06.未来開発・パブリシティ委員会の特集記事
- リモートで「未来開発・パブリシティ委員会」を実施
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9月18日(金)未来開発・パブリシティ委員会がリモートで開催されました。これまでコロナ禍で思うように集まれませんでしたが、今回は、機械振興会館に設けた中央会場と全国の委員を結んだリモート形式で行われました。会場には、藤田委員長、高須副委員長他5名とオブザーバー参加の椿会長が出席。11名の委員の皆様がリモートで繋がり、合計19名が出席する会議となりました。
今年は、日本ねじ工業協会の60周年にあたり、未来開発・パブリシティ委員会は一連の記念事業の企画を任されています。そこで今回の開催目的は、準備状況と記念行事の大きな流れを確認することが主眼となりましたが、以下の議題について議論し確認することができました。
・ 「60周年記念行事の位置づけとその流れ」について
・ 創立60周年 「日本ねじ工業協会変革ビジョン」について
・ 創立60周年記念「座談会」について
・ 記念表彰について
・ 記念誌編纂の進め方について
以下は、「60周年記念行事の位置付けとその流れ」(配布資料の一部)を示したものです。記念式典は年度末になる2021年3月26日を予定していますが、「60周年は、協会変革のマイルストーンに!」を合言葉に、準備を進めて参ります。
ところで、今回の未来開発・パブリシティ委員会全体会議は、既述のようにリモートで開催されましたが、久しぶりに各委員の近況を報告しあうことができました。お一人おひとりがコロナ禍にあって大変な戦いをされていますが、お互いにエールを交換し元気の出る会合になりました。
尚、協会としても、このようなリモート会議を推進し、協会活動を積極的に進めて参りたいと考えております。リモート会議運営につきましても、試行錯誤しながらだいぶ慣れて来ました。事務局として何かお手伝いすることがありましたら、喜んでお手伝いをさせていただきます。ご質問、ご要望をお寄せくださいませ。どうぞよろしくお願いいたします。
中央会場の様子
リモート参加の皆様
(未来開発・パブリシティ委員会事務局 記)
- 未来開発・パブリシティ委員会がZOOMミーティングトライアル
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新型コロナの感染拡大防止のため、会合が持ちにくくなってから久しいですが、今リモート会議に注目が集まっています。
昨日は、未来開発・パブリシティ委員会の正副委員長会議(委員長:藤田守彦副会長)をZOOMミーティングで行いました。今後の活動計画について議論したものです。東京と大阪を結び、無事会議を終了することができました。
委員長はじめ会議に参加したみなさんからは、「非常事態宣言下で移動が制限される今こそ、こういうテクノロジーを使って、活動を停滞させることなく、一歩でも前に進めたい。」との力強い感想をいただきました。(未来開発・パブリシティ委員会事務局:高橋記)
エクセルを画面共有して活動計画の討議
- MF-TOKYO2019プレス板金フォーミング展ねじ出展レポート
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去る7月31日(水)から8月3日(土)までの4日間にわたり、MF-TOKYO2019プレス板金フォーミング展が、東京ビッグサイトにて盛大に開催されました。日本ねじ工業協会(会長:椿省一郎)は、今年も同展示会を主催する日本鍛圧機械工業会の協賛団体として出展をいたしました。
今回も「この世は'ねじ'でできている」のスローガンロゴの下、出展のご応募をして下さった会員企業様(株式会社新城製作所様、株式会社タツミ様、日東精工株式会社様)の製品や技術展示とともに、身近な'ねじ'をより深く理解していただくワークショップや展示を行いました。特に今年は開催期間が夏休みにかかることから、子供たちの自由研究に役立てていただきたいと子供たちの来場も呼びかけました。
ワークショップは以下の通りです。
・ 「紙ねんどで作ろう!自分だけのねじ 〜ねじはかせに、キミはなる〜」
ねじづくりの工程を学び、実際に紙ねんどで、ねじづくりを体験します。(提供:日東精工様)
ワークショップ「紙ねんどで作ろう!自分だけのねじ」の様子
ヘッダー工程をやさしく解説
ローリング工程の体験
「できたぞ。やったー!」
最終日も「満員御礼」でした。
・ DR.ラーセン「ねじの正しい締め付け体験教室」
子供たちに大人気!ドクターラーセンからねじの正しい締め付けを学びます。(提供:平戸製作所様)
Dr.ラーセンから「適切な締め付け」を学びます。
トルクレンチとスパナを使ってみます。
・ 極小ねじ締め付け体験
0.6mmのねじを自分の手で締める。
「その調子、上手だよ!」
大人だって、子供だって、ついつい夢中になります!
