会報ねじ

日本ねじ工業協会 TOP > 会報ねじ > 02.コミュニケーション広場(投稿) > 「自動車部品&加工EXPO」に会員企業多数が出展!

「自動車部品&加工EXPO」に会員企業多数が出展!

2017年01月27日

去る2017年1月18日(水)から20日(金)まで、東京ビッグサイトにて、第3回 自動車部品&加工 EXPO ~カーメカ JAPAN~が開催されました。

当展示会は自動車業界向けの展示会で、主催事務局は「韓国・中国・欧米など世界中から自動車技術者が来場しており、日本にいながら世界中の自動車メーカー、自動車部品メーカーに売込める」ことを売りにしています。

自動車業界における軽量化はじめとする様々なニーズへの対応、設計開発の高度化に伴い、サプライヤーにも高度な部品加工技術が求められるようになりました。このような期待に応えるべく、日本ねじ工業協会の会員企業様も、独自技術を積極的にアピールし展示に参加しました。

同時に「第7回クルマの軽量化技術展」も開催されました。

これらの展示会に参加された企業様からお寄せいただいたご報告を、以下に掲載させていただきます。

(紹介の順番は資料の到着順となっています。)

 

【西精工株式会社】

・出展の狙い

当社が得意とするカシメ(クリンチング)ナットやお客様毎に形状をカスタマイズ提案している樹脂インサートパーツ・ナット等をご紹介し、新しいお客様へのお役立ちを広げる目的で出展しました。

nishiseikoDSC_0232.JPG「ファインパーツを創造する」訴える西精工ブースの様子

・出展の目玉

《スーパーハイテン対応型NCナット》

自動車関連のお客様で軽量化の目的で採用が広がっている高張力鋼板は、溶接ナットの取付けが難しいという課題(溶接後のクラック発生や遅れ破壊、ナゲットの形成不足による溶着力の低下)があります。当社のスーパーハイテン対応型NCナットは下穴を加工した母材にプレスするだけで簡単に圧入することができ、安定した固着力を確保できる上に、作業環境の改善や環境負荷の低減に貢献が出来る製品です。

極薄板用クリンチナット

従来の薄板用クリンチナット(弊社:カーリングナット)をさらに改良。

0.6mm以下の相手板に対して、カシメ部を板厚公差内へ納めることに成功しました!!

弊社の従来品と比較して、表面突起部がなくなったことで、部品本体との密着性向上や取付け可能箇所が拡大されました。

TDインサートパーツ&ナット

鍛造のみで、2次加工を必要としない抜け止め、廻り止め機能を持たせた当社オリジナルのインサート製品です。

鍛造のみで形状を確保するネットシェイプ商品である為、従来のスタンダード形状であるローレットナットより肉厚を薄くする事で軽量化が可能。

ご希望に併せた形状での提案が可能です。

nishiseiko 2017-01-27 15.44.38.png

展示された製品(左から極薄板用クリンチナット、スーパーハイテン対応型NCナット、TDインサートパーツ&ナット)

 

 ・出展してよかったこと

多くの新規のお客様に当社の製品を観て、手に取っていただき説明をさせていただきました。来場いただきましたお客様から弊社の予測していなかった相手素材への使用の可能性などのお話もいただけ、価値のある展示会になりました。

今回頂きました、ご意見・ご要望に答えられますよう今後とも企業努力を積み重ねてまいります。


 

【興津螺旋株式会社】

・出展の狙い

自動車関連産業の情報収集及び当該産業への製品・技術PRをするため

okitsurasenIMG_3395 resize.jpg興津螺旋の展示ブースの様子

・出展の目玉

総合ファスナーメーカーとして、素材や加工手段を問わない提案力を持つ会社であることを訴えるため以下の製品を出展しました。

   ステンレス、鉄系特殊形状ねじ部品

  レアメタルボルト(チタン合金、ニッケル合金)

  樹脂ファスナー(切削加工品)

IMG_3469.JPG出展製品の数々

・出展してよかったこと

ブース出展の要改善点を発掘できたことがよかったです。

 

【日産ネジ 株式会社】

・出展の狙い

締結軽量化を追求して来た当社技術を自動車業界に訴えるため

nissanneji.png昨年よりも1スパン拡張された日産ネジの展示台

・展示の目玉

鋼とアルミの軽量化部品に加え非調質8.8溶接ボルト、何れも世界初となる開発品を展示しました。

nissanneji-2.pngArk(アーク:超高強度アルミファスナー鋼6T相当) を使用したアルミビレット三又(2輪部品)

nissanneji3.png

新開発のNS-LOWヘッドPower8

 ・出展してよかったこと

ターゲットユーザーを絞った新商品開発目的に沿ったユーザーが狙い通りに多大な興味を抱いて貰えました。来場者数も大手カーメーカー筆頭に幅広く、新開発品をアピールすることができました。

 

 

【日東精工株式会社】

弊社は、「自動車部品&加工 EXPO」と同時に開催された、第7回クルマの軽量化技術展 (総称:オートモーティブワールド2017)に出展しました。

 ■ 出展の狙い

弊社は自動車分野での伸長を目指しており、2年連続での出展を行いました。 自動車の軽量化に貢献する各種セルフタッピンねじのほか、新製品(CFタイト、KATAX-CI 等)に対する来場者の声を受け、今後の展開を見据えることが目的です。 発信力を強め、ブランド力をより強固にすることも目的であります。

photo1_nittoseiko.jpg「クルマの軽量化技術展」会場と日東精工ブースの様子

■展示の目玉

来場者への「分かりやすさ」を重視し、ねじを締結する相手材料や目的別に展示を行いました。また、既存取引先様の協力を得て、弊社のセルフタッピンねじ(ギザタイト、アルミタイト、タップタイト2000)を採用いただいている車載製品を採用事例として10点展示したことも今回の目玉であります。 今回の展示会に合わせ参考出展という形で新製品(高強度アルミボルト「タフアルム420」、マルチマテリアル対応ドリリングスクリュー(仮)、鉄カラー&インサートナット廃止ねじ(仮)等)を投入したことで来場者から注目を浴び、多くの反響がありました。

photo2_nittoseiko.jpg相手材に合わせた各種セルフタッピンねじを明るく展示

photo3_nittoseiko.jpg

連日賑わいを見せる日東精工ブース

photo4_nittoseiko.jpg

自動車採用事例を展示

 

■出展して良かったこと

国内大手自動車メーカー様を始め、サプライヤー様が弊社ブースにお立ち寄りいただき、近年では過去最高の名刺獲得数を達成しました。 すでに商談が進んでいる案件もあり、今後の展開が多いに期待できる出展となりました。

 

■関連記事URL こちら

 

以下出展企業からのご報告があり次第、掲載いたします。