10.事務局からのお知らせ
- 10月1日、横浜にて「椿 省一郎 叙勲記念 感謝の集い」が開催されました
-
10月1日(日)、横浜の「ホテルニューグランド」にて、日本ねじ工業協会及び日本ねじ研究協会の前会長 椿 省一郎様(株式会社 互省製作所現会長)の「叙勲記念 感謝の集い」が開催され、100名を超える、ねじ業界関係者、ご友人、ご親族の方々がお祝いに参集しました。
椿 省一郎様は、ねじ業界の認知度や職業能力の向上、技術革新の基盤づくり、日本ねじ工業協会と日本ねじ研究協会の変革と連携を推進し、ねじの重要性を広くPRすると共に技能検定を導入するなど、業界と社業の発展に貢献したことなどが評価され、令和5年春の叙勲において「産業振興功労」により、「旭日中綬章」が授与されました。
「感謝の集い」では、お客様をお迎えする弦楽三重奏の演奏の後、最初に椿 省一郎様から、開会にあたり謝辞が述べられました。
椿様は、まず授章式の様子にふれて、天皇陛下のお言葉に感動したことを振り返り、こうして受章できたことは、ここにお集まりの皆様、関係者の皆様のおかげであり、皆様の成果を代表していただいたもの受け止めていますと、感謝の気持ちを表明されました。その上で推薦団体となった日本ねじ工業協会、日本ねじ研究協会に、心からの御礼を申し上げたいと、両協会の発展を祈念して、それぞれの会長に、椿様から寄付金の目録が手渡されました。
椿様は、これまで出会った大勢の関係者の皆様と共にやってきた様々な事業を振り返った後、敬愛するフランスの詩人ポール・ヴァレリーを紹介。第2次世界大戦の時代、戦火が迫る中、疎開させるべき本や芸術品を選ぶに当たって、ヴァレリーが歴史的価値や評価ではなく、「もう一度読みたい、もう一度会いたい」と思う願望の強さによって選んだというエピソードを紹介されました。そして、私の大切なものは何か?人であれば「もう一度会いたい」人でしょうか。そのような気持ちで、今日の「感謝の集い」を企画させていただきましたと、締めくくられました。
椿様の謝辞に続き、日本ねじ工業協会を代表して佐藤義則会長がお祝いの挨拶。日本ねじ研究協会を代表して、澤 俊行会長がお祝いの挨拶を行い、引き続き澤様のご発声により乾杯が行われました。
以下、少しだけ写真で様子をお知らせしたいと思います。終始、椿様の感謝のお気持ち、おもてなしの配慮が伝わる、素晴らしい集いでした。
会場となったホテルニューグランド「ペリー来航の間」
ホテルニューグランドは、異国情緒溢れる港町横浜を代表するホテル。マッカーサー元帥、チャーリーチャップリンといった国内外の数多くの賓客をお迎えしてきました。
会場でお披露目された旭日中綬章
椿様の叙勲記念写真
(会場で配布されたリーフレットより)
開会の謝辞の途中、椿様が日本ねじ工業協会、日本ねじ研究協会の両会長に寄付金目録を贈呈
弦楽三重奏「ラ・シュール」によるおもてなしの演奏
椿様のご家族によりますと、椿家にはいつもクラシックが流れていたそうです。
以上
(パブリシティ委員会事務局 高橋)
- 椿 省一郎前会長が、令和5年春の叙勲で、旭日中綬章を受章
-
(一社)日本ねじ工業協会の前会長の椿省一郎(互省製作所会長)氏が、令和5年春の叙勲で、旭日中綬章を受章しました。
2003年5月の閣議決定「勲章の授与基準」によれば、旭日章は、社会の様々な分野における功績の内容に着目し、顕著な功績を挙げた者を表彰する場合に授与するものとなりますが、その中で、旭日中綬章は、旭日章6つのなかで3番目に位置するものとされています。
公職では、大臣政務官、国会議員、都道府県知事、政令指定都市の市長や特別区の区長などが対象となり、公益団体では全国的に活動している団体の長、企業経営者では経済社会の発展に対する寄与が特に大きい企業の最高責任者が対象となると言われています。伝達は所管大臣が行うとのことです。
椿 省一郎前会長は、日本ねじ工業協会において長年にわたり、副会長、会長としてリーダーシップを発揮され、日本のねじ業界の発展に尽くされた功績が評価されたものです。