・ 火縄銃展示
NHKの「チコちゃんに叱られる」でも紹介された、ねじの歴史を知るコーナー
ねじのブースを訪問されたお客様は推定800人(例年の6割)となりました。例年より出展規模が半分となったものの、いつもに劣らぬ賑わいがありました。MF-TOKYOを訪れた産業人の皆様に混じって、お子様連れの親御さんの姿も。ワークショップには親子で参加する微笑ましい姿も見られました。未来っ子達がブースの体験を通して、少しでもものづくりに関心を持ってもらえたら嬉しいですね。
三社の最新の技術展示・製品展示については、今回初めて企業名と製品名・ブランドを表示した共同展示を行いましたが、それぞれのコーナーに多くのお客様が訪れ、熱心に質問をする姿を見かけました。
どんな様子か展示の責任者の方に伺うと、「これまでも様々な展示会に参加してきたが、共同で集客する効果は大きいと思う。今回はいつもとは異なる新しいお客様にも来ていただけた。手応えのある商談もあった」とのお話を伺うことができました。
熱心なお客様の質問に丁寧に答えます。
株式会社新城製作所様株式会社タツミ様
日東精工株式会社様
今回でMF-TOKYO2019の出展は2015年から3回目。未来開発・パブリシティ委員会として、協会の共同展示の企画運営に当たって参りしましたが、一連の体験を通して得たことをしっかり振り返り、今後に活かして参りたいと思います。来場のお客様、運営に当たってご協力をいただいたすべての皆様に心から感謝いたします。
(未来開発・パブリシティ委員会事務局)
「この世はねじでできている」カンバッジ
力を合わせて頑張りました!
- MF-Tokyo2019プレス板金フォーミング展 ねじ ブースのご案内
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まもなくMF-Tokyo2019プレス板金フォーミング展が開催されます。
会 期 2019年7月31日(水)〜8月3日(土) 9:00-17:00(8/3は16:00まで)
会 場 東京ビッグサイト 西1・2 & 南1・2ホール日本ねじ工業協会の展示ブースでは、出展のご応募をして下さった会員企業様(株式会社新城製作所様、株式会社タツミ様、日東精工株式会社様)の製品や技術展示に加えて少し特別なイベントを企画しています。
今年は開催期間が夏休みにかかることから、子供たちの自由研究に役立つ体験学習の場をご用意したいと思います。ご案内のチラシが出来ましたので、ここで紹介させていただきます。
例年、ねじの展示ブースには、子供たちや、近隣のお子供たちを連れて見学に来られる親御さんもお見受けします。是非、今年はお子様と連れ立って見学されてはいかがでしょうか?
