が13時30分に集合の上、貸切バスに乗車して研修会に向け出発をしました。バスの中では関東支部長から参加のお礼並びに開催趣旨などについてご挨拶がありました。

 最初の研修は「クリクラ」というブランドで、㈱ナック(東証1部上場)が運営する宅配水サービスの一般見学施設「クリクラミュージアム」(直営プラント:本庄工場)の見学でした。このクリクラミュージアムの見学では、クリクラの紹介DVDを鑑賞後、世界49ヶ国2,000本以上のミネラルウォーターの展示を見学し世界の水事情やその歴史などについて説明を受けました。続いて業界最速の生産速度といわれるクリクラの宅配水の製造工程(ガロンボトル約16万本を格納できる全自動倉庫含む)を見学。最後にクリクラ水と薬品を使った塩素濃度の実験を行って見学の全行程が終了しました。終了後にはお土産としてクリクラのペットボトルと実験に使用した薬品が全参加者に配られました。

  ≪その他の展示/説明≫

   ・地中熱を利用し一年を通して外気温に関わらず施設内温度の一定化を実現した「クールチューブ」について

   ・本施設建設中に出土した古代土器の展示

   ・1億年前の水が閉じ込められた国内最大級の直径195.6mm の水晶玉の展示

 このクリクラ本庄工場では、見学ラインは全て自動化されており工場内では全く人間を見ることはありませんでした。また実際に使用する水は水道水を逆浸透膜でろ過して塩素除去しているとのことで湧水等を使っていないことには驚かされました。

  さて、クリクラ本庄工場を出発してバスでおよそ10分程度走ったところに、この日の研修のメインイベント ㈱サトーラシ 児玉工場があり、到着予定の15時30分より15分程遅れての到着となりました。同社事務所入口では同社役員の方々に盛大にお出迎えいただきました。

 ㈱サトーラシ 児玉工場(佐藤義則社長(関東支部長))は、1974(昭和49)年6月に操業を開始し、特殊製品を生産品目の主軸に置いたねじ付き機能部品で幅広い顧客のニーズに対応されてまいりました。そして1997(平成9)年4月、東京大田区の本社工場を統合、2008(平成20)年11月に第三工場を竣工するなど製品開発力、生産力を大幅に拡充し、より高品質な製品を高効率で生産できる体制を構築されております。今回の研修では、これら同社の事業活動について研修させていただくと共に、生産現場を見学させて貰いました。

 到着後、研修会場の会議室には、工場見学の都合上、参加者が10名、10名、8名、4名の4グループに分かれてそれぞれで着席をしました。研修会場には、同社より社長の佐藤 義則 関東支部長、地紙 祥雄 常務取締役、縄船 隆弘 取締役、菅野 敏秀 相談役、曽根 寛 執行役員をはじめ研修説明を担当される多くの方々が同席されました。

 そして今回の研修の企画をご担当いただいた埼玉営業所 課長 佐藤 信吾 様の司会で、㈱サトーラシでの研修のスタートとなりました。

 研修の初めに、同席された同社の方々の紹介があった後、同社会社(事業)概要などについて、営業部長 瀧本 雅英 様よりご説明をいただきました。その後、参加4グループが時間差で工場見学に向け出発。見学は最新の第三工場からスタートして、テクニカルセンターをはじめ全工場の見学をさせていただきました。なお同社事務所前ではグループ毎に佐藤義則社長(関東支部長)操作によるドローンからの空中写真の撮影も行われました。

 見学は参加者が多い上に、見学開始が遅かったこともあって全グループの見学が終了するころには日が暮れて回りは暗くなっていました。見学終了後、再び研修会場に戻り、佐藤義則関東支部長から、研修のお礼と12月開催予定の関東支部懇談会について参加案内があり、最後に椿省一郎当協会会長よりお礼の言葉があって研修は終了となりました。事務所前では参加者全員によるドローンからの空中撮影を行ってバスに乗車となり懇親会に向け本庄駅に向かいました。なおドローンによるグループ毎の写真及び全体写真については参加者全員がいただくことができました。

 今回の研修に参加して、先ずは全てに非常に行き届いたご対応をいただいた㈱サトーラシの社員の皆様に謹んで感謝申し上げると共に、見事に整理整頓され、油やゴミが落ちていない工場内には非常に感動しました。さらに自作された製造機械が動いているところを目の当たりにして技術力の高さを実感できました。またテクニカルセンターでは、実際に研修されている新人の方々を拝見して事務職に配属予定の方も一緒に旋盤を使って切削作業をされているところに驚かされました。

