02.コミュニケーション広場(投稿)
- 「クイズ!脳ベルshow」 見ました!
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このところメディアで「ねじ」の話題を目にすることが増えたように思います。この8月からB Sフジ「クイズ!脳ベルS H O W」からの取材を受けて、「未来開発・パブリシティ委員会」副委員長の高須俊行副会長に対応していただいておりました。
「会報ねじ」メルマガの会員登録読者の方々に、放送予定日をお知らせしたところ、関西支部の山口様より以下の投稿をいただきました。
B Sフジ「クイズ!脳ベルS H O W」は「年齢と共に老化して行く脳。でも、このクイズを考えれば脳が活性化する!」をコンセプトにした、シニアに特化したクイズ番組だそうです。
以下投稿の内容をご紹介いたします。
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「クイズ!脳ベルshow」 見ました!
投稿日2020.10.12
10月9日 夜10時より放送のBSフジ「クイズ脳ベルshow」は、 「ひらめき・記憶・瞬発力・発想力」の4ジャンルのクイズに挑戦する番組で、今回「ねじ」にまつわるクイズは発想力のジャンルから出題されました。 クイズの質問は 「作業効率の良さから現在では9割以上がプラスネジにとって代わられている。それならば全部をプラスにすればいいのでは?という問いが投げかけられ、ある特徴がある為マイナスねじは無くならない!そのマイナスネジ特有の使い方とは?」というものです。
回答の説明には協会副会長 高須俊行氏が登場し、プラスネジのネジ頭には水やごみが付着し、腐食し錆びてしまう。しかしマイナスネジは溝が繋がっていて水が溜まりにくくゴミも取り除きやすい。屋外や水回りに使用されている。「ゴミが溜まりにくい」という特徴があり、マイナスネジが無くならない理由であると説明されました。
使われている資料の画像がわかりやすく、「確かにそう言われると」と納得する回答者。まさに発想力を問う問題でした。
プラスネジ頭が腐食している画像を見て、「もし自分の身の回りの物のネジもこんな状態なら・・・」 とヒヤッとし、改めてネジの使用場所やメンテナンスの大切さを感じました。 一つの小さなネジの重要性を一般の方に知っていただく良い機会となったと思います。
最後に、高須副会長が「この世はネジでできている」のバッジが光っていました。もう少しアップにして頂ければ、もっと嬉しかったのですが・・・
日本ねじ工業協会 関西支部 山口
- NHKの人気バラエティ番組「チコちゃんに叱られる」で「ねじ」が取り上げられました。
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5月のゴールデンウイークの真ん中になる5月3日(5月4日再放送)に、NHK番組「チコちゃんに叱られる」で'ねじ'が取り上げられました。
それに先立って「会報ねじ」メルマガで、皆様に放送予定日を事前にお知らせしたところ、「皆に見て欲しいので社内でも告知しました」、「放送が楽しみです」、「この番組はファンも多いと思いますので、'ねじ'業界を知ってもらう良い機会となりますね」などなど多数の返信をいただきました。
私も見ましたが、とても、興味深い内容に仕上がっていました。
ここでは、見逃してしまった方のために、どんな放送内容だったのか簡単に報告させていただきます。
そもそも同番組は、5歳の女の子・チコちゃんが発する質問に、司会の岡村隆史とゲストが答えていくものです。例えば「歩いていると靴に小石が入るのはなぜ?」とか「なぜ猫は魚が好きなの?」などという極めて素朴な疑問が飛び出すのですが、回答者が答えに詰まると、「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と決め台詞で一喝されてしまいます。その後に専門家の先生から解説を受ける構成になっています。
さて、その素朴な疑問とは?
