日東精工が高機能 NXドライバNX500T3 を新発売
15.会員企業の広報誌・ニュースレターの投稿ページです。会報ねじでは、皆様の広報誌、ニュースレター、プレスリリースを掲載し、紹介して参ります。
今回は、日東精工様より届いたプレスリリースをそのまま掲載致します。
---------------------- 以下日東精工様プレスリリース ----------------------
NITTOSEIKO NEWS RELEASE
2018年12月20日
日東精工株式会社
高機能 NXドライバNX500T3 を新発売
〜 高機能SD600Tシリーズにさらに高トルク機種をラインアップ 〜
■ はじめに
日東精工株式会社(代表取締役社長:材木正己、本社:京都府綾部市井倉町梅ヶ畑 20 番地、東証 一部上場、https://www.nittoseiko.co.jp/)は、トルク表示付 AC サーボねじ締めドライバNX ドライバSD600T コントローラ仕様を 2016 年 12 月に発売以降、自動車業界を中心に高い評価をいただいてまいりました。2018 年 2 月には高トルク機種 NX200T3 を発売、今般、さらなる高トルク域 のニーズを受けて、新たにドライバNX500T3 をラインアップに加え、2019 年 1 月 25 日より販売開始することをここにご案内いたします。
■ 製品開発背景
当社ではトルクセンサ内蔵の NXドライバシリーズを発売以降、自動車業界を中心に締付け精度が要求される重要保安部品の締結に採用されてきました。近年は IoT やマスカスタマイゼーションを意識したモノづくりが図られ、高度なトルク精度はもちろんのこと、製品の多品種対応化や締付け結果のデータ出力の充実が一段と進んでいます。そのため、従来の NXドライバSD550T シリーズでは締付チャンネル数や締付けデータ保存数が少なく、それらの課題を解決したコントローラ SD600T シリーズを 2016 年に発売し、併せて高トルク域へのラインアップも拡張してまいりました。
高トルク域の機種はこれまで最大 20N・m(NX200T3 仕様)でしたが、今般、自動車の駆動系部品(エンジン、トランスミッション等)に多用される M8 クラスのボルト締結のトルク帯に適した ドライバツールユニット NX500T3 を開発いたしました。
高精度・高機能を追求した SD600T シリーズにおいて、本機種をラインアップに加えたことでドライバツールユニットの仕様は計 5 機種となり、低トルク帯から最大 45N・m の高トルク帯までさ らに拡張されたことによって幅広い用途でご使用いただくことができます。
■ 製品特長
1)高精度と広トルク域
ドライバ本体に新型モータと新開発の減速機、トルクセンサを採用し、10~45N・m(従来は 15~45N・m)の広域な設定トルク域と出力トルクの高精度化を実現しました。
2)締付けチャンネル数の拡張
締付けチャンネルの設定数を従来シリーズの 16 組から 32 組に拡張し、1 台での多彩な締付けが可能となり、少量多品種生産を支援します。
3)高機能化
通信用に Ethernet ポートを追加し、従来シリーズではオプション仕様であったデータ収集機能を標準搭載したことでデータ保存によるトレーサビリティの確立がより身近なものとなります。同じく締付け波形処理機能も標準装備し、上下限トルクだけでは判定が難しかった締付け不良を締付け波形により合否判定することが可能となり、品質向上に貢献します。
4)ソフトウェアの充実化
従来シリーズでもご提供してきた締付けチャンネル設定や波形表示用アプリケーションソフトを刷新し、モニタ機能(パソコン上)の充実を図りました。また、目標トルク値とチャンネル 番号のみを設定するだけで初心者でも簡単に使用できる「らくらくモード」を新たに機能追加し、 使いやすさを提供します。
■ 製品仕様
・ドライバ本体(ツールユニット)
・コントローラ
(製品外観)ケーブル類は除く
コントローラ
SD600T10-2020-*
ドライバ本体(ツールユニット)
NX500T3-0AS*-20
■ 販売計画
希望販売価格(税抜):NX500T3-0AS*-20 + SD600T10-2020-* 825千円
構成 ①ドライバ本体 ②コントローラ ③ケーブル・コネクタ類 一式
販売開始日 :2019年1月25日
目標販売台数 :60台/年
主要販売先 :自動車業界、電機業界、自動機メーカ 等
■ 当ニュースリリース発信元
日東精工株式会社 経営企画室 マーケティング課 課長 髙見 裕臣
〒223-0052神奈川県横浜市港北区綱島東6丁目2番21号
電話:045-545-3316