 本庄駅到着後、工場見学のみ参加の方々をお見送りして、懇親会は、埼玉グランドホテル本庄で17時30分から、懇親会のみ出席の方々も合わせ27名が参加しての開始となりました。

 会場には研修の続きとしてさらなる意見交換のために、㈱サトーラシより、社長(関東支部長)をはじめ4名の役員の方々にもご参加いただきました。

 懇親会の初めには、椿省一郎当協会会長からのご挨拶、続いて佐藤義則関東支部長からの乾杯で開宴となりました。懇親会は参加者同士の活発な情報交換の場となり、和やかな雰囲気と笑いの中で交流も進み、宴は盛り上がりをみせることとなりました。

 そして懇親会最後の閉会の挨拶には、㈱サトーラシ 菅野 敏秀 相談役が立ち、当日参加者の皆様並びに会員企業・協会の発展を祈念して三本締めで終了・解散となりました。

 事務局として私の今回の反省点は皆様が期待されていた㈱サトーラシでの時間が短くなってしまった事にあり、次回には皆様のニーズに答えられるようにしたいと思っています。

 最後に、事務局の至らぬ点も多々ありましたが、出席された皆様並びに㈱サトーラシの皆様のおかげで、なんとか無事に、そして非常に有意義に関東支部研修会(懇親会)を終わらせることが出来感謝申し上げる次第です。また㈱サトーラシの皆様に衷心より御礼申し上げます。本当に有難うございました。

(文責:事務局 荻上 和彦)

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クリクラ本庄工場における集合写真

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㈱サトーラシ 児玉工場における集合写真

 

五地域ねじ協会交流大会上海で開催
2018年11月09日    カテゴリ:04.委員会・部会の動き、支部の動き 

2018年10月19日(金)から21日にかけて、日本、中国、香港、韓国及び台湾の

ねじ協会会員が集う「2018年五地域ねじ協会交流大会」が175名の参加者により

中国 上海のクラウンプラザ上海浦江(上海建工浦江皇冠假日酒店)で開催されました。

今回は五地域代表者による会議において、この大会をより良いものとするための

協議が行われました。大会のテーマや開催内容は次回大会での協議に持ち越され

ましたが、開催頻度については合意が得られました。

各地域の代表者による会議は毎年開催することとし、各地域会員が集う会議は

2年毎に開催することになりました。
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10月19日クラウンプラザ上海浦江で行われた代表者会議


また、20日(土)に行なわれた全体会議では、各地域代表者の挨拶と専門家による

講演も行われました。
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          挨拶を行う椿会長                     講演を行う大磯専務理事 


晩餐会では昨年札幌大会で日本が提案した、円卓に各地域参加者が2名ずつ着席する

形式が継承されました。

翌21日(日)は、上海世博展覧館で開催される「中国国際緊固件工業博覧会」の

見学を行い、開幕式のテープカットには各地域ねじ協会代表者が参加しました。
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来年は、代表者会議及び全体会議が台湾で2019年10月に開催される予定です。

 

中部支部 MRJミュージアム見学及び懇談会(懇親会)報告
2018年08月07日    カテゴリ:04.委員会・部会の動き、支部の動き 

 先ず初めに、今回の豪雨で被災された皆様ならびにご家族の皆様に、心よりお見舞い申し上げると共に、被災地の一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。  

 今年の中部支部懇談会は何日も猛暑日が続く7月25日に行われ、同時にMRJミュージアムを見学しました。  

 新幹線名古屋駅改札前の銀時計に12:45分に集合した中部支部主催のMRJミュージアム見学会 参加者25名は、駅ロータリーから大型バスに乗り込み、MRJミュージアムのある県営名古屋(小牧)空港に向かいました。

 三菱重工グループが開発製造する国産初のジエット旅客機、Mitsubishi Regional Jet(MRJ)の最先端テクノロジーを紹介する展示施設及び実際の組立工程を間近で見られる最終組立工場「MRJミュージアム」は、名古屋航空宇宙システム製作所 小牧南工場内(愛知県豊山町)にあり、また今回一緒に見学する県立航空博物館「あいち航空ミュージアム」も隣接されています。

 名古屋駅を出発して約30分、一行はあいち航空ミュージアムのバス駐車場に到着し、非常に暑い中、駐車場よりミュージアムまで5分ほど歩いてミュージアム受付に到着しました。MRJミュージアムの入館手続きは非常に厳しく、入館予定(予定時間:14:00)の30分前に入館予定者全員が受付に集合していない場合、その団体全員が入館出来ないことになっており、さらに、全員が身分証明書を提示して事前登録した生年月日と名前を確認するチェックをする厳しさでした。

