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ステンレスねじ部会が開催されました。

2022年01月11日

令和2年12月14日開催のステンレスねじ部会は、6月に引き続き今年度2回目となる、
コロナウイルス感染防止対策に十分配慮をして関西支部会議室集合による会議となり、
部会員9名の参加がありました。
 
 
冒頭、西川部会長より以下の挨拶がありました。
 
「ねじ業界は非常に活況である反面、今までに経験したことがないような部品調
達難の状況となっている。
油や金型など製造の稼働に必要な色々な物品の値段が高騰してきている。
 
世界の市況の中で、鉄鋼製品の値上げについては中国次第ではないかと思われる。
 
カーボンニュートラルの為に中国が鋼材減産をはじめたことによると考えられる
が、目標を達成する為に熔解を減らし圧延だけでCO2削減が出来るのかというと
判断が難しい。
 
本日は、久しぶりに部会員の方々と顔を合わせて会議を行うことが出来たので、
ねじ業界をとりまく様々な問題について活発な情報交換が出来たらと思う。」
 
引き続き、部会長司会のもと「ステンレスねじの輸出入状況について」と市況の情
報交換が行われました。
 
ねじ業界としては受注が多く活況である反面、材料や運送費、機械を動かすための
あらゆる関連商材の値段が高騰し、不足している現状をどう乗り切ってゆくかが
議論の中心となり、この局面が商機かもしれないという意見があった反面、来年の
北京オリンピック後の変化を憂慮する声もあり、市況は混沌としていて会社経営の
かじ取りが悩ましい状況だということで意見が一致しました。
 
又、今回の会議では人材不足に対する各社の対応や「ねじ業界の社会的地位改善」と
いった会社経営をする上での根本的な問題も話し合われ、特に「ねじ業界の社会的地
位改善」の問題は、ねじ産業に従事する上で何とかしていかなければとの声が多く上
がりました。
 
 
次回ステンレスねじ部会は以下の日程に決定しました。
 
 ○2022年3月16日(水) 14:00~
  関西支部 会議室にて行う予定  (但し、コロナ感染状況による)