「なんで、'ねじ'にはプラスとマイナスがあるの?」でした。
チコちゃんの答えは、「ゴミが詰まるから〜」
専門家の先生として、日本ねじ工業協会 専務理事の大磯 義和さん登場。以下の解説をしました。「プラスとマイナスは用途が違います。今では作業が効率的な9割がプラスねじ。しかしプラスねじは溝にゴミが詰まりやすい。最初から汚れやすい場所ではマイナスねじが使われています。他にも、機械時計などでは➖(マイナス)の角度を微調整しやすいなどの良さがあります」と。
付随して、日本の'ねじ'歴史について解説と映像があったことが良かったと思います。
一つは、種子島に伝来した火縄銃。その尾栓のために日本で初めて'ねじ'がつくられたこと。(余談です藤田副会長の火縄銃を分解する手が写っていました)
二つ目は、幕末から明治維新にかけて日本産業の近代化に貢献した小栗上野介が、遣米使節団の時に 'マイナスねじ'を持ち帰って工業化を促進したこと。
三つ目は、プラスねじは1935年にアメリカで発明されると、いち早く本田宗一郎がオートバイの生産工程において、組み立て効率を高めるプラスねじを採用し普及に貢献したこと。
などが紹介されました。
大磯専務の解説もユーモアに満ちていました。さりげなくねじスローガン「この世はねじでできている」でまとめたところは流石です。
藤田副会長、高須副会長をはじめ、「チコちゃん」の制作スタッフに情報提供をしてくださった方々にはお疲れ様でした。
投稿者 未来開発・パブリシティ委員会事務局 高橋寛美
- ケーエム精工様が就職フェアで「ねじロゴ」を使った装飾を展開
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就職フェア、転職フェアへの出展にあたる企業は、どうしたら注目されるか凌ぎを削っています。そのような中で、最近の転職フェアに参加したケーエム精工株式会社(本社:大阪 代表取締役会長:北井敬人)様から、ブース内の装飾デザインの写真が届きました。来場のお客様からたいへんに好評であったとうかがっています。
写真を見ますと、自社のCI(コーポレートアイデンティティ)の要素と、「この世は'ねじ'でできている」ロゴをうまく調和させた装飾に仕上げています。
中央のタペストリーには、ケーエム精工の鮮やかなコーポレートカラーの群青に、六角ナットのモニュメントとキャッチコピーが配置され、「私たちが魅せるのはMade in Japanの実力です!」と力強く語りかけています。そして手前には、オレンジの「この世は'ねじ'でできている」ロゴ(通称「ねじロゴ」)をあしらった椅子が、かわいらしく来場のお客様を待っています。
この装飾セットをデザインしたケーエム精工・三重工場、リーダーの辻村朝恵さんにお話をうかがいました。
「この転職フェスタに参加させて頂くにあたり、装飾セットについても私が考えました。デザイン画を作成していく中で、タペストリーとバナーについては、見て頂いた方に当社固有のイメージを印象に残して頂きたいという強い気持ちがありました。」と。タペストリー以外の装飾の要素についても、「テーブルは当社のロゴでテーブルクロスのデザインを作成し、こちらはシンプルに他の邪魔をしないように作成しました。もう一つのポイントとなる椅子カバーは、いろいろなセミナーで他社様のものを拝見してきましたので、遠くから見ても目を引くものにしたいと考えておりました。」とのお話でした。
そしてオレンジの「ねじロゴ」を採用に至った経緯について「その時、ねじの日の記念品に配られたクリアファイルを思い出し、これだ!色もポップでロゴもかわいいし、その上ねじを創っているメーカーとして全面的にアピールできる!と思い、決めさせていただきました。」と語っていただきました。
(今年6月1日ねじの日記念品は、「ねじロゴ」を配置したデザインのクリアファイルでした。)
「ねじロゴ」の開発に携った立場として、とても嬉しく思った次第です。辻村さんのデザインした装飾セットが、これからも、いろいろなフェアの現場でお客様から愛され、注目されて行くことを祈っています。