 参加者はミュージアム受付横の待合所にて入館待ちをしている間のおよそ15分間、ミュージアム紹介ビデオを鑑賞した後、各人入館手続きを行い、13名と12名の2班に分かれ時間差を付けて、三菱重工までのシャトルバスに乗り移動しました。

 そして約1時間半の見学終了後、工場入口にあるグッズショップで出発時間までそれぞれが買い物を楽しんで、再びシャトルバスで出発点に戻り、次に離接する「あいち航空ミュージアム」にも入場。一行はそれぞれ分かれて戦後初の国産旅客機・YS-11の実機のほか、愛知県の航空機産業の歴史に触れられる展示などを見学しました。

 今回の見学で航空機に使われているねじの多さを目の当たりにして、ねじの市場の拡大という点でも国産メーカーだけでなく、海外航空機メーカーにも国内産のねじが使われる時代が来ることを願うと共に、何か出来ることはないか考えさせられました。部品産業の拡大発展のためにも国産飛行機のさらなる飛躍に期待したいと思いました。

 見学が終了した一行は16:30過ぎ、中部支部懇談会(懇親会)開催のため、名古屋に戻りました。

 そして若干の渋滞もあって予定時間が過ぎた17:00過ぎ、支部懇談会(懇親会)だけに出席するため既に到着していた3名の方が待つ名鉄グランドホテル18F 北京宮廷料理 涵梅舫(カンメホウ)に到着。

 到着後、入場の際、参加者皆様同士の新たな関係を作っていただくために、支部懇談会(懇親会)の出席者25名の方々に、それぞれ受付けでくじを引いていただいてランダムに席順を決め、3つの(中華)丸テーブルに分かれて着席していただきました。

 本来の開始時間より少し遅れて17:00過ぎからスタートした中部支部懇談会は、大磯義和専務の開会挨拶に続き、本年度の第6回総会資料などの配布資料について説明の後、直ぐに懇親会の開始となりました。

 懇親会では、最初に長谷川裕恭 副会長・中部支部長からの挨拶並びに乾杯の音頭があって懇親会の開演となりました。懇親会は参加者同士の活発な交流の場となったが、皆が顔見知りではなく、中部支部懇談会に初めて参加された方もおいでになることから、藤田守彦 副会長が、司会者となり出席者一人一人を紹介しその後、ご本人から自己紹介を兼ね一人一言発言するという企画を実施。和やかな雰囲気と笑いの中で、宴は益々の盛り上がりをみせることとなりました。  

 18:30過ぎに宴もたけなわではありましたが、時間となったため、閉会の挨拶に藤田守彦 副会長が立ち、最後に当日参加者の皆様並びに会員企業・協会の発展を祈念して三本締めで終了・解散となりました。

 私としては、事務局として一回一回の会合を大事にし、会員の皆様との積極的な対話を心掛け、期待されている事やニーズを見つけ出し、常に協会サービスの向上に繋がる行動が出来るようにしたいと思っています。

 最後に、至らぬ点も多々ありましたが、出席された皆様並びに関係者の方々のおかげで、なんとか無事に、そして非常に有意義にMRJミュージアムの見学並びに中部支部懇談会(懇親会)を終わらせることが出来感謝申し上げる次第です。本当に有難うございました。

(文責 荻上和彦)

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MRJミュージアム 入口にて(集合写真)

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あいち航空ミュージアムにて(YS-11機)

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長谷川支部長 挨拶・乾杯

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藤田副会長挨拶

五地域ねじ協会交流大会を札幌で開催。日本ねじ工業協会が主催。
2017年11月15日    カテゴリ:04.委員会・部会の動き、支部の動き 

(交流大会に参加した藤田副会長からの投稿です。)

去る、10月19日〜20日の二日間にわたり、日本、中国、香港、韓国、台湾の5地域のねじ協会による交流大会が、札幌で開催され、120名が一堂に集まりました。

この交流大会は、各地域のねじ工業協会の交流を目的に、1989年から台湾、韓国、日本の三地域交流会として始まりました。その後2003年から中国、2007年から香港も正式参加して五地域となり現在の姿になりました。

主催者・ホスト地域は持ち回りで、今年は3度目の日本開催、日本ねじ工業協会の主催となりました。

これまで長きにわたり交流実積を積み上げてきたものの、回を重ねる毎に交流大会のあり方についてさまざまな意見が出るようになりました。そのような背景を考慮して、主催者として当協会は今回、以下の二つの考え方を提案。また、主催者として、その趣旨に沿った運営をおこないました。