椿氏から受章の喜びの声が届いていますので、以下に紹介させていただきます。
「このたび旭日中綬章の栄に浴し、身に余る光栄に存じます。これもひとえに多くの皆様方のご指導、ご支援の賜物と心から感謝を申し上げます。この栄誉は、ねじ業界の認知度や職業能力の向上、技術革新の基盤づくり、協会の変革を推進し、ねじの重要性のPR、技能検定の導入などに携わってきた関係者の方々を代表して賜ったものと考えております。
今回の受章を励みとして、ねじ業界の更なる発展に微力ながら尽力して参る所存です。」
前日本ねじ工業協会会長 椿 省一郎(互省製作所会長)
以上
- ケーエム精工創業者の北井正次氏が逝去。協会の副会長他団体役員としてねじ業界の発展に貢献
-
ケーエム精工株式会社創業者の北井正次氏が2022年5月17日に逝去されました。5月22日で満90歳を迎えられるところでした。葬儀は既に大阪府東大阪市において執り行われました。
長きにわたって親交のあった株式会社フセラシ相談役の嶋田亘様より、故北井正次氏の死を悼むとともに、ねじ業界への多大なる貢献に対する感謝の気持ちを表明する文章が送られてきましたので以下に掲載させていただきます。
故 北井正次氏
―――――――――――――――――――――――――――
故北井正次氏に捧げる株式会社フセラシ
相談役
嶋田 亘北井さんは、昭和7年5月22日にお生まれになり、あと数日にして満90歳を迎えられるところでした。太平洋戦争を挟んだ、戦前、戦後の激動の時代90年間を本当にたくましく、生き抜いてこられました。
北井さんと、私の一番上の兄貴が、八尾高校で同級生でした。その為、古くから北井さんを存じ上げていましたが、私の兄が43歳と、若くして亡くなりましたので、私は、北井さんに兄の姿を映し出し、色々とご指導を受けてまいりました。その後、仕事の関係も同じねじ業界にありましたので、長いおつきあいをさせていただきました。多いに勉強になり、どれだけ励みになり、勇気づけられたか、今は感謝の気持ちで一杯であります。本当にありがとうございました。
北井さんは、1972年ケーエム精工株式会社を設立し、圧造ナットを中心に、タッピンねじ、小ねじの生産を開始され「ねじに関して困っている世界のお客様に、技術と安心で貢献すること」を経営理念として、めまぐるしく移り変わったこれらの時代を、また幾多の試練を、創業者としての気骨と心意気、さらに潔さをもってケーエム精工を大きく育て上げてこられました。
また公職としては、社団法人日本ねじ工業協会、副会長兼関西支部長、さらに日本ナット工業組合理事長、西部精線鋲螺工業協同組合・理事など歴任されました。特に特筆すべきことは、関西ねじ協同組合の結成でのご活躍でした。戦後の物資統制で材料供給の時代、それぞれのねじ生産の違いにより、5団体の協同組合生まれましたが、その5団体を統合一本化し、関西のねじ業界の活性化、技術革新、情報の共有化を目指し統合することに尽力されました。おかげをもちまして、今、立派に関西ねじは発展、活動しております。
2007年(平成19年)秋の叙勲にて旭日双光章を受賞されました。これは、ねじ業界の功績また業界の活性化に向けたリーダーシップの賜物だったと思います。
これまでの多大な貢献に対し、ねじ業界をあげて感謝申し上げる次第です。
天寿を全うされて、どうか安らかにお眠りください。
―――――――――――――――――団体役員歴
1 (社)日本ねじ工業協会
理事 昭和54年6月〜昭和62年5月
常任理事 昭和62年6月〜平成7年5月
平成15年6月〜
副会長 平成7年6月〜平成15年5月
関西支部長 平成7年6月〜平成15年5月2 日本ナット工業組合
理事 昭和50年5月8日〜平成4年5月18日
理事長 昭和53年7月27日〜平成4年5月18日
顧問 平成4年5月19日〜平成14年5月3 西部製線鋲螺工業協同組合(現 関西ねじ協同組合)
理事 昭和49年5月〜昭和52年5月
昭和56年5月〜平成11年5月
監事 昭和52年5月〜昭和56年5月
