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イズラシ、先進的な「認知動作型トレーニングマシン」を設置したスポーツジムをオープン

2013年05月23日

株式会社イズラシ様からの投稿がありました。事務局にて取材に基づく情報を加え、記事にしました。

 

イズラシ、先進的な「認知動作型トレーニングマシン」を設置したスポーツジムをオープン

~ 新たな事業の柱を目標に、トレーニングマシンの製作にも着手 ~

 

株式会社イズラシ(本社:静岡県沼津市大岡)は、2012年9月、沼津の新社屋の敷地内に「アイシック健身塾」をオープンしました。アイシック健身塾は他のスポーツジムにはない、「認知動作型トレーニングマシン(※1)」を使ったトレーニング施設で、マラソンや登山の体力作りに最適な国内最大級の低酸素トレーニングルームも完備しています。現在、小学2年生から80歳超える方まで、あらゆる世代の会員が在籍し、競技技術向上から健康維持までさまざまな目的でトレーニングをしています。

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 本社屋に併設されたアイシック 健身塾の外観

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サインボード

「個人差はありますが老齢化に伴い、60歳を過ぎた頃から歩行時の歩幅が狭くなり、転倒やつまずきといった歩行障害などの発生リスクが非常に高くなってくると言われています。当塾では歩幅減少・歩行障害の予防および改善を目的とした、「スプリントトレーニングマシン」での運動を提供し、すり足動作による歩幅減少の改善、足の回転運動による大腰筋強化により歩行障害の発生リスク低減に努めています。」(アイシック健身塾 今井勇太氏)

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様々な認知動作型トレーニングマシンが並ぶジムの様子

またイズラシは、新社屋のオープンを機に、新型トレーニングマシン開発事業として「ファルマバレー事業部」を創部し、「認知動作型トレーニングマシン」の製作に着手しました。

「新しい工場には社員のためのジムを作るつもりでしたし、健康産業にも以前から興味を持っていました。ある企業から、東京大学の小林寛道名誉教授がアスリートのために研究している「認知動作型トレーニングマシン」を紹介されたことがきっかけで、弊社でもトレーニングマシンの製作に着手することを決意しました。マシンの図面をいただき、コンパクトにするなどデザインを工夫し、現在までに8種類を製作しています。今後も順次機種を増やしていきたいと考えています。」(代表取締役 堤親朗氏)

 

認知動作型トレーニングは、静岡県のファルマバレープロジェクト(※2)第2次戦略計画に「科学的手法による健康づくり」として取り入れられた理論で、イズラシの参入はトレーニングマシンの製造拠点として期待されています。

イズラシでは、アイシック健身塾によって会員に価値あるサービスを継続的に提供し、健康への新たな可能性を追求したいと考えており、ファルマバレー事業部とも連携し、新型トレーニングマシンの研究・開発・実証を推進していくとしています。また、将来的にはトレーニングマシンの医療機器認定も検討し、今後は健康産業を同社の事業の柱の一つとして成長させたい考えです。

 

※1 認知動作型トレーニングマシン

体幹深部筋肉の強化(脊髄・骨盤・膝関節)と脳・神経と筋肉の連係動作を確立し、運動パフォーマンスを向上させ、身体能力を高める事ができるマシン。認知動作型トレーニングマシンを使用する事で、足が速くなった、姿勢が良くなった、肩こりや腰痛が軽減されたなどの実績が報告されている。最近の研究では、インナーマッスル(体幹深部にある筋肉)を使う運動が、脳を刺激し活性化させることが明らかになってきている。

 

※2 ファルマバレープロジェクト

 静岡県が、県東部地域を中心に、地域の民産学官が協働して推進しているプロジェクト。平成8年、県立静岡がんセンターの基本計画策定時に「県立静岡がんセンターを核にした医療城下町を作ってはどうか」との意見に端を発して、平成13年、富士山麓先端医療産業集積構想(ファルマバレー構想)を策定した。

 

アイシック健身塾 : http://www.issic.co.jp/