会報ねじ 新着記事
- 高須さんが、ねじ代表として東京大田区のコマ大戦に参戦
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中小企業が技術を結集して挑む「下町ボブスレー」でも有名になった東京・大田区。去る3月10日、大田区産業プラザでコマ大戦が行われ、日本ねじ工業協会の高須副会長が自作のコマを持って参戦しました。投稿者の私も応援に駆けつけた次第です。
この全日本製造業コマ大戦は、大田区大田工業連合会青年部が主催したもので、「町工場の経営者たちのバンドが出演する春の音楽祭『THE PARTY』」と併せて行われたモノづくりイベント。選手の応援や観戦のため溢れるばかりに集まった人々の熱気のなかで、規定部門20チーム、ユニーク部門8チームによる熱戦が繰り広げられ、地域住民や子供たちに、日本の製造業の素晴らしさを伝える大会となりました。
全日本製造業コマ大戦 会場受付
選手宣誓
この大田工業連合会様ですが、日本ねじ工業協会のイベントでこれまでも何かとご協力をいただいています。ビッグサイトで開催されたMF-Tokyo2017(プレスフォーミング展)の「ねじ展示ブース」で、協会が「全日本製造業コマ大戦 特別ねじ屋場所」を開催した折には、司会や実況解説担当を派遣して下さいました。また、MF-Tokyo2015では、貸し出していただいた「下町ボブスレー」を展示し、来場者の好評を博しました。
高須副会長は、日頃のご協力に感謝の意を表しての参戦となりました。「2先勝」ルールのもと、高須副会長は強豪相手に1勝をあげ、一度はアドバンテージをとる善戦をしましたが、惜しくも1回戦敗退となりました。次回は、「戦略を練りもっと強くなってリベンジしたい」と。
「ねじ屋」代表 高須さんの一騎打ち
今回のコマ大戦には、さまざまな創意工夫がなされた秘密兵器のようなコマを持って、全国大会レベル・世界大会レベルの選手チームが集まり、観ているだけでも楽しいと感じました。また、大田区の中小企業の皆様が、「下町ボブスレー」や経営者バンドによる音楽祭など、さまざまな挑戦によってネットワークの強化をはかり、仕事に活かしていることがわかりました。またマスコミの取材もしっかり集めていると感心した次第です。
最後に関連して、「下町ボブスレー」についても一言。大田区の中小企業が技術を結集してつくったソリで、ジャマイカとともに2018平昌五輪を目指してきました。しかし、直前になってジャマイカから「下町のソリを平昌で使用しない」と突然の通告があり、契約破棄という不本意な結果になりました。プロジェクトにとっては苦しい逆境だったと思います。「実力の違いだから仕方がない」など心ないネットの書き込みも多く目にしましたが、誠実な姿勢には味方が現れるものです。テレビ番組「ガイヤの夜明け」がこの問題を密着取材。放映された番組ではジャマイカの「下町ボブスレーは遅い」という主張を覆す「封じられた比較データ」を紹介。また平昌の会場では、不採用となったにも関わらず「下町ボブスレー」の方々がジャマイカ選手を心から応援する姿を映していました。立派です。これからも陰ながら声援を送り続けたいと思いました。
未来開発・パブリシティ委員会:高橋寛美記
昨年大田区のメンバーにもご協力をただいたMF-Tokyo全日本製造業コマ大戦「ねじ屋場所」
- 日東精工が、マイクロバブルと酸素の生成技術の融合による新たな商品開発を推進
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15.会員企業の広報誌・ニュースレターの投稿ページです。日東精工様より届いたプレスリリースをそのまま掲載致します。 会報ねじでは、皆様の広報誌、ニュースレター、プレスリリースを掲載し、紹介して参ります。
---------------------- 以下日東精工様プレスリリース ----------------------
NITTOSEIKO NEWS RELEASE
2018年2月14日
日東精工株式会社
マイクロバブルと酸素の生成技術の融合による新たな商品開発
〜 エンエプ社と共同開発契約を締結 〜
■ はじめに
日東精工株式会社(本社・工場:京都府綾部市 代表取締役社長:材木正己)は、株式会社エンエプ(本社・工場:大韓民国釜山広域市 代表取締役社長:李相坤)の両社が得意とする技術を取り入れた商品を共同開発し、新たな市場拡大を目指します。
■ 背景・目的
当社は、当社の行動規範の一つである「自主的、積極的な環境保全活動」を目的として、マイクロバブル生成技術の研究開発に着手し、有機溶剤などを使用しない環境にやさしい新たな工業洗浄として、2011年からマイクロハバブル洗浄装置(バブ・リモ)の製造販売を開始し、更なる性能向上に向けた開発に取り組んでいます。2017年8月25日にはFBIA(ファインバブル産業会)が指定した試験ラボによる発生機試験と評価結果を得て、国内第1号となる製品サンプルの性能認証を取得し、当社の性能が公にも認められることとなりました。
2016年から海外市場にも目を向け、エンエプ社と販売店契約を締結し、韓国におけるマイクロバブル洗浄機のPRと販売にも取り組んでまいりました。この度、これらの契約に基づく両社の良好な関係を更に強化・拡大し、当社の持つマイクロバブル生成技術とエンエプ社のもつ酸素生成技術を取り入れた新しい商品の開発を共同で行うことといたしま した。
また、この共同開発契約の協力関係を基盤とし、双方のグローバルネットワークを活用して新市場、新分野への参入に注力していきます。
■ 契約先会社の概要
社 名 : 株式会社エンエプ
設 立 : 2012年8月3日
資 本 金: 1,316,610,000 KRW (2017年12月31日現在)
所 在 地: 大韓民国釜山広域市機張郡機張邑機長大路 413 番キル 86
代 表 者: 代表取締役社長 李相坤
事業内容: 酸素供給システムの製造および販売
契 約 日: 2018年1月25日
■ 日東精工会社概要
日東精工株式会社(東証一部上場)は、工業用ファスナー(ねじ)や自動組立機械(ねじ締め機)、計測・検査装置などを製造販売するメーカです。ねじ・ねじ締め機は大きなシェアを誇り、締結・組立・検査における「ファスニング・ソリューション」を展開しています。マイクロバブル洗浄装置は当社の新たな分野への参入を目指す製品として取り組んでいます。
以上
■ 本件に関するお問い合わせ先