- ねじの日に、MF-Tokyo2019プレス板金フォーミング展のご案内
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ねじの日に、MF-Tokyo2019プレス板金フォーミング展のご案内
「〜 夏休みですから、是非お子様もご一緒に、みて、体験してください 〜」
6月1日は「ねじの日」。
「ねじの日」は、昭和24年6月1日に「工業標準化法」が制定され、新しくJIS(日本工業規格)の制定が実施されるようになったことを記念し、「ねじ商工連盟」が昭和51年6月1日に、この日を「ねじの日」と宣言したことに始まります。ねじは互換性を持った部品として、産業の発展に重要な役割を果してきました。ねじ業界の先輩方が、「ねじの日」を日本の標準化にとって記念すべき日に重ね合わせたところに深い意義があると感じます。
「ねじの日」に、ねじが益々社会になくてはならない存在となりますよう願っています。
さて、今年は東京ビッグサイトで日本鍛圧工業協会主催のプレス板金フォーミング展MF-Tokyo2019が開催される年です。参加要請にお応えし日本ねじ工業協会も出展いたします。
MF-Tokyo2019プレス板金フォーミング展
会 期 2019年7月31日(水)〜8月3日(土) 9:00-17:00(8/3は16:00まで)
会 場 東京ビッグサイト 西1・2 & 南1・2ホール
日本ねじ工業協会の展示ブースでは、出展のご応募をして下さった会員企業様(株式会社新城製作所様、株式会社タツミ様、日東精工株式会社様)の製品や技術展示に加えて少し特別なイベントを企画しています。
今年は開催期間が夏休みにかかることから、子供たちの自由研究に役立つ体験学習の場をご用意したいと思います。
・ 「紙ねんどで作ろう!自分だけのねじ 〜ねじはかせに、キミはなる〜」
ねじづくりの工程を学び、実際に紙ねんどで、ねじづくりを体験します。
(企画・提供:日東精工株式会社様)
・ DR.ラーセン「ねじの正しい締め付け体験教室」
子供たちに大人気!ドクターラーセンからねじの正しい締め付けを学びます。
・ 火縄銃展示
この5月、NHKの「チコちゃんに叱られる」でも紹介されたねじの歴史。
火縄銃のためにつくられたねじが日本最初のねじです。
お子様がいらっしゃる方には、是非ご一緒にお越しくださいませ。そして、ものづくりの世界を学びながら、一緒に夏休みの自由研究のテーマを見つけてみてはいかがでしょうか。
イベント参加ご希望や入場券のご相談などにつきましては詳細が決まり次第、このページで追加のご案内をさせていただきます。
目指すブースの目印はいつもの通り、オレンジ色のスローガンロゴ「この世は'ねじ'でできている!」です。
MF-Tokyo2019公式ページ(一般社団法人日本ねじ工業協会のページ)
https://www.event-expo.jp/mftokyo2019/jp/disp.php
以上
- 【会員限定】日本ねじ工業協会会員アンケートの展開について
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協会創立60周年記念事業
日本ねじ工業協会会員(正会員)アンケートのお願いの件
2019年1月23日
未来開発・パブリシティ委員会委員長
副会長 藤田守彦
未来開発・パブリシティ委員会の委員長を担当しております藤田守彦です。2020年に協会は創立60周年の佳節を迎えます。その60周年記念事業を未来開発・パブリシティ委員会が担当させていただくことになりました。そこで委員会では、今年度事業計画から、その企画・準備を進めることにして、会員の皆様の要望や期待を反映した事業にしたいと考えております。つきましては本日、以下の趣旨のアンケートを郵送にて正会員の代表者様宛に発送させていただきました。ご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。
アンケートの返送方法につきましては、郵送した「アンケート兼解答用紙(A3版)」にご記入いただき、同封の返信用封筒に入れて期限までに返送いただきたくお願い致します。
尚、ファックスで送っていただく場合は、以下からダウンロードしていただき、出力してご記入いただきますようお願いいたします。(Fax No:03-3434-0546)
Questionnaire for a member of FIJ(A4size).pdf
郵送の内容と重複しますが、この度のアンケートの趣旨につきましては、以下の通りお伝えしたいと思います。
【60周年事業の目的】
昨年9月6日の政策委員会には、未来開発・パブリシティ委員会の議論を踏まえて大筋、以下の方向で進めて行くことを、ご提案し承認していただきました。
・協会設立60周年を迎えるに当り、協会の在り方や改革の方向性を明らかにして、次世代につなげる発信をする機会とする。
・基本方向として、会員本位の立場に立って、一層会員に喜んで頂ける協会を目指したい。
こうした提案をするに当たり、以下のように考えた次第です。
・会員にとって協会は何のためにあるのか?