相談役 平成14年10月〜4 大阪府機械加工技術センター協力会(現 (社)大阪府技術協会)
副会長 平成8年6月〜平成13年6月―――――――――――――――――
以上
- 日本ねじ研究協会から、2022年7月7日原田節雄氏による記念講演会開催のご案内
-
(一社)日本ねじ研究協会では、新型コロナウィルス感染症の影響により、第 3 回定時社員総会が書面審議となったことに伴い、総会直後に実施していた記念講演会をオンラインにて開催することになりました。
日 時: 2022年7月7日(木)13:30-15:30
演 題:「ねじが教えてくれる 標準化の起源から現在まで」
講 師:原田 節雄氏
講師は、「失敗しない交渉請負人」と呼ばれ,日本の技術の国際標準化に多大な貢献をされた専門家の方で、ねじの標準化の起源から今と将来を見据えた国際標準化の考え方やビジネスにも役立つ交渉術について講演して頂きます。
開催方式:Zoomによるオンライン講演会
受 講 料:無料
ねじ研究協会会員だけでなく、非会員の方も参加可能とのことです(先着500名〆切)ので、「会報ねじ」でもご案内させていただきます。
申し込み方法は、「ねじ研究協会」ウェブサイトあるいは、申し込み登録URLから6月30日までにお申し込みください。ご連絡いただきましたメールアドレスにZoom招待メールが届きます。
以上
以下ご案内(チラシ)
- 新型コロナ緊急事態宣言の発令への対応について
-
2020年4月13日
会 員 各 位
一般社団法人日本ねじ工業協会
会 長 椿 省一郎
緊急事態宣言の発令への対応について
日頃より当協会の事業にご理解ご協力をいただき、誠にありがとうございます。
2020年4月7日に発令された緊急事態宣言に対し、緊急事態対応として、4月13日から5月6日までの間、次のとおり対応させていただきます。
1.事務局の執務体制について
(1)緊急事態宣言発令期間中は、原則として在宅勤務にて業務を実施します。
(2)毎週月曜日は、情報共有・事務連絡のために出勤し、業務を実施します。
(3)在宅勤務中の連絡は、メール(honbu@fij.or.jp)でお願いします。
2.会議について
(1) 緊急事態宣言発令期間中に予定されていた会合や行事等は、延期又は中止とします。
(2) 5月21日に予定しています総会、理事会、執行役員会は、事前に理事会でご承認を頂けましたら、書面審議にて実施したいと考えています。
3.協会の対応について
(1) 役所への相談・助成金・困りごとの連絡窓口(大磯の携帯電話090-4678-5967)を設置します。
(2) 新年度の予算執行に当たり、経済的負担の軽減等について、総会で審議検討し、速やかに結論を得るようにしたいと考えています。
(問合せ連絡先) 専務理事 大磯義和
事務局長 荻上和彦
電話(03)3434-5831 FAX(03)3434-0546
大礒携帯電話 090-4678-5967
荻上携帯番号 090―5774-5464
以上
- 椿会長インタビュー記事掲載について【日刊工業新聞】
-
2019年1月18日(金)付日刊工業新聞(24面)に「安全を支える ねじと関連機器」と題して、
椿会長のインタビュー記事が掲載されました。
(記事をクリックすると拡大します)
- 日本ねじ研究協会大磯専務理事が「標準化貢献賞」を受賞
-
日本ねじ研究協会の大磯義和専務理事(日本ねじ工業協会専務理事兼任)が、
このたび一般財団法人日本規格協会より、ねじの標準化活動への功績が認められ
「平成30年度日本規格協会標準化貢献賞」を受賞した。
10月5日には日本規格協会で表彰式が行われた。
<大磯義和専務理事(左)と日本規格協会 揖斐敏夫理事長(右) - 椿会長インタビュー記事掲載について【鉄鋼新聞】
-
6月19日付鉄鋼新聞に「ねじ業界の現状と課題」について、椿会長のインタビュー記事が掲載されました。
(下記画像をクリックすると拡大します)
- 今年の「ねじの日」記念グッズについて
-
まもなく、6月1日、「ねじの日」を迎えます。
