会報ねじ

私の趣味は魚つり

2013年03月04日

三喜鋲螺株式会社、福井和廣様からの投稿です。

 
 社会人となり、友人や先輩たちから誘われるままに様々な事にチャレンジしましたが、不惑を過ぎても続いているのが"釣り"です。釣りの愛好者は多くおられ、渓流から湖、波止場から磯と、多種多様な釣りを楽しまれておられ、私も誘われるままに何でも付き合ってはいますが、私が自分流に一番好きなスタイルは、ゴムボートに乗って海に漕ぎ出で、一人で釣るというものです。
 
 二人乗りのゴムボートに、釣り竿、クーラーボックス、アンカーと食料を積み込み、早朝、日の出とともに砂浜から沖に出かけます。初夏にはキス、冬はカレイがお目当てで、岸からの投げ釣りと同じ獲物ながら、ボートからだとやはり大物に出会う機会が増えます。また、筏釣りやカセ釣り(船頭さんにボートでポイントまで連れて行ってもらう釣り)よりも、自分の実力で広くポイントを探ることができ、努力と工夫の余地が増えるので楽しみも格段に大きくなります。
 
 通常は昼過ぎには竿を収め、陸に上がりますが、同じように沖に出ていた方々とクーラーを開けて釣果を競い合ったり情報交換をしたりと、実に子供心に戻り、何ともいえない楽しみであります。釣り人は、みんな、そうですが。
 
 子供の頃のザリガニ釣りから始まり、大和川の鮒や鯉釣り、友人との渓流釣りを経て、現在のボート釣りに至っていますが、何時の頃からか、その生き様に憧れ続けています開高健の言葉「ひと時を楽しむなら酒を飲みなさい、3日間楽しむなら結婚しなさい。一生楽しみたいなら釣りをしなさい」をしみじみと味わいながら、来週に予定している釣行のポイントを選び、獲物を想像し、仕掛けを作り、竿を磨いている最中です。
 
2010魚釣り写真.jpg
 
 
 写真は、先日友人に誘われた初めてのジギング(ジグという金属の疑似餌を使い、海底からジグをシャクリ上げながら魚を誘う釣り)での成果。93cmのヒラメ。