・お互いに協会について理解を深める。
・参加者個人の交流を図る。

1点目については、まず、日本ねじ工業協会が自身の活動状況を紹介。特に資格委員会の人材育成・技能検定について、未来開発パブリシティ委員会のMF−Tokyo2017への出展をはじめとする広報活動についてプレゼンを実施しました。

2点目については、11月20日の交流晩餐会において、一つのテーブル毎に5地域のメンバーが着席、食事を共にしながら、自己紹介や会社紹介など、言語の違いを乗り越えて談笑する初めての機会を提供しました。

なお、この交流晩餐会に先立って、11月19日に開催された代表者会議において、今後の交流大会のあり方について討議を行いました。テーマ、内容、規模、費用負担などは、主催者が中心になって企画し運営する方式は継続されますが、半年前に各地域の意見を聞くこととなりました。

次回開催地域は中国。

(副会長藤田守彦 記)

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11月19日に行われた代表者会議 

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11月20日の交流晩餐会the five regions (3).jpg

椿会長が主催者として挨拶

the five regions (4).jpg大川副会長閉会挨拶

the five regions (5).jpg乾杯(嶋田副会長)

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次回開催地代表者挨拶

the five regions (7).jpg日本参加者(代表)

the five regions (8).jpgアトラクション(三味線)

香港が「5地域ねじ協会交流大会」を開催

 「五地域ねじ協会交流大会」に参加した 瀧 篤人委員(未来開発パブリシティ委員会)から同行取材記事が届いています。以下に紹介させていただきます。

尚、写真は 藤田 守彦 副会長(未来開発パブリシティ委員会委員長)からお預かりしています。その中から幾つか写真を選ばせて頂きましたので掲載させて頂きます。

 

◇   ◇   ◇

 

「5地域ねじ協会交流大会」

瀧 篤人

(株式会社南勢 代表取締役社長)

 

 10月11日(日)から14日(水)まで香港に行きましたので報告します。

 

 12日(月)に香港コンベンション・エキジビジョンセンターにて「5地域ねじ協会交流大会」が開催され、日本ねじ工業協会からは相澤会長はじめ会員の皆様、ねじ工業協会事務局、報道関係の総勢30名が参加致しました。

 ( 5地域のねじ協会代表の皆様 ) 

 各国のねじ業界の状況報告及び意見交換が行われ、技術セミナー、パネルディスカッション方式の事業継承の体験、活発な質疑応答、そして記念品の交換が行われました。

 ( 技術セミナーにて大磯専務プレゼン ) 

 

 懇親晩餐会は「珍宝王国」で盛大に行われました。

 ( 懇親晩餐会の会場となったレストラン ) 

 ( 懇親晩餐会にて、ご当地の衣装で記念撮影 ) 

 ( 懇親晩餐会にて、相澤会長他5地域ねじ協会の代表の皆さん ) 

 

 13日(火)は 中国広東省にある クラウン精密様、田中熱工様の中国工場の見学をしました。

 ( 広東省のクラウン精密工業様現地法人を訪問 ) 

 ( 広東省の田中熱工様現地法人を訪問 ) 

 

夜は有志の皆さんと「百万ドルの夜景」を満喫してきました。
噂通りの絶景でしたが、写メを撮って確認しても肉眼で見た絶景とはほど遠く、やはり真実は自分自身の目で確かめてこそと、「百万ドルの夜景」から学んだような気がします。

  

 交流大会に参加して感じたこと・・・・

 「5地域ねじ協会交流大会」に参加をするのは二回目ですが、昨年と同様に感じたことがあります。一般の私達は晩餐会での交流が主となりますので、言葉の壁を取り除いて頂けるよう各テーブルに通訳の人を付けて戴くとありがたいです。

 参加国の皆さんは、業界を含め日本以上に経済が低迷しているのに、大変元気で躍動感に満ち溢れ、こちらが付いて行けないほど盛り上がっていました。先行きに不安を感じて消極的になるより、もっと前向きに開き直りの精神で頑張らないといけないと感じました。

   

 最後に・・・・

 皆様と無事に帰国出来ましたことに深く感謝致します。

 ねじ工業協会事務局の皆様お骨折り戴き、誠にありがとうございました。

 ( 記事を書いていただいた瀧委員 ) 

「セキスイハイム」の組立・製造工場を見学
2015年01月29日    カテゴリ:04.委員会・部会の動き、支部の動き 

関東支部(椿 省一郎副会長・支部長)は、平成26年12月12日(金)、年末恒例の工場見学会を実施しました。
今年は、 「セキスイハイム」の組立・製造を行っている東京セキスイハイム工業株式会社様を訪問させていただきました。