【東京支店】神奈川県横浜市港北区綱島東 6-2-21
日東精工株式会社 経営企画室 マーケティング課 課長 髙見 裕臣
TEL:045-545-3316 FAX:045-545-6935
- 日東精工が中国子会社で新工場建設 グローバル展開加速
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---------------------- 以下日東精工様プレスリリース ----------------------
NITTOSEIKO NEWS RELEASE
2018年2月14日
日東精工株式会社
中国の子会社「日東精密螺絲工業(浙江)有限公司」で新工場建設
〜 グローバル展開加速 〜
■ はじめに
日東精工株式会社(本社・工場:京都府綾部市 代表取締役社長:材木正己)は、中華人民共和国における当社連結子会社である日東精密螺絲工業(浙江)有限公司(以下「NPS 社」)が、新工場を建設することを発表しました。
本計画は、日東精工グループにおける成長戦略の一環として、海外における増強ならびに事業の拡大を視野に入れたものであり、これにより当社グループのグローバル展開をさらに加速させてまいりたいと考えております。
■ 背景・目的
当社は海外に11社の連結子会社と1拠点を設け、グローバルなモノづくりを展開しています。中でも中華人民共和国における当社連結子会社であるNPS 社は、2001年に設立され 当社グループの海外工場としては歴史が浅く、家電、IT・情報機器を中心に事業活動を行っています。一方で、NPS 社を取り巻く環境は、ローカル競合メーカの台頭による価格競争の激化と技術力の向上による品質要求の高度化が表面化しています。その対策として標準ねじ製品から当社オリジナル製品(高付加価値製品)へのシフトならびに日本品質が求められる自動車関連ユーザへのシェア拡大が急務であり、お客様満足度のさらなる向上のためにこれらが実現できる環境を検討してまいりました。
このような状況下、NPS 社は同敷地内に新たに第二工場を新築することといたしました。 本件の実施により NPS 社は、自動車業界参入に向けた高付加価値製品の生産設備、品質管 理体制(IATF16949:2016 を認証取得)をより強固にするための検査設備の増強を行うこととなり、目標達成に向けた基盤が整備され、さまざまな相乗効果が期待されます。同社では、本設備投資の実施ならびに販売活動の強化を図り、2年後に生産能力ならびに売上高を現状の1.5倍に引き上げる計画です。
■ 対象会社の概要
社名 :日東精密螺絲工業(浙江)有限公司
[Nitto Precision Screw Industrial (Zhejiang) Co., Ltd]
設立 :2001年9月
資本金 :US$10,000,000
所在地 :中華人民共和国浙江省嘉善県恵民街道黄山路 48 号
代表者 :董事長 松井 秀賢
株主 :旭和投資股份有限公司(日東精工の台湾の連結子会社)(60%)、
日東精工(20%)、その他(20%)
事業内容 :工業用ファスナー(ねじ部品)の製造、販売及び、
日本から輸入の産機・制御製品の販売
売上 :70,134 千人民元(2017 年実績)
従業員 :120名(2017年12月末現在)
認証取得 :IATF16949:2016、ISO9001:2015、ISO14001:2015
■ 新工場(第二工場)稼動時期 2020年6月(予定)
■ 日東精工会社概要
日東精工株式会社(東証一部上場)は、工業用ファスナー(ねじ)や自動組立機械(ねじ締め機)、計測・検査装置などを製造販売するメーカです。ねじ・ねじ締め機は大きなシェアを誇り、締結・組立・検査における「ファスニング・ソリューション」を展開しています。中国のほか、台湾、タイ、インドネシア、マレーシア、韓国、アメリカに拠点を設け、工業用ファスナーメーカの先駆け的存在としてアジアでの地位を確立しています。
以上
■ 本件に関するお問い合わせ先
【東京支店】神奈川県横浜市港北区綱島東 6-2-21
日東精工株式会社 経営企画室 マーケティング課 課長 髙見 裕臣
TEL:045-545-3316 FAX:045-545-6935
- 日東精工が高機能 NX ドライバNX200T3 を新発売
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NITTOSEIKO NEWS RELEASE
2018年 2月 14 日
日東精工株式会社
〜 高機能を追求したSD600Tシリーズに高トルク機種をラインアップ 〜
高機能 NX ドライバNX200T3 を新発売
■ はじめに
日東精工株式会社(代表取締役社長:材木正己、本社:京都府綾部市井倉町梅ヶ畑 20番地、東証 一部上場、URL https://www.nittoseiko.co.jp/)は、高精度・高機能を追求した NXドライバ (SD600T コントローラ仕様・低トルク機種)を 2016 年 12 月に発売以降、自動車関連業界を中心に高い評価を いただいてまいりました。この度、高トルク域におけるニースズを受けて開発に取り組み、新たにドライバNX200T3およびコントローラ SD600T10 の組み合わせをラインアップに加え、2月20 日より販売開始することをここにご案内いたします。
■製品開発背景
当社ではトルクセンサ内蔵の NX ドライバドライバを発売以降、累計で数千台を出荷しており、自動車関連業界を中心に締付け精度が要求される重要保安部品の締結にご使用いただいてきました。 近年は IoTやマスカスタマイゼーションを意識したモノづくりが図られ、高度なトルク精度はもちろんのこと、製品の多品種対応化や締付け結果のデータ出力の充実が一段と進んでいます。そのため、高トルク域の締付け工程においても従来のNXドライバ SD550Tシリーズ(以下:従来ドライバシリーズ) では締付プログラム設定数や締付けデータ保存数が少なく、お客様仕様にカスタマイズしてご使用いただいていました。また、締付け時間短縮の要求も増え、ドライバ本体についても改良が求められていました。
当社では市場全般の声を受け止め、ドライバ本体の小型化を継承しながら、高速締付け・締付け精度向上、締付けデータ保存の充実化を図るべく製品開発に取り組み、ドライバ本体とコントローラを変更、従来シリーズと比較して全ての要素で大幅な向上を図り、低トルク帯から高トルク帯までのラインアップを揃えました。
