日東精工が第36回素形材産業技術賞表彰で「一般財団法人 素形材センター会長賞」を受賞
15.会員企業の広報誌・ニュースレターの投稿ページです。会報ねじでは、皆様の広報誌、ニュースレター、プレスリリースを掲載し、紹介して参ります。
今回は、日東精工様より届いたプレスリリースをそのまま掲載致します。
---------------------- 以下日東精工様プレスリリース ----------------------
NEWS RELEASE
2020年11月13日
日東精工株式会社
第36回素形材産業技術賞表彰で「一般財団法人 素形材センター会長賞」を受賞
~ 当社の冷間圧造技術を応用した異種金属接合技術「AKROSE」が認められました。~
日東精工株式会社(代表取締役社長:材木正己、本社:京都府綾部市井倉町梅ヶ畑 20 番地、 東証1部上場、URL:https://www.nittoseiko.co.jp/)は、当社技術者が第 36 回素形材産業技 術賞に応募し、「一般財団法人 素形材センター会長賞」を受賞しましたので、ここにお知らせ いたします。
■ 背景
近年、自動車業界を中心に軽量化や高強度化を背景とした、特性が異なる金属材料などを組み合わせたマルチマテリアルが注目されております。
当社では、1956 年より工業用ファスナー(ねじ)の製造で培われてきた冷間圧造技術を活かし、異なる素材の金属を接合させる工法の研究開発を重ねた結果、新発想の異種金属接合技術「AKROSE(アクローズ)」の開発に成功し、2018 年 11 月より販売開始いたしました。
AKROSEは、溶接などの冶金接合や接着剤などの化学的接合ではない新しい金属接合技術であり、今後の新市場を切り拓く基幹技術として注目を集めており、様々な産業での認知を高め、モノづくりの発展に貢献することを目的に、この度の素形材産業技術賞に応募をおこなったものです。
■ 素形材産業技術賞とは
概ね過去5年間に開発され、ある程度の実用化や実績がある素形材産業技術の開発者を対象に表彰がされます。 表彰には、下記の顕著な功績を収めた者となります。
① 素形材の品質、性能の向上
② 素形材生産の効率化
③ 作業環境の改善または安全性の向上
④ 環境の保全(公害防止、廃棄物処理、・再生利用、地球環境保全)
⑤ 資源およびエネルギー使用の効率
⑥ 異分野企業等との連携事業による新たなビジネスモデル構築など
⑦ 生産体制構築・効率・コスト低減等に貢献する IoT 技術(トレーサビリティ、見える化等も含む)など
⑧ その他素形材産業の発展
審査では、第一次書類審査、第二次書類審査、ヒアリング審査、現地審査および最終審査いう5段階の審査により決定されます。
■ 受賞内容
受賞名 :一般財団法人素形材センター会長賞
開発技術名 :冷間圧造技術を応用した異種金属接合技術の開発と応用
受賞者 :開発代表者 日東精工株式会社
ファスナー事業部 技術部 山本 浩二
共同開発者 日東精工株式会社
ファスナー事業部 技術部 技術開発課 係長 手島 政和
受賞者 山本浩二
■ 製品および製品動画の展示
経済産業省において下記の期間中、本受賞製品 AKROSE の製品ならびに動画が展示されます。
期日:2020年11月9日~2020年12月11日
場所:経済産業省 エントランスホール
展示の様子
■ 異種金属接合技術「AKROSE」の概要
異種金属接合技術「AKROSE」は、従来の接合方法とは一線を画す新技術であり、強度が優れているだけでなく素材形状を調整することで複雑な接合形状も実現することも可能です。
開発技術の特長としては、
① 密着性の高い強固な接合を実現
② 冷間圧造の多種材料の接合を実現(鉄、ステンレス、銅、アルミニウムなど)
③ 優先項目次第で最適な接合を選択・実現(接合形状、接合強度、コストなど)
また、AKROSE をさらに進化させた「AKROSE HYBRID」を本年 10 月より発売開始し、さらなる技術革新を進めております。
■ 会社概要
日東精工株式会社(東証一部上場)は、工業用ファスナー(ねじ)や自動組立機械(ねじ締め機)、計測・検査装置などを製造販売するメーカです。企業の成長のためグループ33社の総 合力を活かし、締結分野を超えた事業領域の拡大や技術力向上を目指しております。
■ 本件に関するお問い合わせ先
【東京支店】神奈川県横浜市港北区綱島東 6-2-21
日東精工株式会社 経営企画室 マーケティング課 課長 野田 明範
TEL:045-545-3316 FAX:045-545-6935
以上