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椿会長 2022年 年頭所感

2022年01月01日



Mr.Tsubaki.png2022年 年頭所感

一般社団法人日本ねじ工業協会

会 長 椿  省一郎

 

 新年を迎え、心よりお慶び申し上げます。

 我が国では、一昨年来続く新型コロナウイルス感染症拡大の影響も、昨年10月には緊急事態宣言が解除されるなど、まだ第6波の懸念は引き続きあるものの、経済活動正常化への期待感が高まりつつありますが、人々の行動様式にはコロナ禍以前とは変容した新しい時代が訪れることが予兆され、新しい年を迎えて身の引き締まる思いであります。

 昨年は、当協会にとりましても「60周年協会変革ビジョン」を発表した記念すべき年となりました。当日のライブ配信視聴者は113人で、終了後お答え頂いたアンケートに見る反応に、期待の大きさを感じ、同時に鼓舞されました。おかげさまで会員の皆様に必要とされる協会を目指して新たなスタートとなりました。

 この期待に応えるべく、次年度からフレームワークに従った展開を開始するためにも、今年はトライアル活動を開始します。まず、これまでに会員の皆様からお聞きしてきた要望や期待などの関心事を共有して取り組めるように課題化し、その対応に向けた取組みを具体化するためのワーキング・グループを立ち上げる所存ですので、これからもさらなるご協力を賜り、積極的なご参加をよろしくお願い申し上げます。

 さて今年の世界経済は、ワクチンの普及などにより回復が期待されている一方で、新たな変異ウイルス株の発見、世界的なインフレ懸念、引続きの米中問題等の不安材料により、今後の見通しを予測することが大変難しい状況にあります。

 そうした中、我が国においても岸田政権の大規模な経済対策等を期待して、日本経済は緩やかな成長が続くのではないかとの見方もありますが、我々中小企業の足元では、部品調達難による生産減少、材料高騰・脱炭素化・DXやAIの導入・SDGsの取組み等によるコスト上昇、人材確保難など抱える課題は数多くあります。

当協会では、今年もこれまで同様感染予防を優先して、ZoomやWebExを活用しての会議や交流を工夫改善しつつ大いに取り入れながらも、感染対策を取りながらの対面による交流にも臨機応変に対応し、実のある交流や情報交換の場を作っていきたいと思っております。

 最後になりましたが、皆様方の益々のご活躍とご健勝、ご多幸を祈念して、新年の挨拶とさせて頂きます。

以 上