会報ねじ

会報ねじ 新着記事

株式会社南勢 代表取締役社長 瀧 篤人氏
2014年07月03日    カテゴリ:01.「トップに聞く」 

【藤田未来開発・パブリシティ委員長から読者の皆様へ】

 会員読者の皆さん。こんにちは。未来開発パブリシィテー委員会委員長の藤田と申します。何時も会報ねじを読んで頂き有難うございます。

 この度、好評連載中の「トップに聞く」の新しいシリーズに、賛助会員のトップインタビューを連載する事となりました。正会員が仕事をする上で賛助会員会社の協力はなくてはならないものと思います。トップの想いなどを御伝えしたく思いますので宜しく御願い申し上げます。

 第一回として株式会社南勢の瀧社長に御願いしました。 是非御読み下さい。    藤田

◇ ◇ ◇

「トップに聞く」

株式会社南勢

代表取締役社長 瀧 篤人氏

聞き手 未来開発・パブリシティ委員会「トップに聞く」グループ

 

インタビューサマリー

  ・「礼節を重んじる

  ・少数のお客様を大事に

  ・人としても磨きをかけてほしい

  ・「南勢なら寿命が安定する」を目指す

  ・父の真似はできない

 

  ・会社概要IMG_3897.JPG

 

 

瀧 篤人 (たき あつひと)

1962年生まれ。1985年、愛知工業大学 経営工学部を卒業。圧造機メーカーで3年間の修行の後、1988年、株式会社南勢に入社。2006年、代表取締役社長に就任。

 

 

 

「礼節を重んじる」

―― 「南勢」はどのようにして生まれたのでしょうか。

 私の父で、創業者であり会長であった瀧勇吉は、当社を創業する前、金型メーカーに勤めており、そこで金型の技術を磨きました。とてもよく気がつく人で、それが組織の中ではうっとうしいと思われたこともあったようで、自分でやろうと考えたそうです。1964年11月に35歳で創業し、1966年4月に会社を設立しました。

―― 「南勢」という会社名の由来は。

 父の生まれ故郷が、三重県度会郡南勢町だからです。2005年に隣接する南島町と合併したため、今は南伊勢町となっています。

―― では、なぜ創業の地に名古屋を選ばれたのでしょう。

 もともとは三重県の山の中で、木の仕事をしていましたが、役者になりたかったようで、このままいなかにいてもどうしようもないと思い立ったそうです。本当は東京まで行こうと思って家を出ましたが、お金がなくて名古屋で下車したのがそもそもの発端です。名古屋では、まず仕事をしなければならないと、最初は鈴鹿の軍事工場で工員として働きました。爆弾が爆発して死にそうになったこともあると聞いています。

結局、当初の目的地だった東京には行かず、その後いくつかの仕事を経て、金型メーカーに至りました。

―― 創業当初はご苦労されたことと思います。

 お客様に喜んでいただけることをしないと、仕事はいだけないと思って、あえて緊急の修正など、工程がくずれてしまうような仕事を引き受けていました。一人で始めましたから、昼間はお客様を回って修正の仕事をいただいて、夜中に修正して翌朝お持ちするので、寝る暇もない。でもそういう努力の積み重ねで、少しずつお客様からの依頼を増やしていったそうです。

当社では「心と技」を大切にしています。お客様が困っていることを快くお引き受けして、実現できるようにすることが、心と技です。それによって仕事が増えて今の会社につながっているのですし、先代の創業当時の思いはずっと受け継がれています。今でも、修理はまっさきに対応するように心がけています。それが南勢の「魂」であり「灯」です。

―― 経営理念には、「礼節を重んじる」とあります。どういう思いを込められたのでしょう。

 経営理念は、2006年に私が社長に就任したとき掲げたものです。当社では、どんな役職、職責であろうと、年上の人は「さん」づけで呼びます。それは社長の私も含めて例外はありません。なぜなら仕事の場では後輩であっても、人生の先輩であるということを重要視しているからです。それが礼節を重んじるということだと思っています。