協会や組合は、一社、一社では解決できない問題を明らかにして課題化してゆく使命があると考えています。これまでも、そのような様々な課題に取り組んできましたが、時代の要請にもとづき「これからどんなアウトプットをして行くのか?」という問いに答えて行かなければならいと思います。
・世の中の変化や変革の動きのスピードは今までになく激しいものとなっています。一つの事例を上げれば、世界は今、AIやIoTなどの技術を活用した「生産性の向上」について凌ぎを削っています。中小企業が多く日本と似ているドイツにおいては、インダストリー4.0を掲げ、更なる生産性(一人当たりGDP)の向上を目指しています。われわれもこのような時代に勝ち残って行くためには、何をするかが問われています。
【アンケートのお願いとその趣旨】
以上のような問題意識から、この度は、会員の皆様のご協力を得て、「協会にどんなことを期待するのか」ということを明らかにして参りたいと思います。お忙しいなかたいへんにお手数をおかけしますがご協力のほど、よろしくお願い致します。
その集計分析結果につきましては、皆様にご報告申し上げると共に、60周年を迎える時までに、「更なる会員のためになる協会」のあり方(ビジョン)とその実現のためのアクションプランをご提案して参りたいと思います。また、アンケートは政策委員会委員で共有の上、今後の政策立案に役立てて参ります。
お願いするアンケートのご記入にあたっては、選択方式のみならず、自由にご要望やご意見を記入できるようにさせていただきました。また、匿名希望の方にも、記入していただけるようにいたしました。忌憚のないご意見をお寄せ下さい。
【回答していただきたい方】
回答いただく方につきましては、以下のような方にお願いしたいと思います。
・正会員企業とします。
・代表者(社長)あるいは経営に携わっている立場の方
【回答締め切り】
2019年2月25日(月)必着でお願いいたします。
【本件連絡先】
(一社)日本ねじ工業協会 事務局 担当 荻上 和彦(おぎうえ)
TEL:03-3434-5831 FAX:03-3434-0546
E-mail:honbu@fij.or.jp
以上
- 「日本のロゴ&マーク集」が日本ねじ工業協会のロゴマーク3点を掲載
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「日本のロゴ&マーク集」が日本ねじ工業協会のロゴマーク3点を掲載しました。
同書はアルファブックス/アルファ企画という出版社が編集発刊する書籍で、CI関係者向けに日本の企業のロゴやマークを収録し紹介しているシリーズです。今回発刊されたものは、「日本のロゴ&マーク集」第4弾で、2014年〜2017年までに制作・発表されたCI、VI、ロゴタイプ、マーク、ピクトグラム、およびそれらの作品が使用されている実例写真が掲載されています。約380人のクリエイターが手がけた1,259作品を収録しているそうです。
「日本のロゴ&マーク集」表紙
今回、掲載された「日本ねじ工業協会」のロゴ3点は以下の通りです。
・Events+Projectsの部
「この世はねじでできている!」スローガンロゴ
日本鍛圧機械工業会が主催するプレスフォーミング展MF-Tokyo2015に、日本ねじ工業協会が出展したときの展示ブースのために開発されました。その後MF-Tokyo2017のブースデザインにも利用されました。商標登録を済ませ、会員企業様が「ねじ」をアピールするために、無償でロゴマークの利用ができるようになっています。缶バッジなどのねじロゴグッズも好評です。
・Events+Projectsの部
協会創立55周年記念ロゴ
協会創立55周年の2015年11月、記念事業の一つとして「ねじフォーラム」を実施しました。そのイベントやその様子をまとめた記念誌に掲載されたロゴマークです。「ねじフォーラム」では、協会会員、ねじ商社の若手指導者が一同に集まり、「ねじの未来をつくる」をテーマに、セミナーやワークショップを開催。参加された方々から寄せられた感想によると、大いに友好、友情を育む機会になりましたとのことでした。
・Companies+Groupsの部
ねじ工業協会5地域交流大会シンボルマーク
2016年の5地域交流大会(韓国主催)のシンボルマーク制定に当り、同年にコンペが行われました。これは日本ねじ工業協会が応募した作品です。