■ 製品特長
1)高速・高精度
ドライバ本体に新型モータと新開発の減速機、トルクセンサを採用し、従来シリーズの小型・軽量を継承しながらも高速化と高精度化を実現しました。
2)締付けプログラム数の拡張
締付けプログラムの設定数を従来シリーズの16組から32組に拡張し、1台での多彩な締付けが可能となり、少量多品種生産を支援します。
3)高機能化
通信用にEthernetポートを追加し、従来シリーズではオプション仕様であったデータ収集機能を標準搭載したことデータ保存によるトレーサビリティの確立がより身近なものとなります。同じく締付け波形処理機能も標準装備し、上下限トルクだけでは判定できなかった締付け不 良を波形により合否判定することが可能となり、品質向上に貢献します。
4)ソフトウェアの充実化 従来シリーズでもご提供してきた締付けプログラム設定や波形表示用アプリケーションソフトを刷新し、モニタ機能(パソコン上)の充実を図りました。また、目標トルク値とチャンネル 番号のみを設定するだけで初心者でも簡単に使用できる「らくらくモード」を新たに機能追加し、使いやすさを提供します。
■ 製品仕様
・ドライバ本体(ツールユニット)
・コントローラ
(製品外観)ケーブル類は除く
■ 販売計画
希望販売価格(税抜):NX200T3-06S1-20 + SD600T10-2020-0 735 千円
製品構成 ①ドライバ本体 ②コントローラ
③ 3付属品(ケーブル・コネクタ類)一式
販売開始日 : 2018年2月20日
目標販売台数 : 40台/年
主要販売先 :自動車部品業界、電機業界、自動機メーカ 等
以上
■ 当ニュースリリース発信元
日東精工株式会社 経営企画室 マーケティンクグ課 課長 髙見 裕臣
〒223-0052神奈川県横浜市港北区綱島東6丁目2番21号
電話045-545-3316
- 日東精工が、80周年事業の一環として「ねじ万華鏡」を再発売
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NITTOSEIKO NEWS RELEASE
2018年 1月29日
日東精工株式会社
当社 80 周年事業の一環としてバージョンアップした「ねじ万華鏡」を再発売!
〜 美しく楽しい別世界へご招待します 『「結」願いこめて、想いのせて』 〜
工業用ファスナー(ねじ)などを製造する日東精工株式会社(代表取締役社長:材木正己、本社:京都府綾部市井倉町梅ヶ畑 20、東証1部)は、「京都万華鏡ミュージアム」が製作・発売する「万華鏡手作りキット」に精密ねじや樹脂カラーリベットなどを素材提供という形で協力し、当社創立記念日にあたる2月11日より限定 200 セットが再販売されることをここにご案内いたします。
■ 背景・詳細
一昨年10月にファスナー事業60周年と万華鏡誕生200年という二つの節目を記念した企画である「ねじ万華鏡」作りを考案。「京都万華鏡ミュージアム」と地元綾部市にある「あやべ特産館」で限定発売したところ100セットをわずか10日足らずで完売しました。
今回、再販のご要望の声を実現するべく当社創業80周年事業の一環として再発売を決定。
「祈成就」と刻印されたゆるみ止めねじを附属するため、合格祈願、商売繁盛などの願いを込めて手づくりができ、プレゼントにも最適な『ねじ万華鏡』が装いも新たに帰ってきます。
また、この手づくりキットには仕上げ用に同じ綾部市の伝統品「黒谷和紙」がセットされており、雪の結晶をイメージした色とりどりの「雪花しぼり」が連なる和紙は『ねじ万華鏡』用に特別加工されたものです。
締結、結晶は人と人、心と心を「結」ぶキーワードにもなっています。
『ねじ万華鏡』を通して最先端の精密ねじ「工業品」がアート「工芸品」に変身し、さらに 色鮮やかな黒谷和紙を添えることで美しく楽しい別世界へ皆さんをご招待します。
■ 本件に関するお問い合わせ先
【東京支店】神奈川県横浜市港北区綱島東 6-2-21
日東精工株式会社 経営企画室 マーケティング課 課長 髙見 裕臣
TEL:045-545-3316 FAX:045-545-6935
以上
- 日東精工が「バレンタインデー」に大人気の「ねじチョコ」をプレゼント
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NITTOSEIKO NEWS RELEASE
2018年 1月22日
日東精工株式会社
「バレンタインデー」に大人気の「ねじチョコ」をプレゼント!
〜 日東精工と「ねじチョコ」グラン・ダ・ジュールがコラボレーション! 〜
■ はじめに
工業用ファスナー(ねじ)などを製造する日東精工株式会社(代表取締役社長:材木正己、 本社:京都府綾部市井倉町梅ヶ畑 20、東証 1 部)は、「グラン・ダ・ジュール」が製作・ 発売する「ねじチョコ」をバレンタインデー(2月14日)に合わせて抽選でプレゼントするキャンペーンを実施いたします。なお、応募受付は 2月1日より開始いたします。
■ 背景・詳細
日東精工は BtoB(企業間取引)を主とするメーカーであり、一般消費者(エンドユーザー) の方と接する機会は多くありませんが、2016年の「ねじの日」(6月 1日)に行ったキャンペーンの反響が大きく、ねじの大切さをさらに多くの方に知っていただきたいという考えのもと、2月14日のバレンタインデーに合わせ、本キャンペーンを企画しました。
〜 グラン・ダ・ジュール(GRAN DA ZUR)の「ネジチョコ」について 〜
平成27年7月に官営八幡製鐵所の関連施設が世界文化遺産に登録されたのを受け、ボルトとナットの形をしたチョコレート「ネジチョコ」を、北九州市の菓子店「グラン・ダ・ジュール」が販売しています。実際に締めて遊ぶことができ、インターネット販売では品切れ状態が続く人気商品です。
■ 応募方法
2月1日に当社ホームページに開設する専用フォームもしくはハガキから応募が可能です。
ハガキは締切日当日の消印を有効とします。
なお、ご応募はお一人様1回限りとします。
■ 応募期間
期間:2月1日(木)0:00 ~ 4日(日)23:59まで
■ 当選人数
抽選で300 名様にプレゼント(先着順ではありません) なお、当選者の発表は商品の発送をもって代えさせていただきます。
■ 発送内容・形態