社 名:東京セキスイハイム工業株式会社
住 所:埼玉県蓮田市黒浜3535
事業内容:鉄骨系ユニット住宅 「セキスイハイム」の組立・製造

見学会に参加された協会の未来開発・パブリシティ委員会の田坂 智委員(株式会社河坂製作所代表取締役社長)に、報告をまとめて頂きましたのでご紹介いたします。

 

日本ねじ工業協会関東支部の工場見学会に参加して 

株式会社河坂製作所 田坂 智 



2014年12月12日(金)、関東支部恒例の年末行事になった工場見学会に参加しました。見学先は「東京セキスイハイム工業株式会社」で、1972年4月1日に設立され、鉄骨系ユニット住宅「セキスイハイム」のユニットを生産している会社です。

工場到着後、まずPR室で、鉄骨系ユニット住宅について、説明をしていただきました。ユニット住宅とは、プレハブ構法の一つで、工場で生産されたユニットを組み合わせて建てる住宅の事です。鉄骨系ユニット住宅は、鉄骨(柱と梁)を立体的に組み、その接合部を溶接して強度を高め、地震から建物の倒壊を防ぐ工法(ボックスラーメン構造と呼ばれます)を採用しているのが、特徴です。
さらにセキスイハイムは、短工期で気密性や断熱性に優れた高度工業化工法である「ユニット工法」に特化し、「環境」、「安心」、「快適性」をコンセプトに、住宅の高性能化を進め、時代の変化やお客様の多様なニーズにお応えしてきましたとの説明がありました。

説明終了後、2班に分かれ、見学に移りました。見学をした工場の生産ラインでは、1日に約130ユニットが生産されているそうです。1棟は平均13~14ユニットで構成されるので、1日10棟作っている計算になります。重要工程である溶接加工では、マイスター制度を導入し、また、ロボット溶接の監視を重視しているのが印象的でした。

見学終了後の質疑応答で、納期を質問したところ、大半を工場で完成させるので、現地で組み立てから60日で引き渡しが出来るとの事でした。

終わりに、今回、初めてユニット住宅の製造会社を見学しましたが、最先端の工法と、時代を先取りした住宅設計思想で事業を発展させるという点を見学出来、大いに勉強になりました。また来年も、このような企画をしていただきたいと思います。
(写真提供:株式会社ファスニングジャーナル)

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台湾にて「五地域ねじ協会交流大会」開催される

 「五地域ねじ協会交流大会」に参加した藤田守彦委員長(未来開発パブリシティ委員会)から同行取材記事が届いています。以下に紹介させていただきます。

 

◇   ◇   ◇

 4月13日五地域ねじ協会〔台湾、日本、韓国、中国、香港〕交流大会が台湾高雄にて開催されました。日本ねじ工業協会からは関東支部、中部支部、関西支部より竹中会長はじめ33名の会員、協会事務局、報道関係が参加致しました。 
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                        参加した竹中会長他関係役員

  午前は交流大会を前に「台湾ねじ博物館」を見学しました。高雄はねじ製造会社が多くあり、高雄におけるねじ産業の歩み、そして将来をわかり易く展示してあります。またねじ製造会社の製品展示もされ興味深く見学をしました。 TaiwanFastenerMusiam-1.jpg

                    台湾ねじ博物館ゲートサイン(高雄市)

 TaiwanFastenerMusiam-2.jpg                        台湾ねじ博物館のモニュメントの前で

  午後からは交流大会が行われ、台湾ねじ工業協会陳会長の歓迎の挨拶にはじまり、五地域の現状報告がされ、記念品の交換もされました。

 P1010584.JPG                       5地域の代表の方々

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日本からの記念品

 

 休憩をはさんで陳会長より台湾のねじ産業発展の礎となられた宋さんの御話が有りました。同時通訳の為、一部理解出来ない内容があった事は残念でした。

最後に次回交流大会開催場所を香港に決定し、閉会しました。

 その夜は歓迎晩餐会が「君鴻国際酒店」で行われ、主催者発表で700名という方々が懇親を深めました。五地域ねじ協会会員、高雄市市長、台湾ねじ会社の得意先、仕入先、関係者も参加してみえました。

 

 翌日は同時開催された「2014国際ファスナー展示会」見学し、午後からはを二班に別れ、一班日東精工さんの台湾工場〔旭和螺絲〕ともう一班は台湾ねじ企業の明幑企業さん、朝友工業さんを見学しました。 