当作品では、5地域のファスニング産業の代表を中心に、その貢献や影響が世界に広がって行く様子を表現しました。「5本のボルトのヘッド部分が5地域の代表を意味します。中央に星が見えますが、これは5地域が集まり協力し合って初めて、輝く星です。」(提案プレゼン)
残念ながら代表者会議の投票の結果、当案は採用されませんでした。
- MF−Tokyo2017 プレス・板金・フォーミング展出展レポート
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「この世はねじでできている! 」MF−Tokyo2017 プレス・板金・フォーミング展が、2017年7月12日(水)~15日(土)、ビッグサイトにて盛大に開催されました。日本ねじ工業協会(会長:椿省一郎)は、MF-Tokyo2017を主催する日本鍛圧機械工業会の協賛団体として出展をいたしました。
キャッチフレーズは「この世はねじでできている!」。
そして「いつだって、どこだって解決する'ねじ'」をテーマに、さまざまな分野で活躍する'ねじ'の世界を紹介いたしました。
会場配布のご案内チラシ(表面)
'ねじ'ブースの展示ゾーンには、さまざまなニーズに応える技術課題を解決して来た'ねじ'を紹介。お客様は説明に耳を傾け、手に取ったり、ルーペを覗き込んだりと、それぞれにねじの奥深さを実感していました。
会場では、展示にヒントがある'ねじネタクイズ'を実施しましたが、ご来場のお客様のうち、クイズに参加したお客様の数は、3日間の累計で1,407人(名札のバーコード読み取り数)となりました。この数字は一昨年の来場者数に並び、クイズ参加者だけの比較では、一昨年を数百人上回るものとなりました。
展示ゾーンの様子。説明に耳を傾けるお客様、クイズの答えを探すお客様。
チラシ(裏面) にイベントのご案内
また、ねじに親しむイベントスペースでは、
・ワークショップ「Dr.ラーセンの'ねじ'締め付け体験教室」(7月12日−14日)
・ワークショップ「ねじブロックで遊ぼう」(7月12日−14日)
・「全日本製造業コマ大戦 特別 ねじ屋場所」(7月15日)
の楽しい催しを行いました。
コマ大戦の観戦に駆けつけたお客様
それぞれのワークショップ参加者は、以下の通りとなりました。
Dr.ラーセン:100人以上
ねじブロック:180人以上
コマ大戦は、強豪10チームが競いましたが、観戦するため会場を埋め尽くすお客様が集まりました。
来場者の中には、さまざまなものづくり企業の方々の他に、社会科見学を目的に訪れた職業訓練校の生徒さんや工業系の学生さんら若い人たちも多数見かけました。将来、ねじ産業にご縁がある人が一人でも増えて欲しいと期待を寄せた次第です。
今回も、日本ねじ工業協会の未来開発・パブリシティ委員会を中心に会員企業の皆様には、企画・運営、展示資料の提供、会場での説明、イベント運営など、さまざまな形でご協力いただきました。出展の成功は皆様のご協力の賜物です。
ご協力に、深く御礼申し上げます。
以下に、展示、イベントの概要を報告させていただきます。
展示ゾーンの概要
・展示品
各社のご協力により、ねじ20数種類、火縄銃を解説パネルと共に展示。
・「ねじネタ」クイズ
ブースを回遊していただくために、展示を見ると答えがわかる8種類のクイズを実施。参加者には、「この世は'ねじ'でできている」ロゴの缶バッジを贈呈。
・JIS本体規格品、附属所品の展示・配布
展示品ギャラリー(展示品の内容)
・日本のねじづくりは「種子島」から −「解決するねじ」のはじまり -
藤田螺子工業 藤田守彦常務所蔵の火縄銃。火縄もついています。
① ねじは生活の部品
回すだけで、固定したり外したりできるというねじは、私たちの暮しのさまざまな課題を解決し、ニーズに応える'ねじ'は生活に不可欠な部品。工具がいらないねじ、簡単に外せないねじ、怪我を治すねじ、美しさを追求したアクリルねじなどを展示。
骨折治療用ねじ(左)、手術用具(中央)他、さまざまな生活を支えるねじ
② 走りを追求したい
スポーツ自転車などのチューニングに使われる「競技用チタン合金ボルト」、装着されている自転車も展示。
③ 薄くて美しいねじが欲しい
頭を薄くしつつ首の強度を保つ「薄頭ねじ」。家電の省エネ、軽量化、デザイン性などの要求に応えます。
④ ゆるみにくさと、耐震性、作業効率を両立したい