「バレンタインデー」を意識した"かわいい"プレゼントをご準備しました。 スイート味、ココア味に当キャペーン限定でストベリー味、抹茶味、ホワイト(チョコ)味を加えた計5種類(5袋・計10個)を日東精工オリジナルのパッケージに入れて発送します。 バレンタインチョコとしてご利用いただけるよう、2月9日までに発送いたします。
■ 会社概要
日東精工株式会社(東証一部上場)は、工業用ファスナー(ねじ)を中心に、ねじ締め機、計測・検査装置などを製造・販売する締結のトータルソリューションを提供する会社です。世界で初めて精密ねじの量産化を成功させ、これまで9万種以上を製造し、精密ねじ、セルフタッピンねじでは大きなシェアを誇ります。国内だけでなく、アメリカ、中国、韓国、台湾、インドネシア、タイ、マレーシアなどグローバルに事業展開をしています。
「ねじ」は、モノとモノをつなぐもの。ねじによってモノがつくられ、モノを介して人と人はつながります。日東精工がつくる「ねじ」は、心と心を締結する、そんな役目を担っています。
■本件に関するお問い合わせ先
【東京支店】神奈川県横浜市港北区綱島東 6-2-21
日東精工株式会社 経営企画室 マーケティング課 課長 髙見 裕臣
TEL:045-545-3316 FAX:045-545-6935
以上
- 日東精工が小型アームドライバを新発売
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NITTOSEIKO NEWS RELEASE
2018年 1 月 10 日
日東精工株式会社
〜 操作性を追求した新シリーズがラインアップ 〜
小型アームドライバ「AD030XY」を新発売
■ はじめに
日東精工株式会社(代表取締役社長:材木正己、本社:京都府綾部市井倉町梅ヶ畑 20 番地、東証 一部上場、URL:http://www.nittoseiko.co.jp/ )は、2016年9月に低トルク対応のNXドライバを発売以来、自動車、電機などの産業分野で高い評価をいただいてまいりました。以降、多くのお客様より、本ドライバを搭載する小型アームドライバのニーズを受けて開発に取り組み、この度、新シリーズ「AD030XY」が完成し、1月17日より発売開始することをここにご案内いたします。
「AD030XY」は、1月17日~19日に開催される「第8回クルマの軽量化技術展」(東京ビッグサイト)に出展いたします。
■ 製品開発背景
当社では「人に優しく、高精度な締付け」をコンセプトに、小型アームドライバを開発してきました。アームドライバシリーズは発売以来、累計で数千台を出荷しており、自動車関連業界を中心に手作業での締付け工程に広くご使用いただいております。
近年は、自動機械を中心とした IoTやマスカスタマイゼーションによるモノづくりが急速に進んでいるものの、未だ自動化が困難な工程では手作業による締付けが多用されている状況です。従来のアームドライバでは構成部品が大きく、低トルクドライバを搭載した場合にはビット軸の慣性モーメントの影響から回転数を抑制せざる得ない状況にあり、トルク帯に応じた小型シリーズの製品化が求められていました。
■ 製品特長
1) ねじ締めの高速化
0.2N・m~3.0N・m までの低トルク帯に特化し、ビット軸の慣性モーメントを軽減させました。
2) 作業範囲の明確化
XYテーブル型の採用により、従来のアーム型よりも作業範囲を分かりやすくしました。
3) スタート方式は2種から自由選択ドライバビットを押さえつけることでねじ締め動作をスタートさせるプッシュ式とスタートレバーを握ることでスタートさせるレバー式を、ご注文時に選択が可能です。
4) 締付け作業の効率化(オプション)
最大4箇所の簡易ストッパの取り付けが可能です。これにより、簡単に目的箇所上空に固定することができ、締付け箇所やねじ取出し位置を探す不要な作業が削減できます。
5) 締付け完了を見やすく表示(オプション)
手持ち部分に締付け完了表示を追加し、従来の電子音(標準スイッチボックス)だけでなく目視による完了確認が可能です。
■ 製品仕様
小型アームドライバ「AD030XY」 (NXドライバ搭載時)
■ 販売計画
希望販売価格:AD030XY + KX050T2-01 734 千円
AD030XY + KX100T2-01 734 千円
AD030XY + KX150T2-01 734 千円
AD030XY + KX100T2-03 734 千円
AD030XY + NX020T2 869 千円
AD030XY + NX008T2 944 千円
・製品構成に①ドライバコントローラ
②付属品(ケーブル・コネクタ)
③アームドライバコントローラ(スイッチボックス)一式を含む
販売開始日 :2018年1月17日
目標販売台数 :30台/年
主要販売先 :自動車部品業界、電機業界、自動機メーカ 等
■ 当ニュースリリース発信元
日東精工株式会社 経営企画室 マーケティング課 課長 髙見 裕臣
〒223-0052神奈川県横浜市港北区綱島東6丁目2番21号
電話045-545-3313
- 日東精工が安川電機と「ねじ締め自動化システム」の共同開発に着手
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15.会員企業の広報誌・ニュースレターの投稿ページです。日東精工様より届いたプレスリリースをそのまま掲載致します。 会報ねじでは、皆様の広報誌、ニュースレター、プレスリリースを掲載し、紹介して参ります。
---------------------- 以下日東精工様プレスリリース ----------------------
NITTOSEIKO NEWS RELEASE
2017 年 11 月 28 日
日東精工株式会社
ねじ締めドライバの日東精工と大手ロボットメーカの安川電機が共同開発に着手
〜 「2017 国際ロボット展」安川電機ブースにてねじ締め自動化システムを初披露 〜
■ はじめに
日東精工株式会社(本社:京都府綾部市 代表取締役社長:材木正己)と株式会社安川電機(本社:福岡県北九州市 代表取締役社長:小笠原 浩)は、ねじ締めドライバと多関節ロボットを融合させた「ねじ締め自動化システム」を共同開発しましたので、この度「2017国際ロボット展」(2017年11月29日~12月2日東京ビッグサイト)・安川電機ブース内に出品します。
■ 背景
日東精工では、中期経営計画「日東パワーアッププランFINAL」で事業力の強化を掲げており、当社の強