ケーエム精工様ホームページは、こちら
尚、「ねじロゴ」は協会会員様には、無償でお使いいただけます。これまでも自社の看板(サインボード)やポスターなどにもお使いいただいています。関心のある方は、こちらをご覧下さい。
http://www.fij.or.jp/blog/cat06/post-84.html
投稿:未来開発・パブリシティ委員会事務局(高橋寛美)
- 高須さんが、ねじ代表として東京大田区のコマ大戦に参戦
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中小企業が技術を結集して挑む「下町ボブスレー」でも有名になった東京・大田区。去る3月10日、大田区産業プラザでコマ大戦が行われ、日本ねじ工業協会の高須副会長が自作のコマを持って参戦しました。投稿者の私も応援に駆けつけた次第です。
この全日本製造業コマ大戦は、大田区大田工業連合会青年部が主催したもので、「町工場の経営者たちのバンドが出演する春の音楽祭『THE PARTY』」と併せて行われたモノづくりイベント。選手の応援や観戦のため溢れるばかりに集まった人々の熱気のなかで、規定部門20チーム、ユニーク部門8チームによる熱戦が繰り広げられ、地域住民や子供たちに、日本の製造業の素晴らしさを伝える大会となりました。
全日本製造業コマ大戦 会場受付
選手宣誓
この大田工業連合会様ですが、日本ねじ工業協会のイベントでこれまでも何かとご協力をいただいています。ビッグサイトで開催されたMF-Tokyo2017(プレスフォーミング展)の「ねじ展示ブース」で、協会が「全日本製造業コマ大戦 特別ねじ屋場所」を開催した折には、司会や実況解説担当を派遣して下さいました。また、MF-Tokyo2015では、貸し出していただいた「下町ボブスレー」を展示し、来場者の好評を博しました。
高須副会長は、日頃のご協力に感謝の意を表しての参戦となりました。「2先勝」ルールのもと、高須副会長は強豪相手に1勝をあげ、一度はアドバンテージをとる善戦をしましたが、惜しくも1回戦敗退となりました。次回は、「戦略を練りもっと強くなってリベンジしたい」と。
「ねじ屋」代表 高須さんの一騎打ち
今回のコマ大戦には、さまざまな創意工夫がなされた秘密兵器のようなコマを持って、全国大会レベル・世界大会レベルの選手チームが集まり、観ているだけでも楽しいと感じました。また、大田区の中小企業の皆様が、「下町ボブスレー」や経営者バンドによる音楽祭など、さまざまな挑戦によってネットワークの強化をはかり、仕事に活かしていることがわかりました。またマスコミの取材もしっかり集めていると感心した次第です。
最後に関連して、「下町ボブスレー」についても一言。大田区の中小企業が技術を結集してつくったソリで、ジャマイカとともに2018平昌五輪を目指してきました。しかし、直前になってジャマイカから「下町のソリを平昌で使用しない」と突然の通告があり、契約破棄という不本意な結果になりました。プロジェクトにとっては苦しい逆境だったと思います。「実力の違いだから仕方がない」など心ないネットの書き込みも多く目にしましたが、誠実な姿勢には味方が現れるものです。テレビ番組「ガイヤの夜明け」がこの問題を密着取材。放映された番組ではジャマイカの「下町ボブスレーは遅い」という主張を覆す「封じられた比較データ」を紹介。また平昌の会場では、不採用となったにも関わらず「下町ボブスレー」の方々がジャマイカ選手を心から応援する姿を映していました。立派です。これからも陰ながら声援を送り続けたいと思いました。
未来開発・パブリシティ委員会:高橋寛美記
昨年大田区のメンバーにもご協力をただいたMF-Tokyo全日本製造業コマ大戦「ねじ屋場所」
- 日本ねじ工業協会・大磯専務が「ねじの日」に因むお話を投稿