トップへ戻る >>


少数のお客様を大事に

―― 現在御社で作られている金型の用途は。

 ファスナー関係が約60%、部品関係が約30%、残り1割は航空機関連などです。

現在の当社の設備では、小さいものは内径3.5~4ミリぐらいまで、大きいものは直径、高さとも200ミリぐらいまで作ることができます。

―― 御社の強みとなる技術にはどのようなものがありますか。

 割型技術、銅帯コイルを用いたケース技術、複合組織改質技術(PIP処理)やWPC処理による金型の長寿命化です。

割型は、日本では始めて当社が手掛けたので、六角形などの角のある形状に使います。角の部分は金属の圧縮時にストレスが大きいため、金型が割れやすくなります。そこで六角形なら、あらかじめニブを6つに割っておいて、ケース内で組み合わせて使うと、金型が呼吸できるようになるので割れません。角が丸みを生じても問題ないものには有効です。

各種の金型製品     

scan-122.jpg

金型は、ケースと中に入れる超硬合金の応力のバランスが良いと寿命が長くなります。ケースも超硬合金も十分な大きさがあることが理想ですが、限られた大きさの中で対応するために使うのが、コイルです。100分代の薄い板をコイル状に巻いた内側に超硬合金を圧入することで、強く締め付けることができます。

PIP処理は、特許を取得している企業より許可を得ている工法です。金型の表面に、粉末の  二硫化モリブデンを音速に近いスピードで吹き付けて表面に層を作る方法で、焼きつき防止の効果があります。

WPC処理も表面加工の技術ですが、0.5ミリまたはもっと小さいガラスの粒を吹きかけて表面にディンプル形状を作り表面改質を行います。それを磨くと、ディンプル形状の凹んだ部分だけ摩擦を受けないので、摩擦の表面積を減らすことができ、焼きつき防止の効果があります。PIPとWPCを組み合わせて使用する場合もあります。

これらはすべて、金型の寿命を延ばして、お客様が一つの金型でたくさん生産できるようにする技術です。

―― 現在何社ぐらいのお客様に金型を提供していますか。

 長年お取り引きいただいている8社に提供している金型が、全体の約9割を占めます。

当社は少数のお客様を大事にしていくというのがポリシーで、中には40年近くお付き合いいただいているお客様もあります。お客様と一緒に、あきらめずに開発したり改善したりして完成させるスタイルを、他のお客様に安直に提案することはできません。

金型の寿命は、工程レイアウトや打ち方にも依存するので、どれくらい使えるとは一概にはいえません。常にお客様と一緒に検討会を立ち上げ、双方で調査して改善していきます。

およそ9割は、お客様から図面をいただいて作りますが、コストパフォーマンスをよくしたり、寿命を延ばしたりするためのアドバイスをさせていただくことも多々あります。

トップへ戻る >>

人としても磨きをかけてほしい

―― 現在の業界の状況をどのように見ておられますか。

 台湾や韓国の金型は、日本のレベルに近づいています。中には日本の水準に匹敵するものもあり、人件費の差を考えると、台湾や韓国が勝っている場合もあります。台湾では、日本の超硬合金を使い始めているので、金型の寿命という意味でも、日本と同じになる可能性があります。

台湾や韓国が追いついてきたということは、日本の技術の伸びが鈍っているということだと思います。それは、金型を安く作る、生産性を上げることを重視するあまり、量産という方向に進んできたためではないかと考えています。本当は人の手による作業が必要な部分、そのための時間ほど尊いのに、前工程や仕上げの処理を省いたために、場合によっては台湾製のほうが寿命が長いということも起こっていますし、命数のバラつきの原因にもなります。

モノはできていても、次の世代をうまく育てられていないということではないでしょうか。

この悩みはお客様側にもあると思います。早く作るため、安く作るために、最初から最高速で打つということもあるようですが、昔は金型をもっといたわって、打つための細工や、空運転をして金型を暖めるとか、無理のない圧造で金型になじませてから過酷な正寸で打つというようなことが行われていたと聞いています。