みである締結におけるソリューション力を最大限に活かしたビジネスエリアの拡充を進めています。新技術の導入、新たな業務提携による事業拡大に注力する中で自動ねじ締め機のさらなる拡充を目指しています。製品の多様化、IoT によるモノづくりの変革が押し寄せ、組立 作業の多くを占めるねじ締め工程においても例外ではありませ ん。そのような背景の中、国内外問わず自動化ニーズが高まっており、締結技術に強みを持つ当社は、サーボ制御とロボット技術に優れたノウハウを持つ業界大手の安川電機と共同で「ねじ締め自動化システム」を開発しました。
当社は国内初の自動ねじ締め機を開発し、後にねじ締めロボットを市場投入しておりま すが、ロボット形態は直行+旋回型(スカラ型)および直行座標型に特化しており、同一 締付け面以外の締付けにおいては多関節ロボットの使用が優位な状況にあります。また、AC サーボモータを搭載するねじ締めドライバと位置決めを行うロボットは、本来別々の制御で動作するものであり、今回の共同開発の狙いはこの2つの要素をロボットコントロー ラ側で一括制御するものであります。
このことにより、ねじ締めドライバとロボットの融合した動作が可能となり、かつ一元的な管理によりねじ締め工程の効率化が期待できます。また、構成機器の削減によるエネルギーの低減や作業現場での操作の簡素化によるセットアップ時間の短縮など多くのメリットが生まれます。
多関節型ねじ締めロボットとしてラインナップが拡大し、汎用性や自由度が高まることでお客様満足度を向上させ、あらゆる分野での新たな締結ソリューションを提供してまいります。
■ 2017 国際ロボット展の概要
会期 2017年11月29日(水)~12月2日(土)
名称 2017 国際ロボット展
会場 東京ビッグサイト 東 1~6 ホール
主催 一般社団法人日本ロボット工業会、日刊工業新聞社
■ 出展概要と対象製品の詳細
株式会社安川電機ブース(東4ホール 小間番号:IR4-47)では、新たな産業自動化革命の実現に向けたソリューションコンセプト「i3-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)のデモ実演が行われます。
(日東精工との融合製品)
・安川電機製の多関節ロボット MOTOMAN の先端ツールに日東精工製のねじ締めツール部を取付け
・ドライバ部のACサーボモータ(安川電機製)をロボットコントローラにて一括制御
・ねじ供給は、日東精工の直進式ねじフィーダ「FF503H」(取出し仕様)を使用
■ 今後の展開
今回の国際ロボット展でお客様の評価やご要望をお聞きし、製品の改善につなげます。
なお、製品化の時期は 2018 年を予定しており、販売体制やアフターサービス等については 今後両社にて協議し、決定していきます。
■ 会社概要
日東精工株式会社(東証一部上場)は、工業用ファスナー(ねじ)や自動組立機械(ねじ締め機)、計測・検査装置などを製造販売するメーカです。ねじ・ねじ締め機は大きなシェアを誇り、締結・組立・検査における「ファスニング・ソリューション」を提唱しています。アメリカをはじめ、台湾、インドネシア、タイ、マレーシア、中国、韓国に拠点を設け、グローバルにモノづくりを展開しています。
■ 本件に関するお問い合わせ先
【東京支店】神奈川県横浜市港北区綱島東 6-2-21
日東精工株式会社 経営企画室 マーケティング課 課長 髙見 裕臣
TEL:045-545-3316 FAX:045-545-6935
- 名北工業株式会社 代表取締役社長 福西康和氏
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「トップに聞く」
名北工業株式会社
代表取締役社長 福西康和氏
聞き手 未来開発・パブリシティ委員会「トップに聞く」グループ
インタビューサマリー
・ 年間10万トン、高強度鋼を高品質に加工しやすく
・ 品質管理検定取得者97.9%
・ 先見の明と信頼で、シェアを2倍に
・ 「4S1K」人を育てつつ、発想力も、飲み会も
福西康和 (ふくにし やすかず)
1961年生まれ。上智大学経済学部卒業。銀行勤務を経て1998年に名北工業に入社。2004年4代目代表取締役社長に就任。
年間10万トン、高強度鋼を高品質で
―― 御社では現在どのような製品を、どのくらい生産していますか。
福西 冷間圧造用鋼線を年間10万トン生産し、主にトヨタ系の部品メーカーさんに納めています。
特に、自動車の足回りやエンジン周り等の重要保安部品に使用される、高強度鋼の比率が高いのが特徴で、合金鋼、ボロン鋼などが約60%を占めています。
おかげさまで、2000年には10%であった中部地区におけるシェアは、2016年には20%に伸びています。
出荷を待つ製品 ―高強度鋼の比率が高い―
―― 御社の強みは何だと思いますか。
福西 第一に品質。キズなどの不良が少なく、加工性にすぐれていることでしょうか。
当社では、仕入れた線材に熱処理や表面処理、伸線などの二次加工を施して出荷しますが、高強度鋼の冷間圧造では相当な加重がかかるため、材料の靭性や潤滑性が非常に重要です。また硬いだけに、少しでもキズがあると割れてしまいます。徹底したキズ管理や、皮膜技術、100分の1ミリ台で線径をコントロールする技術などさまざまなノウハウによって、高い品質の加工しやすい鋼線を生産しています。
高強度鋼の伸線工程
また小ロット、短納期の対応ができることも強みです。1トン単位で出荷されるのが一般的ですが、当社はお客様のご要望にお応えして、100キロ単位で出荷します。そのための生産管理技術を確立しており、切り売りの残材を無駄なく使うのもノウハウです。
当社は同業者の中では後発だったので、ある程度お客様の無理を聞きながらやってきたという歴史があります。それが逆に強みとなり、小ロット、短納期の試作材ニーズや、お客様の在庫圧縮ニーズなどへのきめ細かい対応を評価していただいています。
品質と納期、この二つのニーズをいち早く把握するためには、お客様とのコミュニケーションが大事です。お客様目線でお困りごとを引き出し、問題を解決する、その繰り返しの中で信頼関係を構築していきます。そのため、営業スタッフも技術のことを理解し、逆に技術スタッフも営業的なセンスも持ったコミュニケーションができるように教育しています。
―― 現在、また今後、技術的に取り組みたいテーマは。