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この記事は、一般社団法人日本機械工業連合会が発行する、"日機連かわら版「業界得々便」"に 大磯専務が寄稿したものを、同連合会の承諾を得て掲載しています。
【業界得々便】
世の中には祝日、年中行事、ゴロ合わせによるもの等、様々な記念日があります。かわら版では機種別工業会・会員のご協力のもと「今日は何の日?」をテーマにご寄稿頂きました。
6月1日は「ねじの日」
ねじ業界では、6月1日を「ねじの日」と定めています。このいわれは、戦後日本の標準化を進める「工業標準化法」が昭和24年6月1日に施行され、JIS(日本工業規格)を制定したことを記念して、ねじの製造者と商業者とで構成する「ねじ商工連盟」がこの日を「ねじの日」とすると宣言したからです。ねじは、いつでも、どこでも、だれもが使える互換性をもった部品で標準化の優等生だと言われ、ねじだけでは何もできないが、ねじがなければ何もできない、という存在感をもっています。「たかがねじ、されどねじ」とも言われるほどに産業の発展には欠かせない存在になっているのです。
今年の「ねじの日」のグッズ
ねじ業会では、毎年、「ねじの日」記念グッズを製作しており、今年は「この世はねじでできている」というロゴ(図1)を印刷したクリアファイル(写真1)に決定しました。このロゴは、「MF-Tokyo2015プレス・板金・フォーミング展」で公表し、商標登録したものです。当協会会員であれば誰でもが自由に使えるロゴで、ねじに親しみを持ってもらうために作成しました。
<写真1 ロゴ入りクリアファイル <図1 商標登録したロゴ>
2017年「ねじの日」記念グッズ>
ねじのルーツを訪ねて
ねじの表記は、古文書を見ると、ねぢ、ネジ、捩子、捻子、螺子、螺旋、というさまざまな表し方をしています。英語圏ではscrew、screw threadやfastener、フランス語圏ではvisと表記されていますので、外来語の翻訳ではなく、ねじる、ねじれ、渦を巻いた螺旋などの形状から発想された当て字ではないかと推測されます。
カクテルの一種にスクリュードライバーというお酒があります。このカクテルの由来は、とある工事現場で労働者がウオッカにオレンジジュースを混ぜて飲もうとしたとき、かき混ぜるものがない・・・そこで周りを探したところ傍らにねじ回し(ドライバー)があったので、これを使ってかき混ぜたから、と言われています。
ねじのこぼれ話はこれくらいにして、ねじのルーツを紹介することにしましょう。
(1)火縄銃の伝来
1543年(室町時代)夏に台風の影響で種子島に漂着(写真2)した1隻の南蛮の船に乗っていたポルトガル人から、島主の種子島時尭が2丁の火縄銃を買い求めました。(写真3)この火縄銃の銃底を塞ぐ「尾栓」が日本に伝わった最初の「ねじ」と言われています。この火縄銃の伝来は、種子島家譜「鉄砲記」に詳しく記されています。<写真2 ポルトガル船が漂着した門倉岬>
<写真3 買い求めた初伝銃や国産第1号の火縄銃が展示されている鉄砲館>
(2)火縄銃の製造
島主から火縄銃の製造を命じられた関出身の刀鍛冶師の矢板金兵衛は、尾栓の作り方が分からず、翌年の1544年に再来した(写真4)南蛮船の中にいたポルトガル人技師に、自分の娘の「わかさ」を嫁がせてまで尾栓の作り方を学んだという逸話まであるのです。銃筒の片方を塞ぐおねじとめねじの組合せから成る尾栓の当時の製造法は謎に包まれていますが、矢板金兵衛が苦労した末に、日本で最初に尾栓のねじを作り、火縄銃を作り上げたと伝えられています。
その後、この火縄銃の製法が紀州の根来寺、長浜の国友村、堺などへと伝わり、戦国時代の戦いを一変させたあの「長篠の戦い」へとつながっていきます。この火縄銃の伝来こそが、日本人が初めて見たねじであり、ねじ製造のルーツとなった所以です。
<写真4 尾栓の作り方を伝えたポルトガル船の再来地-熊野海岸>
産業の発展を支えるねじ