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2014国際ファスナー展示会会場

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2014国際ファスナー展示会の開会式にて

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2014国際ファスナー展示会オープニングイベント

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日東精工さんの台湾工場〔旭和螺絲〕を見学

 

 幸い好天にも恵まれ五地域ねじ協会会員との交流はもとより、日本ねじ工業協会の会員の交流も更に深まった事と思います。 

 今回交流大会の準備、受入れをして頂いた「台湾ねじ工業協会」の陳会長はじめ会員各位に感謝申し上げます。

                        藤田守彦 記

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右が記事投稿した藤田さん(台湾ねじ博物館にて)

中部支部懇談会(工場見学)及び懇親会開催について
2014年02月27日    カテゴリ:04.委員会・部会の動き、支部の動き 

中部支部(相澤正己副会長兼中部支部長)は、2月26日(水)に中部支部懇談会として

工場見学及び懇親会を開催した。

工場見学には、川崎重工業株式会社 名古屋第一工場(愛知県弥富市)を

訪問し、役員、中部支部会員及び賛助会員をはじめ27名が参加した。

その後JR名古屋駅へ戻り、名鉄グランドホテルにおいて懇親会を開催し、

38名が参加した。

鉄道車両製造工場を見学
2014年01月17日    カテゴリ:04.委員会・部会の動き、支部の動き 

関東支部(椿 省一郎副会長・支部長)は、昨年12月13日、年末恒例の工場見学会を実施。今回は、鉄道車両を数多く製造している株式会社総合車両製作所様の訪問となりました。

見学会に参加された協会の未来開発・パブリシティ委員会の西川倫史委員(日本鋲螺株式会社代表取締役社長)に、報告をまとめて頂きましたのでご紹介いたします。

尚、関東支部は、一昨年には日本航空株式会社成田機体整備工場見学会を行っており、その模様も以下から見ることができます。

http://www.fij.or.jp/blog/cat04/post-21.html



<関東支部、鉄道車両製造の株式会社総合車両製作所様を見学> 

 未来開発・パブリシティ委員会委員 西川倫史

 

鉄道マニアの私には「聖地巡礼」ともいうべき見学会

  今回は関東支部工場見学会ということで横浜の㈱総合車両製作所様を見学させていただきました。「総合車両製作所」というとピンとこない方が多いと思いますが、2012年にJR東日本グループ入りをし、「東急車輛製造」から「総合車両製作所」へと社名を変更しました。つまりこの総合車両製作所は、日本でステンレス車両を初めて製造した会社であり、かつ日本にある車両メーカーの中でJRから新幹線製造を許可された5社の中の1社であるということで、鉄道マニアには垂涎の「聖地巡礼」ということになります。
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(↑ ステンレス車両1号車の展示もあります)

 今回おじゃました横浜事業所は京急の金沢八景駅からすぐの場所にあり、まわりには「関東学院」「横浜市立大学」「横浜市立金沢高等学校」といった学校がそばにある文教地区です。その中では異彩を放つ巨大な工場なのですが、古くは日本海軍の航空技術廠がその地にあり、そこを引き継ぎ総合車両製作所の前身である東急車輛製造が設立されたという歴史があります。

さて、正門で手続きを済ますと総合車両製作所の社員の方が2名出迎えていただきました。案内していただいた建物はとても威厳のある建物で、社員の方にお伺いするとその建物は戦争中に海軍が建てたものだそうで70年以上経った今も現役で使用できるのはさすがだと思いました。

 

 車両の「構体」の変遷-設計部西垣部長講演から-

 工場見学に先立ち、設計部の西垣部長様から車両の「構体」(つまり車体)の歴史についての講演がありました。明治時代、西洋から鉄道が導入され、日本国内でも車両を製作するようになります。しかし、当時は車両製造の専門メーカーはなく、主に造船所で製造されていたそうです。それは、まだ鉄道車両が「木」で作られていたためです。

鉄道が普及し、車両も大型化されるにつれ、車両もボギー車(台車がついている)に変わっていったため木造では強度が不足し、構体は鋼鉄製のリベット留へと変化します。構造上どうしても床の強度が必要となり構体は溶接で接合されるようになりますが、床面を強化すればするほど重量は増加し、その影響で妻面、側面に使用する鋼板が薄くなるといった問題が出てきました。

そこで取り入れられたのが飛行機などで取り入れられている「モノコック構造」です。鉄道車両の場合、厳密には「セミ・モノコック構造」ですが、モノコック構造を取り入れたことにより構体を簡素化・軽量化することに成功しました。その代表的な車両が総合車両製作所で製造された「東急5000系」です。