福西 究極にはキズのない材料。これは永遠の課題です(笑)。その他、お客様の生産性向上や原価低減に材料の面から貢献したい。そのために熱処理や皮膜に関する知見をもっと深め、お客様の加工に合わせた材料を提供できるよう、取り組んでいきたいと思います。
酸洗・皮膜工程
品質管理検定取得者97.9%
―― お客様からの厳しい要求に応えるQCDの取り組みについてうかがいます。
福西 日常管理の徹底と、品質の継続的な改善、そのベースとなる人財育成と技術開発を、TQM(Total Quality Management)によって仕組み化し、管理、推進しています。
われわれは装置産業ですから、作業標準の遵守や設備管理など、基本的な日常管理を徹底することが一番大事だと思います。
また線材という製品性質上、2トンならば長さは数千メートルほどになり、全長での良品確認は困難です。線間についたキズは発見し難いですし、酸洗い、熱処理などバッチ処理でのバラツキのコントロールもとても難しいです。
そのため、品質は工程内で作り込むことを徹底しています。これは、品質管理ノウハウの長年の積み重ねと、それを忠実に再現できる質の高い人財の層の厚さがあってこそ、実現できることですし、海外材との差異化の源泉であると思います。
最新鋭の各種分析機器を使った調査解析
―― すばらしいですね。ではTQMを導入したきっかけは。
福西 リーマンショックの影響で業績が落ち込んだことでした。今後どういう事態が起こるかわからないと痛感し、経営基盤を強固にするために、2009年からTQMを導入することにしたのです。その後、TQM推進のための旗印として「デミング賞を取る!」と宣言。全社員の努力のおかげで2013年に受賞することができました。明確な目標を設定したことでTQMが早く浸透しましたし、人材育成も一気に進み、とても良かったと思っています。
―― 品質管理検定取得者97.9%だそうですが、これも凄い数字ですね。
福西 取得している級は、1級から4級までそれぞれですが、社員のほぼ全員が取得しています。私も率先して1級を取りました。デミング賞への挑戦にあたっては全員参加を掲げましたが、そのためには品質管理に対する理解を深め、社内で共通言語を持つことが必要だと考え、みんなで目指してきた結果です。
デミング賞授賞式
先見の明と信頼で、シェアを2倍に
―― 御社は製釘業からスタートされたそうですね。
福西 神戸製鋼のエンジニアであった福西源蔵が、会社の支援を得て独立し、1946年に名古屋市北区で製釘業を開業し、47年に名北工業株式会社を設立しました。
戦後の建築需要が一巡して業績が低迷してきた1955年、神戸製鋼さんから自転車ギヤークランク製造を受託し、「シンコーギヤー」の商標で製造販売を開始しました。当時は自転車ブームで輸出も増え、忙しかったと聞いていますが、それも東南アジア製の追い上げで厳しくなりました。
―― 現業を開始したのは1961年ですね。
福西 はい。やはり神戸製鋼さんに勧められたことがきっかけだったそうですが、冷間圧造用鋼線事業を始めさせていただけたことは、当社にとって大きな転機だったと思います。
―― その後これまでの歴史の中で、どのような転機がありましたか。
福西 1975年、当時の年商10億円に対し、5億円を投資して坂祝工場を建築し、設備の近代化を進めました。良い設備を揃えて、品質や生産性を上げ、信頼を高めたいという思いからだったのではないかと思いますが、この近代化のおかげで、1980年にトヨタ自動車さんの承認を取得することができました。これも一つの大きな転機でした。
歴史を振り返ると、創業者と先代の先見の明と思い切った投資、お客様や神戸製鋼さんのご支援のお陰で、時代を先取りしてここまで来られたのだと感じますね。
2003年には美濃加茂工場が竣工し、翌2004年に本社を岐阜県美濃加茂市に移転し、名古屋の工場を集約して一工場体制にしました。美濃加茂工場建設のきっかけは、坂祝工場の敷地に国道の収用がかかって、移転せざるを得なくなったことです。収用なので補償金が支払われますから、これも運が良かったといえると思います。
本社・美濃加茂工場
美濃加茂工場は非常に大きな転機となっています。ちょうど2004年以降に、トヨタさんの生産量が急増したため、もし2003年に工場を作っていなければ、生産が追いつかず、失注していたからです。増産に対応できた結果、2003年からリーマンショック前までの6年間で生産量が2倍近くになりました。
―― 海外にも拠点をお持ちですが、進出のきっかけは。
福西 1990年代に、自動車メーカーが海外進出したことにより、部品メーカーも海外に拠点を持つようになり、それに伴ってわれわれ材料メーカーも進出しました。
2000年代の初頭に、米国と中国で神戸製鋼さん神鋼商事さんの会社に出資させていただき、それぞれ技術者を派遣しています。扱う品種や工程が異なるため、一概には比較できませんが、現在、日本の出荷量を10とすると、米国8、中国4という比率です。特に、中国の伸びが大きいですね。
「4S1K」人を育てつつ、発想力も、飲み会も
―― 経営理念、経営ビジョンは、いつ制定されましたか。
福西 社長に就任した時に作りました。
経営理念「私たちは、思いやりあふれる職場から日本の未来を創造し続けます」と、それに続く文章の中で「人の安全・安心に関わる重要な製品を作っている」という責任と誇りを持って仕事をするということ、「社員同士やお客様への思いやりを大事にすると」という価値観を謳っています。また、経営ビジョンを「ここで働く人たちは、会社とその仲間の自慢話がしたくてしょうがなくなる」としました。ここには、企業の成長や利益を目的にするのではなく、その先にある、会社として、経営者として目指すべき目的を明確にしています。
これらは、社員に対するメッセージの意味合いが強く、いろいろな場で伝えるようにしています。社員には浸透していると思いますが、一方で、社員が私や会社の思いやりを感じられなければ、単なる言葉になってしまうので、伝えるだけでなく私自身の行動にも気をつけています。
――「5S」でなく、整理・整頓・清掃・清潔と「規律」の「4S1K」としているのはなぜ。
福西 美濃加茂工場に移転したことをきっかけに、製造部長の提案で4S1K、を始めました。5Sの最後のSは「躾」ですが、躾というと押し付けられるようなイメージがあるので、自律的な言葉である「規律」のほうがいいのではないかと。決めたこと、決められたことを守るという規律は、モノづくりでは一番大事なことですし、4Sも1Kができなければ徹底できません。それを強調するためにも1Kを区別したのです。4S1Kは商標登録しています。