産業の発展に貢献しているねじは、今や宇宙ロケット・衛星になくてはならない機能部品となっています。ロケット先端のフェアリング部に格納した衛星を、瞬時に宇宙空間へ飛び出させるための特殊なねじ、宇宙ステーションの外壁パネルを無重力状態の中で交換するために工夫されたねじなどが今も活躍しています。
宇宙ロケットの打上げ基地(写真5,6)がある種子島、火縄銃伝来の地の種子島、ねじ製造のルーツの種子島、これらの繋がり、産業発展を結ぶねじを紹介しました。なんという因縁なのでしょう、過去を見て未来を語る「ねじの日」にちなんだ話になったでしょうか。
<写真5 種子島宇宙センターの受付>
<写真6 種子島宇宙センターのモニュメント>
以上
- 西精工が、社員の幸せと働きがいを大切にする企業として「ホワイト企業大賞」を受賞
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本年1月22日、協会会員の西精工株式会社様が、第3回ホワイト企業大賞表彰式で大賞を受賞しました。
これを主宰するホワイト企業大賞企画委員会(天外伺朗委員長)は、「ホワイト企業」は、「社員の幸せと働きがい、社会への貢献を大切にしている企業」と定義しています。未だに、社員の幸せをかえりみない経営をしている企業、あるいは公序良俗に反するようなブラック企業が話題になる一方で、ホワイト企業を目指す新しいスタイルの経営が続々と生まれて来ています。ホワイト企業大賞企画委員会は、ホワイト企業の精神を追求する企業を支援、顕彰して、広く社会に知ってもらうことを目指しています。
「ホワイト企業大賞」を受賞する西社長
表彰状
西精工株式会社様の西泰宏社長は、受賞の喜びを以下のようにコメントしています。
「受賞のお祝いのメッセージをたくさんいただきありがとうございました。
実は世間で言われているブラックやホワイトには若干違和感があるのですが、ホワイト企業大賞では、ホワイト企業の定義を『社員の幸せと働きがい、社会への貢献を大切にしている企業』としっかり謳っていますので、受賞はとても嬉しいです。
ホワイト企業大賞に応募するにはホワイト企業指数アンケートを実施しなければいけませんが、経営者にとってこういう社員意識を測るアンケートは非常にキツイ。しかしながら、我々はこういうキツイ事をずっとやって来ました。
そして最近になって、社員満足度ではなく、幸福度を追求するように変えました。満足は与えられるモノで、それでは本質的な幸せには繋がらないと思います。本質的な幸せは主体的だと考えます。
表彰式では慶応大学大学院の前野隆司教授が、社員満足度とパフォーマンスの関連性はないが、幸福度には関連するとおっしゃっていました。これには本当に納得しました。これからも社員幸福度をあげながら、社会のお役にたっていくよう頑張ります!」
(西泰宏社長)
昨年の「社員幸福度調査」でも社員の高い幸福度が判明
実は西精工様は、2013年3月、法政大学大学院中小企業経営革新研究所、日刊工業新聞社、あさ出版主催「第3回日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の「中小企業庁長官賞」を受賞したこともあります。
「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」は、「人を幸せにしていれば結果的に業績も上がるはず。そんな大切な会社を1社でも増やしたい」とスタートした顕彰制度で、厳しい審査を通過した企業のみが表彰されるものです。
その時の様子は、「会報ねじ」の以下の記事にもとりあげました。
http://www.fij.or.jp/blog/cat02/post-25.html
祝!西精工様、「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」受賞
今回のホワイト企業大賞も、長年にわたって社員の幸せを追求してきた西精工様に相応しい受賞と思いました。おめでとうございました!
未来開発・パブリシティ委員会事務局 高橋寛美(記)
- 「自動車部品&加工EXPO」に会員企業多数が出展!