ゆるみにくく、締めやすく、戻しやすい。木造建築、高層建築などに活用されている「軽量・高強度ワッシャ-一体型緩み止めナット」。シーソーで、同機能の従来品ナットと重さを比較できます。同製品が開発されるまでどのような変遷をたどったかもわかります。
軽量・高強度ワッシャ-一体型緩み止めナット
⑤ 製造工程を簡単にしたい
主に自動車を中心に、作業工数とコストの
低減を目的に採用されるセルフタッピングねじは、ねじ込みながら雌ねじを切っていきます。締結する素材によって、それぞれ独自の課題を解決する必要があります。一つは柔らかい樹脂に、もう一つはアルミなどの軟質金属素材に、セルフタッピングを可能にした事例を紹介しています。
⑥ 自動車をより軽くエコにしたい
自動車のCO2排出量削減のための軽量化にも'ねじ'が貢献します。一つはアルミボルト。鉄より強度が劣る点を補い、アルミのメリットを引き出しています。もう一つは、ハイテン材(高張力鋼板)薄板用圧入ナット。溶接ナットの問題を解決しています。
アルミボルト
圧入ナット
⑦ 線路をしっかり固定したい
新幹線の線路などに使われている「ゆるみ止めナット」。線路の模型で、どのように装着されているのか、じっくり見ていただくことができます。
線路模型に装着されたゆるみ止めナット
⑧ 水や油が侵入しないねじが欲しい
これまでに5億個以上が携帯電話に使われているという「防水機能付きねじ」。そのねじを使用したボックスを水槽に沈めて、防水性能を見ていただきました。
異金属の接触による電食防止のために、頭部外周を樹脂で覆ったねじ
⑨ 長期間振動してもゆるまないねじが欲しい
製造装置や自動車に使用されるラチェット機構付き緩み止めねじ。
長期間の振動によっても、ゆるまないようにします。
⑩ 過酷なモータースポーツに耐えるねじが欲しい
市販車をレース仕様にチューニングするためのシリンダーヘッド用ボルト・ナット。振動や熱などの悪条件に耐える性能が要求されます。
⑪ 海水を浴びつづけても錆びないように
トンネルや橋、海洋建造物、石油プラントなど、過酷な環境下で使われている「防錆防食ねじ」(中央、緑色のボルト・ナット)。特殊フッ素樹脂コーティングが施されています。塩水噴霧試験結果も展示しました。(左側)
⑫ 宇宙の特有の厳しい要求に応えるねじが欲しい
ロケット先端の人工衛星を放出する部分(フェアリング)に使用されている「ノッチ付きボルト」や、宇宙ステーションを隕石の衝突から守るバンパーパネルに使用されている「宇宙ステーションバンパー固定ボルト」を展示。
「宇宙ステーションバンパー固定ボルト」
⑬ いつでも規格どおりのねじを製造するために
ねじが規格どおりに作られているかどうかを確認するために使用される「ねじゲージ」を展示。OK品やNG品のボルト・ナット使って、実際にどのようにチェックするのか体験できます。
おねじを検査するリングゲージ
⑭ もっともっと小さいねじが欲しい
軸の外径0.6ミリの「極小ねじ」。ルーペ越しに見ながら、実際にドライバーで締め付ける体験ができます。小さすぎてなかなか上手くできませんが、皆さん、コツを掴むまで諦めずによく頑張りました。
極小ねじの締め付けに挑戦しています。
ねじに親しむイベントゾーンの概要
・映像放映
さまざまなねじ、日本の技術力を紹介するビデオ。「この世は'ねじ'でできている」を常時放映。
・ワークショップ「Dr.ラーセンの'ねじ'締め付け体験教室」(7月12日−14日)
確実な締結には、ねじの適切な締め付けが欠かせません。Dr.ラーセンの指導のもとに、適切な締め付けを体験し学ぶことができるワークショップ。
・ワークショップ「ねじブロックで遊ぼう」(7月12日−14日)
「ねじブロック」は、豊富な種類の'ねじ'を組み合わせて立体造形を作る知育玩具で、大人も子供も楽しみながら、ねじの理解ができます。参加者には「金色のボルトキーホルダー」をプレゼント。
オリジナル作品コンテストも実施。優秀作品の2名に「ねじブロックキット」を贈呈。
・「全日本製造業コマ大戦 特別 ねじ屋場所」(7月15日)
コマ大戦は日本の製造業を元気にしたいという声に応えて始まったイベントです。松田大会委員長の下、全日本コマ大戦協会公認の「特別 ねじ屋場所」が開催されました。技術を結集して自作した自慢の喧嘩ゴマを持ち寄り、10チームが参戦。その真剣勝負を見ようと会場には、溢れるばかり人たちが集まりました。
コマ大戦ねじ屋場所大会委員長、開会宣言
この一投に全てをかけます。
絶対に、負けられません!