美濃加茂工場に移転してから、社員が徐々に入れ替わり、地元の人が入社してきて、世代交代が起こりました。きれいな新しい工場で、人も入れ替わり、企業風土の改革にはとてもいいタイミングでした。新たな企業風土で育った若い世代を築けると、その後に入社する人たちは自然とその風土に馴染んでいくという、好循環を作ることができました。そういう意味でも、美濃加茂工場は重要な転機となったと思います。さらに、この企業風土を維持・向上させるため、「MEIHOKUWAY」として行動指針をまとめ、朝礼で唱和するなどして徹底しています。
―― 人財の育成をとても大切にしておられますね。具体的にはどのようなことを。
福西 4S1KやQCサークルのように、全員参加の活動はとても大事だと思っています。結果が出てくると、もっと高いレベルに挑戦する意欲も湧いて、次のステップに進むといういい循環になりますから。まず全員参加活動をベースに、いかに自発的な学びを引き出すかを考えています。
たとえば「わくわくスキルアップシート」。「人財育成ノート」を用いて、目標管理や指導を行いますが、それぞれの目標をわくわくスキルアップシートに書いて張り出し、達成すると、選挙の当選のように花を付けます。これも全員参加で盛り上げようという1つの仕組みです。
また当社では、社内研修会を「HACHI工房」と名付けています。会社の所在地である美濃加茂市蜂屋台のハチと、講座がTQM、品質、技能、IT、保全、営業、安全・環境、一般教養の8項目からなっていることを掛けた名称です。目標を設定して計画的に推進することで、今では年間422講座になりました。
肝となっているのは、全就業時間の5%を教育時間に充てる「5%ルール」です。残業時間は含まず1日8時間×5日間=40時間の5%ですから、週2時間は就業時間内で学んでいることになります。実際は5%を超え、現在6.1%です。
忙しい中で学ぶのですから、社員も大変です。まとまった時間を確保することは難しいので、20~30分の短時間の講座もたくさんあります。先輩社員が講師となるのが基本ですが、外部講習を受講した人が報告会を開いてみんなに展開するとか、昼休みの時間を延長して何かのテーマについて話し合うとか、いろいろな方法で開催しています。
―― 人財を育成するために、今後新たに取り組みたいことはありますか。
福西 人財育成は、時間がかかりますし、すぐには結果が見えないので、近道はないと思っています。時間とお金を惜しまず、継続することに尽きますね。
ただ、4S1Kを強調するあまり、規律を守るばかりで枠から出られなくなってしまうという懸念もある。矛盾しているようですが、画一的にならず少し冒険的な発想もしてほしいですし、変化の時代に対応できるような、経営センスを持った視野の広い人になってもらえるよう、注意しています。
そういう意味で、HACHI工房とは別に、いろいろな分野の新製品や新技術の情報を持ちよる「めしのタネ研究会」や、若手に新規事業のアイデアをプレゼンしてもらう「未来価値創造プロジェクト」など、未来志向の取り組みも並行して行っています。
―― 職場環境、人間関係をより良くするために、実践していることは。
福西 QCサークルや、部門横断で問題解決にあたるCFT(Cross Functional Team)、個人面談、またクラブ活動や、社長昼食会、飲み会補助金など、いろいろなものがあります
飲み会補助金は、社員同士で飲みに行く費用として、1人半期6000円まで補助する制度です。みんなすぐに使ってしまいますね。
社長昼食会では、2週間に1回程度、社員をランダムに選んで、会議室で一緒にお弁当を食べています。若い社員と飲むのも好きなので、飲み会もときどき。みんな結構いろいろなことをしゃべってくれますが、本音を言ってくれているのかどうか......。コミュニケーションは大事だと思っています。
銀行員から鋼線製造へ、70周年から未来へ
――今度は社長ご自身について聞かせて下さい。ご家族構成は。
福西 妻と娘2人、義母であり会長の福西辰子が家族です。4人の女性の中で暮らしています。
娘たちは、受験勉強や部活で忙しくて、最近はあまり遊んでもらえません(笑)。
―― オフの時間はどのように過ごしますか。
福西 ゴルフをしたり、麻雀のお付き合いをしたり。ジョギングや自転車に乗るのも好きです。年に1回は、ハーフマラソンに出場しています。それと読書。ミステリーやビジネス書など、年間100冊程度乱読しています。
子どものころから運動は好きで、小学校の頃は野球をしていました。中学校からはバスケットボールを始めて、高校、大学、実業団まで、ずっと続けていました。ゴルフは、経歴だけは長く30年近くやっていますが・・・ まあ、楽しくラウンドできればいいですね。
―― これまでのご経歴は。
福西 名古屋市の出身で、名古屋市立菊里高等学校、上智大学 経済学部を卒業後、三井銀行(現 三井住友銀行)に就職しました。2~3年毎に、都内の支店で異動がありましたが、ずっと東京で仕事をしていました。
34歳の時に共通の知り合いを通じて、現会長のお嬢さん、今の妻とお見合いをし、約半年で1995年に結婚しました。
結婚後も銀行員を続けましが、3年ほど経った頃に、現会長から家業を手伝ってほしいと言われました。ちょうどその頃、山一證券の破綻があり、銀行も将来どうなるのか......と思っていた時期で、手伝ってみるのもおもしろそうだなと思い、1998年に入社しました。銀行では営業をしていたので、頻繁に中小企業を回っていましたし、そういう雰囲気はもともと好きだったこともあって、あまり抵抗はありませんでした。
入社してからは、半年ぐらい現場、その後技術部で品質のことなどを学び、次に営業を経験しました。入社後2年ぐらいたったところで企画部長になり、ISO14000の取得や、美濃加茂工場移転プロジェクトのリーダーなどを担当しました。それから専務を経て、2004年、美濃加茂の一工場体制と同時に、社長に就任しました。
―― まったくの畑違いからこの業界に入られたわけですね。
福西 企画部長になったあたりからは、会長はいろいろ任せてくれましたし、優秀な番頭さんたちが助けてくれたおかげで、比較的すんなり馴染めたと思います。今は、次代の社長のために、次の番頭さんを育てているところです。