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去る2017年1月18日(水)から20日(金)まで、東京ビッグサイトにて、第3回 自動車部品&加工 EXPO ~カーメカ JAPAN~が開催されました。
当展示会は自動車業界向けの展示会で、主催事務局は「韓国・中国・欧米など世界中から自動車技術者が来場しており、日本にいながら世界中の自動車メーカー、自動車部品メーカーに売込める」ことを売りにしています。
自動車業界における軽量化はじめとする様々なニーズへの対応、設計開発の高度化に伴い、サプライヤーにも高度な部品加工技術が求められるようになりました。このような期待に応えるべく、日本ねじ工業協会の会員企業様も、独自技術を積極的にアピールし展示に参加しました。
同時に「第7回クルマの軽量化技術展」も開催されました。
これらの展示会に参加された企業様からお寄せいただいたご報告を、以下に掲載させていただきます。
(紹介の順番は資料の到着順となっています。)
【西精工株式会社】
・出展の狙い
当社が得意とするカシメ(クリンチング)ナットやお客様毎に形状をカスタマイズ提案している樹脂インサートパーツ・ナット等をご紹介し、新しいお客様へのお役立ちを広げる目的で出展しました。
「ファインパーツを創造する」訴える西精工ブースの様子
・出展の目玉
《スーパーハイテン対応型NCナット》
自動車関連のお客様で軽量化の目的で採用が広がっている高張力鋼板は、溶接ナットの取付けが難しいという課題(溶接後のクラック発生や遅れ破壊、ナゲットの形成不足による溶着力の低下)があります。当社のスーパーハイテン対応型NCナットは下穴を加工した母材にプレスするだけで簡単に圧入することができ、安定した固着力を確保できる上に、作業環境の改善や環境負荷の低減に貢献が出来る製品です。
《極薄板用クリンチナット》
従来の薄板用クリンチナット(弊社:カーリングナット)をさらに改良。
0.6mm以下の相手板に対して、カシメ部を板厚公差内へ納めることに成功しました!!
弊社の従来品と比較して、表面突起部がなくなったことで、部品本体との密着性向上や取付け可能箇所が拡大されました。
《TDインサートパーツ&ナット》
鍛造のみで、2次加工を必要としない抜け止め、廻り止め機能を持たせた当社オリジナルのインサート製品です。
鍛造のみで形状を確保するネットシェイプ商品である為、従来のスタンダード形状であるローレットナットより肉厚を薄くする事で軽量化が可能。
ご希望に併せた形状での提案が可能です。
展示された製品(左から極薄板用クリンチナット、スーパーハイテン対応型NCナット、TDインサートパーツ&ナット)
・出展してよかったこと
多くの新規のお客様に当社の製品を観て、手に取っていただき説明をさせていただきました。来場いただきましたお客様から弊社の予測していなかった相手素材への使用の可能性などのお話もいただけ、価値のある展示会になりました。
今回頂きました、ご意見・ご要望に答えられますよう今後とも企業努力を積み重ねてまいります。
【興津螺旋株式会社】
・出展の狙い
自動車関連産業の情報収集及び当該産業への製品・技術PRをするため
興津螺旋の展示ブースの様子
・出展の目玉
総合ファスナーメーカーとして、素材や加工手段を問わない提案力を持つ会社であることを訴えるため以下の製品を出展しました。
ステンレス、鉄系特殊形状ねじ部品
レアメタルボルト(チタン合金、ニッケル合金)
樹脂ファスナー(切削加工品)
出展製品の数々
・出展してよかったこと
ブース出展の要改善点を発掘できたことがよかったです。
【日産ネジ 株式会社】
・出展の狙い
締結軽量化を追求して来た当社技術を自動車業界に訴えるため
昨年よりも1スパン拡張された日産ネジの展示台
・展示の目玉
鋼とアルミの軽量化部品に加え非調質8.8溶接ボルト、何れも世界初となる開発品を展示しました。
Ark(アーク:超高強度アルミファスナー鋼6T相当) を使用したアルミビレット三又(2輪部品)
新開発のNS-LOWヘッドPower8
・出展してよかったこと
ターゲットユーザーを絞った新商品開発目的に沿ったユーザーが狙い通りに多大な興味を抱いて貰えました。来場者数も大手カーメーカー筆頭に幅広く、新開発品をアピールすることができました。
【日東精工株式会社】