第2回「コマ大戦ねじ屋場所」、栄えあるチャンピオンの誕生です。
「優勝おめでとうございます!」
暑い、そして熱い4日間が終わりました。
4日間の展示やイベントを通して、来場者の皆様には、今まで以上に身近にねじを感じていただけたのではないでしょうか。
(未来開発・パブリシティ委員会事務局)
- MF-Tokyo2017プレス・板金・フォーミング展、ねじのブースへのお誘い
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一般社団法人 日本ねじ工業協会(会長:椿 省一郎)は、7月12日(水)~15日(土)の4日間、東京ビッグサイトで開催される一般社団法人日本鍛圧機械工業会及び日刊工業新聞社主催の専門展示会「MF-Tokyo2017 プレス・板金・フォーミング展」に協賛団体として出展します。
開催期間中には、是非、東京ビッグサイトへお運びいただきたくお願いいたします。
今年の日本ねじ工業協会の展示会場は、東6ホールに設置されます。
資料展示ゾーン
この世はねじで出来ている!
− いつだって、どこだって解決する'ねじ' −」がテーマ。
さまざまな分野で活躍するねじのディープな世界をわかり易く紹介いたします。
イベントゾーン
以下のねじに親しむイベントが開催されます。
・ワークショップ「Dr.ラーセンの'ねじ'締め付け体験教室」(12日−14日)
・ねじを主役にした玩具「ねじブロック」を使った創作ワークショップ(12日−14日)
・手づくりコマで日本の製造業を元気にしようと始まった「全日本製造業コマ大戦」の「ねじ屋場所」(15日)
会場では、展示資料のねじにヒントがある「ねじクイズ」も実施しています。
クイズを当てた方やワークショップ参加される方には、ノベルティをご用意いたします。是非、お立ち寄り下さい。
コマ大戦は、自社の看板を背負った自慢の手づくりコマを持ちより、本気で勝負を競い合うものです。一昨年の当大会では大勢の人が集まって勝負の行方を見守りました。
コマ大戦に参戦される方は、全日本製造業コマ大戦協会のウェブをご覧ください。
https://www.komataisen.com/開催日程/#nejiya2017
一昨年のMF-Tokyo2015の様子は、こちらをご覧ください!
http://www.fij.or.jp/blog/cat06/mf-tokyo2015-end.html
開催期間中に関連学会のエキスパートによるセミナーが開催されます。
ねじに関するセミナー情報はこちらにご案内しています。
http://www.fij.or.jp/topics/information/2017/06/22-984.html
では、MF-Tokyo2017でお目にかかります!
未来開発・パブリシティ委員会
- 「この世は'ねじ'でできている」ロゴの商標登録が完了しました
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このたび、「この世は'ねじ'でできている」ロゴの商標登録が完了しました。
同ロゴは、2015年のプレスフォーミング展(MF-Tokyo2015)のために、開発されたデザインですが、プレスフォーミング展終了後も、同ロゴのコピーやデザイン、あるいはロゴを使った'ねじ'アピールグッズの試作品がたいへん好評であったところから、是非、商標登録をしておきたいという声があがっていました。その声に応えるため商標として申請していましたが、漸く今年2月に登録が完了したものです。
未来開発・パブリシティ委員会では、今回の登録を機に、大切な協会資産として有効活用を図りながら、'ねじ'を世の中にアピールして参りたいと考えています。
今年は、MF-Tokyo2017年開催の年ですが、日本ねじ工業協会も協賛団体として出展の予定です。また、ここでも、この「この世は'ねじ'でできている」のロゴデザインを使ってアピールをして参ります。
尚、同ロゴマークは原則、一般社団法人日本ねじ工業協会の正会員および賛助会員に限って、無償で使用することができます。その際には、利用基準を定めた「ロゴマーク取り扱い説明書」に従ってお使いいただきます。詳しくは、協会事務局までお問い合わせ下さい。
以下は、ロゴマーク取り扱い説明書の一部
商標登録後の®マークの入れ方につきましては、基準を定めて取り扱い説明書に記載する予定です。
少し、お待ち下さい。
未来開発・パブリシティ委員会事務局(高橋)