社長就任後は、これまでお話してきたように、理念やビジョンの制定、4S1Kを始めとする人財教育、企業風土の醸成などに取り組んできました。新卒採用を始めたのもその一環で、当時採用した人たちは今30歳ぐらいになり、とても重要な戦力になっています。一から社員を育てることは大事だと思いますし、新卒採用を始めて良かったと思っています。
―― 御社は今年、設立70週年。10年後、20年後にどのような企業になっていたいですか。
福西 世の中が激変し、ビジネス環境が変化する中でも、徹底したお客様目線で価値を提供し続け、その結果会社が成長して社員やその家族が幸せであること、そして「自慢したくてしょうがなくなる会社」を目指し続けたい思います。この思いが実現できれば、私自身もうれしいですし、その中で自分も成長できればいいなと思っています。
―― 最後に、日本ねじ工業協会に対する期待や思いをお聞かせください。
福西 弊社は賛助会員であり、協会の皆様はお客様ということになりますが、少しでも皆様のお役に立てるよう努力を続けますし、材料から部品加工までのトータルでグローバル競争力を創出できるよう、これまで以上に連携を密にして、切磋琢磨させていただきたいですね。
日本ねじ工業協会のこういった活動は、すごくいいですね。人材育成やブランディングの取り組みを見習いたいですし、一緒に活動していけたらいいなと思っています。
―― 貴重なお話をありがとうございました。
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【会社概要】
創業 1946年11月
設立 1947年10月
代表者 代表取締役会長 福西辰子
代表取締役社長 福西康和
本社所在地 本社・美濃加茂工場
岐阜県美濃加茂市蜂屋台1丁目8番地1
従業員数 174名(2017年3月現在)
関係会社 名北ワイヤー販売株式会社
Grand Blanc Processing, L.L.C.(米国デトロイト生産拠点)
Shinsho-Meihoku Wire, Inc.(米国インディアナ・コロンバス物流拠点)
神鋼特殊鋼線有限公司(中国浙江省平湖市生産拠点)
認証 JIS Q9100登録番号A4635
ISO9001登録番号0325
ISO14001登録番号E282
【経営理念】
「私たちは、思いやりあふれる職場から日本の未来を創造し続けます」
私たちの製品は、自動車の重要部品に多く使用されており、
その「品質」は自動車の安全に大きく影響します。私たちは、すべての仕事が「品質」につながり、
「品質」は人の命につながることを決して忘れません。
日本に残された数少ない国際競争力を有する製造業の代表格である、鉄鋼業と自動車産業。
モノづくり日本の未来を担う両産業を橋渡しする私たちの責任は重大です。
「世界最高の素材を活かし、世界最高のクルマ作りをサポートする」。
これは私たちにしかできない仕事であり、もちろん私たちも世界最高の「技術」を目指します。
「名北の品質と技術が日本の未来を創る」。私たちはそんな誇りと責任を持って、
熱くモノづくりを追究します。
常に高い志を持ち、挑戦し続ける集団であるためには、「思いやりあふれる職場」が欠かせません。
みんなで声を掛け合い、励まし合い、お互いを認め合い、信じ合う職場。
そして、一人ひとりが活き活きと輝いて働く職場。
私たちは、そんな職場づくり、人財育成に本気で取り組み続けます。
【経営ビジョン】
「ここで働く人たちは、会社とその仲間の自慢話がしたくてしょうがなくなる」
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- 日東精工が、京都府綾部市発の新しいガイドブック『あやべ大好き BOOK』を発刊
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15.会員企業の広報誌・ニュースレターの投稿ページです。日東精工様より届いたプレスリリースをそのまま掲載致します。 会報ねじでは、皆様の広報誌、ニュースレター、プレスリリースを掲載し、紹介して参ります。
---------------------- 以下日東精工様プレスリリース ----------------------
NITTOSEIKO NEWS RELEASE
2017年11月27日
日東精工株式会社
京都府綾部市発の新しいガイドブック『あやべ大好き BOOK』12月1日発刊!
〜 日東精工の社外報のコラムから発展、「ねじっとくん」がナビゲータに 〜
工業用ファスナー(ねじ)などを製造する日東精工株式会社 (本社・工場:京都府綾部市 社長:材木正己)は、当社が毎
月発行する社外報「ニュースレター」の連載コラムが再編集された書籍『あやべ大好き BOOK』(12月1日発刊・ポプラ社)の発刊に際して、ここにご案内いたします。■ 背景・詳細
これまでにあまり例のないスタイルで編集された日本"初"、綾部"発"の書籍です。
京都府綾部市に本社をおく当社が毎月発行するニュースレターに「ねじのある街・あやべの魅力」という人気連載コラムがあります。このコラムを再編集することに加えて、あやべに在住の人、勤めている人、出身者、ゆかりのある人など多数の方から協力を得たアンケートをもとに、たくさんの口コミ情報、穴場情報も掲載する書籍です。
編集は『驚きの地方創生「京都・あやべスタイル」』の著者:蒲田正樹氏が担当。
内容はページ一話完結になっており、読みやすくガイドブックとしても役立つ一冊です。満載の写真と共に日東精工のマスコットキャラクター「ねじっとくん」がさまざまなポーズでナビゲータを務め、幅広い年代でも楽しめる内容となっています。
これまで当社は、「人生の『ねじ』を巻く77の教え」(ポプラ社刊)の印税を基に綾部市図書館に子ども向け書籍を寄贈しており、今回の書籍の増刷印税も市関連の用途に寄付する予定としています。
■ 会社概要
日東精工株式会社(東証一部上場)は、工業用ファスナー(ねじ)を中心に、ねじ締め機、計測・検査装置などを製造・販売し、締結のトータルソリューションを提供する会社です。世界で初めて精密ねじの量産化を成功させ、これまで9万種以上を製造し、精密ねじ、セルフ タッピンねじでは大きなシェアを誇ります。国内だけでなく、アメリカ、中国、韓国、台湾、インドネシア、タイ、マレーシアなどグローバルに事業展開をしています。
■ 本件に関するお問い合わせ先
【東京支店】神奈川県横浜市港北区綱島東 6-2-21
日東精工株式会社 経営企画室 マーケティング課 課長 髙見 裕臣
TEL:045-545-3316 FAX:045-545-6935
以上