弊社は、「自動車部品&加工 EXPO」と同時に開催された、第7回クルマの軽量化技術展 (総称:オートモーティブワールド2017)に出展しました。
■ 出展の狙い
弊社は自動車分野での伸長を目指しており、2年連続での出展を行いました。 自動車の軽量化に貢献する各種セルフタッピンねじのほか、新製品(CFタイト、KATAX-CI 等)に対する来場者の声を受け、今後の展開を見据えることが目的です。 発信力を強め、ブランド力をより強固にすることも目的であります。
「クルマの軽量化技術展」会場と日東精工ブースの様子
■展示の目玉
来場者への「分かりやすさ」を重視し、ねじを締結する相手材料や目的別に展示を行いました。また、既存取引先様の協力を得て、弊社のセルフタッピンねじ(ギザタイト、アルミタイト、タップタイト2000)を採用いただいている車載製品を採用事例として10点展示したことも今回の目玉であります。 今回の展示会に合わせ参考出展という形で新製品(高強度アルミボルト「タフアルム420」、マルチマテリアル対応ドリリングスクリュー(仮)、鉄カラー&インサートナット廃止ねじ(仮)等)を投入したことで来場者から注目を浴び、多くの反響がありました。
相手材に合わせた各種セルフタッピンねじを明るく展示
連日賑わいを見せる日東精工ブース
自動車採用事例を展示
■出展して良かったこと
国内大手自動車メーカー様を始め、サプライヤー様が弊社ブースにお立ち寄りいただき、近年では過去最高の名刺獲得数を達成しました。 すでに商談が進んでいる案件もあり、今後の展開が多いに期待できる出展となりました。
■関連記事URL こちら
以下出展企業からのご報告があり次第、掲載いたします。
- 賀詞交換会にて、新入会の橋本螺子社長が『ねじブロック』を紹介
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日本ねじ工業協会、日本ねじ研究協会合同の平成29年新年賀詞交換会が、1月19日盛大に開催されました。例年以上に参加者の多い、賑やかな会となりました。
今年は珍しい光景が見られました。
相澤会長挨拶、ご来賓挨拶に引き続き、昨年度新入会となった企業様3社の紹介がありました。
新入会の橋本螺子株式会社の橋本社長が『ねじブロック』を紹介。『ねじブロック』は、ものづくりにはかかせない「ねじ」を主役にした玩具です。
ねじでブロック同士を自由につなぎ合わせ組み立てることで、動物やロボットなど、さまざまなオブジェが出来上がります。ねじブロックを展示したテーブルで説明する橋本社長の周りには、いつも人だかりができていました。普段は隠れた存在であるねじを消費者に伝えたいという橋本社長の思いは他の皆さんにも伝わったようです。
また、新入会の会員を大切にしたいという協会の気持も伝わって来ました。
相澤会長挨拶
新入会の橋本社長挨拶
ねじブロックの説明に耳を傾ける方々
因みに、私もねじブロックを組み立ててみました。
ねじブロックで組み立てたワンちゃん
未来開発パブリシティ委員会 高橋寛美
- ファスニングジャーナルが「画像選別装置」を紹介
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富士セイラ株式会社様から、スクラップ記事が届きました。
( ファスニングジャーナル 2016年7月7日 )
富士セイラ株式会社様は自社で蓄積した品質管理や保証実績、ノウハウを搭載した、オリジナル設計の「画像選別装置」を製品化し、販売を開始されました。
未来開発・パブリシティ委員会事務局
- 金属産業新聞「ねじの日特集」に相澤会長挨拶
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未来開発・パブリシティ委員会委員長から、スクラップ記事が届きました。
金属産業新聞は、6月1日の「ねじの日」に合わせ、その特集を組んで下さっています。冒頭に相澤正己会長挨拶。昨年のMF-Tokyo2015プレス・板金・フォーミング展からお目見えしたスローガンロゴ「この世はねじでできている!」も目立っています。
( 金属産業新聞 )
尚、同特集号では、
・ IoTの時代に向けたファスナー製品の在り方を探る、各社最新技術の紹介
・ 鉄道博物館取材協力による「鉄道とねじの歴史」
・ お笑いコンビ「ねじ」への取材
・ 大手商社トップのロングインタビュー
などの記事を収録しています。
笑い芸人コンビ「ねじ」のこと初めて知りました。
未来開発・パブリシティ委員会事務局