日東精工がIoT産業ネットワークに対応したねじ締めユニットを新発売
15.会員企業の広報誌・ニュースレターの投稿ページです。会報ねじでは、皆様の広報誌、ニュースレター、プレスリリースを掲載し、紹介して参ります。
今回は、日東精工様より届いたプレスリリースをそのまま掲載致します。
---------------------- 以下日東精工様プレスリリース ----------------------
NEWS RELEASE
2020年9月吉日
高速・高精度 PLC による産業ネットワークを強化
~「FEEDMAT FM シリーズ」IoT 対応モデルを新発売~
■ はじめに
日東精工株式会社(代表取締役社長:材木正己、本社:京都府綾部市井倉町梅ヶ畑 20 番地、東証一部上場、https://www.nittoseiko.co.jp/)は、国産初の自動ねじ締め機を開発して以来、自動ねじ締めロボット、ねじ締めドライバをはじめとする様々な自動組立装置を手がけ、世界中の組立作業をサポートしてまいりました。今回 IoTなど産業ネットワークに対応した単軸ねじ締めユニットを2020年10月1日より追加発売することをここに発表いたします。
当社の自動組立装置は、IT製品、家電、住宅設備、遊技機器など幅広い産業分野で活躍しており、とりわけ厳しい品質や性能を要求される自動車関連業界においても高い評価を得ております。
また当社は、工業用ファスナー(ねじ)のトップメーカであり、ねじ及びねじ締め装置両面から締付けの最適化をご提案し、締結作業を軸とした高度なモノづくりを支援しております。
■ 製品の開発背景
近年は、スマートファクトリーやビッグデータの解析等、IoT を意識したモノづくりが図られ、製品の多品種 対応や締付け結果のデータ出力の充実が一段と進んでおります。しかし、従来のコントローラ(RC75-T1) では、拡張可能な産業ネットワークの種類が限られていることやサーボ制御システムをプログラム構築する 上で、PLC のスペックを多く消費することから、多様なプログラムを追加することが難しく、IoT への対応にも 大きな課題がありました。このような背景から高速・高精度処理が可能な PLC を搭載したコントローラ (RC77-T1)を開発し、産業ネットワークの拡充とフレキシブルなプログラム対応を可能にしました。
■ 製品特長
RC77 コントローラはサーボ昇降式の単軸ねじ締めユニット(FM513VZ)専用コントローラです。操作盤機 能とペンダント機能を併せ持つティーチングペンダントを用い、ねじ締め機の動作パターンやねじ締めドライバの設定を柔軟に操作できます。
1) 高速・高精度処理可能な PLC を採用
プログラムステップ数は 1500K ステップと十分な容量を確保し、多種多様なプログラム構築が可能で す。また、PLC ソフトウェアの記録・解析機能の活用により、トラブル時のダウンタイム削減に繫がります。
2) 産業ネットワーク EtherNet/IP に対応
近年成長を続けている産業ネットワークの EtherNet/IPに対応しています。PC などの上位機器との通信接続により、RC77 コントローラで収集したねじ締めデータを提供することが可能です。
3) 従来からのサーボ制御システムを継承
サーボ制御システムを継承しつつ、ティーチング等の操作方法を一部簡略化しました。RC77 コントローラと周辺装置の接続方法は従来機(RC75 コントローラ)の接続方法と互換を持たせているため、コントローラの交換が容易です。
■ 製品構成図
■ 製品仕様
注1) 装置構成により外部入出力 I/O をねじ締めシステム用として使用する場合があります。
注2) PNP にも対応しております。(ご注文時指定事項)
注3) KV STUDIO は株式会社キーエンス社の製品です。
■ 販売計画
希望販売価格 :FM513VZ + RC77-T1 1,425 千円
(税抜き) ティーチングペンダント(オプション) 90 千円
製品構成 :1 ねじ締めユニット FM513VZ
2 ねじ締め機コントローラ RC77-T1
3 ねじ供給装置 FF503H
4 KX ドライバ一式
5 付属品(ケーブル)一式
6 オプション ティーチングペンダント
販売開始日 :2020年 10月 1日
目標販売台数 :月50台
主要販売先 :自動車部品業界、電機メーカ、自動機メーカ 等
■ 当ニュースリリース発信元
日東精工株式会社 経営企画室 マーケティング課 課長 野田 明範
〒223-0052神奈川県横浜市港北区綱島東6丁目2番21号
電話:045-545-3316
以上