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「会長退任のご挨拶」 前会長 椿省一郎 様

2022年05月24日


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会長退任のご挨拶


       2022-5-19
一般社団法人日本ねじ工業協会
前会長  椿 省一郎

社団法人日本ねじ工業協会は、昭和35年(1960年)12月2日に設立認可を受けスタートしました。その設立趣意書によれば、「われわれねじ業者は、われわれの手によって自立的にねじ工業の合理化を促進するため、一大決意の下に一致団結し、高精度のねじの豊富低廉なる供給を通じて国民経済に寄与し、国民文化の向上に資することを念願とするものであります」と記されています。その趣意に沿って、私たちは今日まで歩んでまいりました。

そして令和2年(2020年)創立60周年を迎えるにあたり、その記念事業を、100周年に向けての確かな一歩にしようとの合意のもと、その内容について2018年より未来開発パブリシティ委員会に委嘱した「60周年記念事業実行委員会」で議論を重ねました。その結果、まず会員の声を聴き、当協会の存在の意味と価値を改めて問うた上で、会員がその存在意義を一層認める、会員に必要とされる協会となるための「変革ビジョン」を示し、協会変革のスタートラインに立つことにして、その準備を進めてまいりました。


コロナの感染拡大により、2020年度に企画した記念事業をすべて1年間延期することとなり、役員も1年間を期限として留任させて頂きました。その結果、企画した事業のうち「式典」だけは中止としましたが、他の事業は遂行することが出来、ひとえに皆様方のご支援ご協力の賜物と深く感謝申し上げます。
特筆すべきは、コロナ禍にあって従来のような活動がままならない中、オンラインでの活動に転換したこと。そして、昨秋WEBで発表した「変革ビジョン」の骨子は、「会員が期待する協会を自らの手で実現する」でしたが、それに呼応して早速ワーキンググループによる活動がスタートしたことです。

今日、当協会の更なる発展のために、変革への挑戦が求められていると思います。 従前の活動に加えて、新たな挑戦、新たな活動にもご理解を頂き、皆様の積極的なご参加で、充実した活動へと展開して頂きたいと思います。また、佐藤新会長様を中心とした新体制にご理解ご協力を頂き、より一層絆を深め、連携を強化し、皆様に盛り上げて頂きたいし、佐藤様には、持ち前のパワーとリーダーシップを思う存分に発揮して頂きたいと思います。


そしてこの先、70周年、80周年、90周年、100周年へと発展し続けることを念願します。