「ねじの日」には、協会の椿省一郎会長の「ねじの日によせて」という寄稿文が、当日の会報ねじにアップされる予定です。
「ねじの日」は、昭和24年6月1日に「工業標準化法」が制定され、新しくJIS(日本工業規格)の制定が実施されるようになったことを記念し、「ねじ商工連盟」が昭和51年6月1日に、この日を「ねじの日」と宣言したことに始まります。
ねじは互換性を持った部品として、産業の発展に重要な役割を果してきました。ねじ業界の先輩方が、「ねじの日」を日本の標準化にとって記念すべき日に重ね合わせたところに深い意義を感じます。
毎年、「ねじの日」には、「ねじの日」記念グッズをつくってきました。今年の記念グッズも、ねじ商工連盟で足並みを揃えて、「この世はねじでできている」のロゴを配置したクリアファイルとしました。昨年に次ぐクリアファイルですが、新しいデザインと致しました。既に会員企業様から申し込みをいただき、間もなくお手元に届く予定です。また5月17日社員総会では、1部ずつサンプルを配布させていただきます。
この「この世はねじでできている」ロゴは、「MF-Tokyo2015プレス・板金・フォーミング展」に協会が出展したときに、ねじの役割・使命を世の中に訴えるスローガンとしてデザインされたものです。好評だったところから、その後に商標登録を行い、当協会会員であれば、誰でもが自由に使えるように定めました。利用に当たっては、統一ルールを守っていただくために、「『この世はねじでできている』ロゴマーク取り扱い説明書」をお配りしています。
まもなく迎える「ねじの日」に向けて、ねじが益々社会になくてはならない存在として、認知されて行くことを願っています。
今年の「ねじの日」記念グッズ(ねじロゴ入りクリアファイル)
®マークのついたロゴマーク
ロゴマーク(丸形)
- ねじ関係の産業遺産を国立科学博物館がデータベースに登録、公開へ
-
このたび国立科学博物館・産業技術史資料情報センターのデータベースに、ねじ関係17件の産業遺産が登録され、この3月からインターネットで一般に公開されています。
閲覧の方法は以下の通りです。是非ご覧下さい。
○ ホームページURLアドレス:http://sts.kahaku.go.jp/sts/index.php
○ 上記ホームページの中の「調査機関団体 :」から、「日本ねじ工業協会」を選択の上、
「上記の条件で検索する」をクリックして下さい。
あるいは、
○ こちらから、http://sts.kahaku.go.jp/sts/index.php?c=0003
○ 技術分野/小分類のリストから、「ねじ技術」をクリックして下さい。
これは、国立科学博物館が進める、我が国の産業技術史資料の収集、評価、保存、公開及び重要資料の台帳への登録並びにこれらに係わる情報の提供等に関する事業の一環で行われたもの。国立科学博物館は、平成14年に産業技術史資料情報センターを設置して、散逸または失われつつある産業技術史に関する資料の総合的調査研究を進めています。
日本ねじ工業協会においては、平成25年12月理事会・執行役員会がこの趣旨に賛同し、ねじ関係の産業遺産登録への協力して行くこととしました。平成26年5月には、会員企業様に対して、調査依頼(同年8月〆切)を行った結果、会員企業5社様から合計17件の産業遺産の登録依頼が提出されていました。
これを機に、貴重なねじ産業遺産が産業史にとどめられ、研究対象として注目されるようになることを期待しています。
尚、会員企業様におかれましては、追加登録を随時受け付けますので、ご要望がある場合は、下記お問合せ先までご連絡をお願いします。
お問い合わせ先一般社団法人日本ねじ工業協会 担当:荻上(おぎうえ) 和彦
連絡先:〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館508
TEL.03-3434-5831 FAX.03-3434-0546
E-mail : honbu@fij.or.jp