「セキスイハイム」の組立・製造工場を見学
関東支部(椿 省一郎副会長・支部長)は、平成26年12月12日(金)、年末恒例の工場見学会を実施しました。
今年は、 「セキスイハイム」の組立・製造を行っている東京セキスイハイム工業株式会社様を訪問させていただきました。
社 名:東京セキスイハイム工業株式会社
住 所:埼玉県蓮田市黒浜3535
事業内容:鉄骨系ユニット住宅 「セキスイハイム」の組立・製造
見学会に参加された協会の未来開発・パブリシティ委員会の田坂 智委員(株式会社河坂製作所代表取締役社長)に、報告をまとめて頂きましたのでご紹介いたします。
日本ねじ工業協会関東支部の工場見学会に参加して
株式会社河坂製作所 田坂 智
2014年12月12日(金)、関東支部恒例の年末行事になった工場見学会に参加しました。見学先は「東京セキスイハイム工業株式会社」で、1972年4月1日に設立され、鉄骨系ユニット住宅「セキスイハイム」のユニットを生産している会社です。
工場到着後、まずPR室で、鉄骨系ユニット住宅について、説明をしていただきました。ユニット住宅とは、プレハブ構法の一つで、工場で生産されたユニットを組み合わせて建てる住宅の事です。鉄骨系ユニット住宅は、鉄骨(柱と梁)を立体的に組み、その接合部を溶接して強度を高め、地震から建物の倒壊を防ぐ工法(ボックスラーメン構造と呼ばれます)を採用しているのが、特徴です。
さらにセキスイハイムは、短工期で気密性や断熱性に優れた高度工業化工法である「ユニット工法」に特化し、「環境」、「安心」、「快適性」をコンセプトに、住宅の高性能化を進め、時代の変化やお客様の多様なニーズにお応えしてきましたとの説明がありました。
説明終了後、2班に分かれ、見学に移りました。見学をした工場の生産ラインでは、1日に約130ユニットが生産されているそうです。1棟は平均13~14ユニットで構成されるので、1日10棟作っている計算になります。重要工程である溶接加工では、マイスター制度を導入し、また、ロボット溶接の監視を重視しているのが印象的でした。
見学終了後の質疑応答で、納期を質問したところ、大半を工場で完成させるので、現地で組み立てから60日で引き渡しが出来るとの事でした。
終わりに、今回、初めてユニット住宅の製造会社を見学しましたが、最先端の工法と、時代を先取りした住宅設計思想で事業を発展させるという点を見学出来、大いに勉強になりました。また来年も、このような企画をしていただきたいと思います。
(写真提供:株式会社ファスニングジャーナル)