その後も簡素化・軽量化の流れは止まらず、鋼板を使った工法では構体重量の削減が限界になりました。そこで目をつけたのがステンレス鋼とアルミです。

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 ←ご講演いただいた西垣部長(向かって左)

 

 

 



軽量化の進展 -ステンレスとアルミ合金の貢献-

ステンレスは文字通り「錆びない」ため、鋼板を使用した場合に必要な①腐食代を折り込む必要なくなりその分軽量化できることや、腐食しないことによる②メンテナンス簡素化、そのことによる③予備車の台数削減、④塗装の褪色による塗直しや日常洗車の回数削減など製造のみならず保守面においてもメリットがあるといえます。

しかし実用化は大変難しく、ステンレスは溶接すると溶接個所から応力腐食割れが発生することや、加工硬化が大きく塑性加工が難しい、なにより素材が高価であるといった問題があります。そこで総合車両製作所は、アメリカのバッド社から技術供与を受けてオールステンレス車両(東急7000系)を日本で最初に製造することに成功しました。その後、国鉄(現JR)205系に採用される際に、技術情報の公開という条件を総合車両製作所が受け入れたことにより、いっきに私鉄各社にステンレス車両が普及するようになりました。しかしステンレス車両というと総合車両製作所というブランドはしっかり築かれており、現在総合車両製作所で製造された最新型車両には「sustina」というブランドがつけられています。

軽量化ですが20メートル級車両の鋼板製が10tあったものがオールステンレス車両の第1世代で8t、その後、溶接技術の向上によりスポット溶接から現在の最新型(東急5050系)に使用されているレーザー溶接での接合により組上げられる構体の重量は、なんと5.9t台まで低減されています。

 通勤車両はステンレス、高速鉄道車両はアルミ合金の棲み分け

 いいことずくめのステンレス車両ですが、なぜか通勤車両にしか採用されません。その辺りを西垣部長にお聞きしたところ、①特急などの優等列車はデザインが大事なためステンレスの金属地が見えるようなのは好まれず、必ず全面塗装をするためステンレスの良さがいかされないこと。②優等列車の先頭車は流線型になっていることが多くステンレスでは加工が難しいこと。だそうです。そのためステンレス車両の先頭車にはデザインを反映しやすいようFRPを使用するものもあります。さらに南海電鉄の関空特急ラピートのような独特な先頭車両の形状の場合、ステンレス車両やアルミ車両全盛期に製造されながら鋼板製で製造したとのことでした。

一方、アルミ合金車両の歴史は、ステンレス車両の登場と同時期にはじまります。ステンレスとは違い、素材自体がもともと鋼板より軽いこともあり、軽量化に苦心する必要はないのですが、反対に柔らかすぎるため構体の強度を確保するとめ試行錯誤が続きます。アルミの板のみでは強度がないため、その板に骨になる部材を接合するのですが、当時はアルミの溶接技術がまだ確立されておらず、構体の接合は部分的にリベット留が採用されています。日本で最初のアルミ車両は、昭和37年に川崎車輛(現:川崎重工)が製作した山陽電鉄の2000系(第1世代)でした。その後MIG溶接、スポット溶接と接合方法が変化し、アルミ車両の製造方法が大きく変わるのは第2.5世代に採用されたアルミの押出形材です。従来は板と骨を接合していたものを押出金型を用い、一体成型することにより大きく工程を省略することができました。現在ではさらに強度を確保するため大型中空押出型材を用いて、外板と骨格の一部、外板補強を一体化(ダブルスキン構造)し、スポット溶接適用部位が大幅に削減されています。ところで肝心の車両の重量はというと、素材がやわらかい分補強が必要なため使用されるアルミ合金の量が多く、ステンレス鋼製車両とほぼ同じ重量だそうです。

このようなアルミ合金車両なのですが、①素材の価格がステンレス鋼より高い(必然的に車両価格が高い)②押出金型をつくるため量産しないと採算がとれない③事故等で構体が変形した場合、修復に熟練を要する等の問題があります。しかし、現在、新幹線はすべてアルミ合金車両となっており、デザイン的にも性能的にも高速鉄道車両はアルミ合金製というのが主流となっています。

 いよいよ、工場見学! わくわくです。

 さて、ここから工場見学です。最初に目に入ったのがJR東日本、秋田新幹線E3系です。スーパーこまちE6系が順次増車されるのに伴い、E3系の古い編成を廃車し、または比較的年次の新しい編成を改造するための入庫だそうです。

