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NHKの人気バラエティ番組「チコちゃんに叱られる」で「ねじ」が取り上げられました。

2019年05月21日

5月のゴールデンウイークの真ん中になる5月3日(5月4日再放送)に、NHK番組「チコちゃんに叱られる」で'ねじ'が取り上げられました。

 

それに先立って「会報ねじ」メルマガで、皆様に放送予定日を事前にお知らせしたところ、「皆に見て欲しいので社内でも告知しました」、「放送が楽しみです」、「この番組はファンも多いと思いますので、'ねじ'業界を知ってもらう良い機会となりますね」などなど多数の返信をいただきました。

 

私も見ましたが、とても、興味深い内容に仕上がっていました。

 

ここでは、見逃してしまった方のために、どんな放送内容だったのか簡単に報告させていただきます。

 

そもそも同番組は、5歳の女の子・チコちゃんが発する質問に、司会の岡村隆史とゲストが答えていくものです。例えば「歩いていると靴に小石が入るのはなぜ?」とか「なぜ猫は魚が好きなの?」などという極めて素朴な疑問が飛び出すのですが、回答者が答えに詰まると、「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と決め台詞で一喝されてしまいます。その後に専門家の先生から解説を受ける構成になっています。

 

さて、その素朴な疑問とは?

「なんで、'ねじ'にはプラスとマイナスがあるの?」でした。

 

チコちゃんの答えは、「ゴミが詰まるから〜」

 

専門家の先生として、日本ねじ工業協会 専務理事の大磯 義和さん登場。以下の解説をしました。「プラスとマイナスは用途が違います。今では作業が効率的な9割がプラスねじ。しかしプラスねじは溝にゴミが詰まりやすい。最初から汚れやすい場所ではマイナスねじが使われています。他にも、機械時計などでは➖(マイナス)の角度を微調整しやすいなどの良さがあります」と。

 

付随して、日本の'ねじ'歴史について解説と映像があったことが良かったと思います。

一つは、種子島に伝来した火縄銃。その尾栓のために日本で初めて'ねじ'がつくられたこと。(余談です藤田副会長の火縄銃を分解する手が写っていました)

二つ目は、幕末から明治維新にかけて日本産業の近代化に貢献した小栗上野介が、遣米使節団の時に 'マイナスねじ'を持ち帰って工業化を促進したこと。

三つ目は、プラスねじは1935年にアメリカで発明されると、いち早く本田宗一郎がオートバイの生産工程において、組み立て効率を高めるプラスねじを採用し普及に貢献したこと。

などが紹介されました。

 

大磯専務の解説もユーモアに満ちていました。さりげなくねじスローガン「この世はねじでできている」でまとめたところは流石です。

 

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藤田副会長、高須副会長をはじめ、「チコちゃん」の制作スタッフに情報提供をしてくださった方々にはお疲れ様でした。

 

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投稿者 未来開発・パブリシティ委員会事務局 高橋寛美