調べたいキーワードから、どのJIS(ねじ締結)を見れば良いかわかる!
- 「JIS逆引きリファレンス ねじ締結」(大磯義和著)のご紹介 -
(社)日本ねじ工業協会の大磯義和専務理事が、ねじ関係者のためにたいへん便利な本を出版されました。お話を伺いましたのでご紹介いたします。
Q:どのように使うのでしょうか?
大磯:ねじ締結を知る、調べたいキーワードからJIS(日本工業規格)の内容が分かる、JISのポイントが検索できる、JISの適切な理解に役立つように構成されている本書は、JISを利用する方の目線でまとめられているので、手元にあれば必要な時に必要な箇所を拾い読みすることができます。より詳しく知りたい場合は、実際にJISそのものを見て、規定項目及び規定内容を調べることになります。
Q:何故、この本を書こうと思ったのでしょうか?
大磯:毎日のように寄せられる電話、メールでの問合せの多さ、その内容のほとんどがJISを見れば分かりそうな事柄なのに、何故なのかといった素朴な疑問からでした。知りたい事柄がどのJISに決められているのかが分からないからではないだろうか、JISの名称からは何が決められているのかまでたどり着けないからではないだろうか、質問と回答とを結びつける辞書の役割を果たす解説書があれば、JISの理解を助けることができると思ったからです。
Q:この本をどのように活用して欲しいと思いますか?
大磯:ねじそのものは単純な要素部品ですが、ねじ締結の機能は奥深いと思いませんか。ねじは誰でも容易に扱えますが、安易に扱うと大変な失敗を起こすのは締結機能を十分に働かせていないからです。締結機能はねじを締めることから始まりますので、どのような寸法、形状、材料、強度といったねじの基礎を知り、適正締付けに必要な軸力管理、作業現場でのトルク管理が重要になります。本書では、ねじの基本、ねじの種類、ボルト・ナット・タッピンねじ・小ねじなどのねじ部品、ねじの締付け、ねじの試験・検査などのJISを解説していますので、ねじの生産はもとより使用する上で役立つポイントが参照できます。
Q:コミュニケーション広場の最初の投稿記事となりますが・・・
大磯:本書へのご意見・ご質問をお寄せいただきましたら、このコミュニケーション広場でお返事いたします。IT化された「広報ねじ」のコミュニケーション広場を上手に活かしていただきたいと思います。
Q:ありがとうございました。以下に本書の詳細をご紹介します。
書籍名 JIS逆引きリファレンス ねじ締結
定 価 2,500円(税別)
発行所 一般財団法人 日本規格協会
発行日 2012年9月21日
著 者 大磯 義和
監修者 日本ねじ研究協会
また、 アマゾンでも検索することができます。
以上