E3系を横目に進むとトラバーサーが目に飛び込んできました。トラバーサーとは鉄道車両工場では必須の設備です。自動車の組立工場のように車をコンベアに乗せて各工程を移動させるには鉄道車両は大きすぎるため、「構体組立」「塗装」「取付」「艤装」「内装」「台車」と建屋がわかれています。その工程の建屋に車両を移動させるための水平移動するエレベーターのようなものなのです。

 【構体工場】

はじめに構体工場を見学しました。当日は風が大変強く、引率していただいている西垣部長は、我々見学者が建屋に出入りする際に建屋内に風が入り込むことに非常に注意を払っておられました。それはアルミ合金の溶接をするのにアルゴンガスで周囲を囲んで酸化を防ぐようにしているため、風で雰囲気が飛んでしまわないようにするためでした。

建屋に入るとちょうど左手に北陸新幹線E7系を組み立ているところでした。車両は大きいので後で方向転換することが難しいため、構体を組み立てる時から方向(東京方面、金沢方面等)を決めて組み立てるそうです。随所に車両の端についている指示書にはどちら側かが書かれていました。

E7系の妻面をみると、先ほど西垣部長から説明にあったとおり、アルミ合金の板の間にアルミ合金のジグザグした板が挟まれている(ダブルスキン)構造がよく確認できました。驚いたことは妻面が六角ボルトで締結されていることでした。それはたまたま化粧室ユニット入れる必要がある車両の妻面だからなのかは確認できませんでしたが、アルミとアルミの接合に鉄の六角ボルトという選択が驚きでした。なおこの六角ボルトはパテで埋められて完成車両では見ることができません。

これほど細心の注意を払い組み立てられる構体ですが、通勤車両で20m、新幹線では25mの長さがあるため、やはり歪は発生するようです。実はこの歪を取る方法がまたびっくりです。構体断面のゲージを持った作業者が順番にゲージを構体に当てて行き、隙間を発見すると巨大なハンマーで力一杯ぶん殴るというものです。まさかの最新の新幹線がハンマーで叩かれているとは!びっくりしていると西垣部長が「わたしがハンマーで叩くと大変なことになります」とのことそれを聞きなぜかホッとしました。

 【艤装工場・内装取付工場】

次に艤装工場を見学しました。工場の半分は艤装するためのスペース、もう半分は艤装するパーツを所定の長さや大きさに加工して、車両ごとに集約するスペースとなっていました。そのあとの内装取付工場も同様ですが、購入品や支給品の多さにびっくりです。普段は近くで見ることのないパンタグラフや密着連結器、車両の椅子、つり革などは家に持って帰りたい衝動にかられました。

 【試験そして出荷】

こうして最後に台車を取付けてできあがった車両は、京急線と平行に走る試験線で走行試験、発注者の立会い試験を経て出荷されます。一部の私鉄、新幹線車両はトレーラーに載せて搬出されますが、JR・京急・その他私鉄のほとんどの車両を搬出するのは京急本線から工場内に伸びる支線を利用します。ここで「?」と思った方はかなりの鉄道マニアです。そうですJRと京急は線路の幅(ゲージ)が違う(JR:1067mm 京急:1435mm)のです。実はこの総合車両製作所-金沢八景-神武寺(逗子線)は日本で唯一の3線軌道(レールが3本)なのです。つまりJR向け車両は台車を交換することなくこの総合車両製作所から牽引気動車に引っ張られて京急の線路を神武寺まで走行、その後連絡線を通りJR逗子にある車両基地に搬入されます。

しかしどうして一民間企業である車両製造会社がこのような搬出路の優遇?があるのか尋ねたところ、このJRまでの連絡線路は日本海軍が敷いたものだそうです。

 

お蔭さまで大満足の見学会でした。総合車両の皆様に感謝します。

 最後に工場敷地の一角に保存されている0系新幹線の先頭車両の前で記念撮影をして見学会を終了しました。

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本当に今回の見学会は営業運転前の北陸新幹線E7を見ることもでき、また見学中にもこちらからの質問攻撃にも丁寧に答えていただき、一鉄道好きな筆者としてはお腹いっぱいで大満足でした。また工場のいたるとこに垣間見られる長い歴史をも感じることができる有意義な見学会でした。

日本鋲螺㈱西川倫史


【見学先会社の概要】

商  号:株式会社総合車両製作所(Japan Transport Engineering Company)
所在地:神奈川県横浜市金沢区大川3番1号
設  立:2011年(平成23年)11月9日
資本金:31億円
従業員:932名(2013年4月1日現在)