2012年五地域ねじ協会交流大会を開催
(社)日本ねじ工業協会(会長)は、6月20~21日の両日東京・台場にて、五地域ねじ協会交流大会を開催した。これは協会が長年にわたって育ててきたアジアのビッグイベントで、日本、韓国、中国、台湾、香港の5地域から、約200名が一堂に集まった。
この淵源は1989年に始まった日本、台湾、韓国の三地域交流会である。その後2003年から中国が参加、2007年からは香港も正式参加して五地域となり今に至ったものである。昨年の韓国で一巡し、今年は再び日本での開催となった。
公式行事は2日間で、代表者会議、機械要素技術展見学、セミナー開催、東京湾クルーズ懇親パーティーが開催された。
まず、20日(水)の夕刻、ホテル日航東京(東京都港区台場)に各地域の代表らが集まり会議を行った。
代表者会議には、
(社)日本ねじ工業協会より、竹中会長、大川副会長兼国際委員長他、
中国機械通用零部件工業協会より、杨学桐(YANG XUETONG)理事長他、
香港螺絲業協會より、林志明(Lin Zhi Ming)主席他
韓国FASTENER工業協同組合より、魚鎭善(Auh,Jin-Sun)理事長他
台灣區螺絲工業同業公會より、陳明昭(Joe Chen)理事長他
計11名(通訳を除く)が参加した。
冒頭、(社)日本ねじ工業協会の竹中会長が主催者を代表し歓迎のあいさつを行い、引き続き、交流大会の行事日程が紹介された。
翌、21日(木)の午前は、東京ビッグサイトで開催中の機械要素技術展の視察し、午後は、ホテル日航東京に集結し、記念品交換、記念撮影の後、講演会を開催した。
講演会では、
「太陽光発電と電気自動車で推進する21世紀の産業革命」
(東京大学総長室アドバイザー 村沢義久氏)
「一流の習慣塾 ~イチローから学んだ事、一流選手、指導者から学んだ事~」
(NPO法人ベースボールスピリッツ理事長 奥村幸治氏)
の2本が行われた。
参加者からは、震災後のエネルギー政策の行方や影響、一流選手の具体的な習慣づくりに深い関心が寄せられた。
講演会終了後は、東京湾クルーズ船上に会場を移し、懇親パーティーに200名が集った。
冒頭、竹中会長から「世界のねじシェア50%以上を占めるこの五地域が、世界のリーダーとして力を合わせて参りましょう!今日は心行くまで懇親を深めて下さい」と挨拶。
続いて、次回開催国の中国の杨学桐(YANG XUETONG)理事長が、「具体的な開催地は皆様のご意見を聞いて決めたい。皆様を歓迎します」と挨拶した。
パーティーでは、カラオケ、乾杯、スナップ撮影と時間を忘れて盛り上がり、五地域交流会はクライマックスを迎えた。
最後に、主催者として企画をまとめて来た、大川副会長兼国際委員長が「来年、中国でお会いしましょう!」と訴え公式行事は全てを終了した。
以下、各地域の代表からの声を紹介したい。
■ 中国「とても良かった。日本が行事内容を改革したことに共感する。今回の改革に学ぶことが多いが、来年の中国開催の当事者としてはプレッシャーを感じるので、ご指導をお願いしたい。」杨学桐(YANG XUETONG)理事長
■ 香港「楽しい時をいただいて有難うと言いたい。クルーズディナーは良かった。」林志明(Lin Zhi Ming)主席
■ 韓国「楽しくなりました。準備したスタッフに感謝申し上げたい。このクルージングは楽しめた。」魚鎭善(Auh,Jin-Sun)理事長
■ 台湾「今回の交流大会は全体として楽しみました。有難うございます。」陳明昭(Joe Chen)理事長
大盛況に終了した五地域交流大会であったが、最後に、準備にあたって活躍した若い力を紹介したい。
以上、報告させていただきます。
取材:藤田未来開発パブリシティ委員長、大磯専務理事、事務局高橋