―― そのような現状の中で、御社ではどのように人材を育成しておられますか。

 標準化というほどではありませんが、工程の一部には作業手順書を用意して、新しく入った人には、1週間目に何個、2週間目に何個と、課題を与えて作らせたうえで、どういう仕事をさせるかを見極めています。以前はつきっきりで教えていましたが、人が教えるのは限界があると考えて、2年ほど前から始めた方法です。

また、図面や工程表の中に書かれている、過去の失敗や注意事項は非常に貴重です。抽象的な指示ではありますが、同じ失敗を繰り返さないために、また過去のいい製品と同じようないい製品が作れるように、情報を共有しています。毎週月曜日の朝、役職者やリーダー格の人たちが参加するミーティングでは、今の会社の状態や仕事の量、起こっている問題や、ほめられたことなどを話しています。

役職者を育成するにあたっては、候補生を月曜日の会議に参加させて、興味を持って積極的に質問をしてくる人に絞り込みました。当社では主任以上が役職ですが、主任候補にはあえて「班長」という肩書きを与えています。なぜ主任ではなく班長なのか、主任になるには何が足りないのかなど、興味を持ってくれる人、場合によっては自分が嫌われても会社のため、仕事のためにがんばってくれる人を、主任として迎え入れたいと考えています。

また役職を得ることによって、会社の中での責任が重くなるのはもちろんですが、家庭や地域など社会生活においても人格者になってほしいという願いがあります。社長の私もみなさんと一緒に、社長としてふさわしい人間になれるように磨こうとがんばっている。だから社員にも会社で毎日仕事をするついでに、人としても磨きをかけてほしいと思っています。

―― カタログには「南勢流マイスター」との記載があります。

 ドイツにはマイスターと呼ばれる人たちがいるそうですが、単に職人として腕がいいだけではなく、人を導くことができる人格者であることが求められると聞いています。

当社が目指すマイスターとは、「心」と「技」と「情報」が基本になります。「心」とは、金型加工への思いやりであり、次の工程はお客様であるという意識を持つことです。「技」とは、現在の技術に満足することなく、自身を磨いて高みを目指すことです。「情報」とは、固定観念にとらわれず、顧客の意見や新しい技術情報を取り入れることです。現在一人、マイスターの肩書きを持つものがいますが、こういう人材を一人でも多く育てたいと思っています。

―― 現在の社員数は約50名とのことですが、平均年齢は。

 おそらく32~33歳だと思います。事務の方以外は全員技術者で、役職者も一人の職人ですし、みんな仕事をいっぱい抱えてがんばってくれています。会社を存続しなければいけないし、社員に不満があってもいけないと、そこにはとても気をつけています。

トップへ戻る >>

「南勢なら寿命が安定する」を目指す

―― 2012年5月に、本社工場を名古屋市港区から現在の岐阜県関市に移し、工場を一本化されました

 関は、20年ほど前にアフターサービス専用の工場を設立して以来、お世話になっている場所です。2007年に関工場が完成しましたが、その後リーマンショックや、タイの洪水などがあり、東日本大震災では危機管理対策の重要性を再認識し、関に本社機能を移すべきだと思いました。

また、名古屋と関に分散していた工場固有の技術を1か所に集結させることで、従業員もより切磋琢磨し、技術や会社の競争力が向上しますし、結果的にお客様によりご満足いただけるのではないかと考えたからでもあります。

もとの名古屋の本社工場は売却し、現在の名古屋営業所は、もともと社員の駐車場だった場所です。

―― 名古屋に勤務していた方も、関に通っておられるのですか。

 関に工場を集結させるにあたり、一番懸念していたのは社員が辞めてしまうことでした。でも私の考えをみんなが理解してくれ、ほぼ全員が辞めずに関に通ってくれています。それが一番うれしかったですね。

車通勤が多いためガソリン代は全額支給していますし、名古屋工場の跡地から送迎バスも運行しています。

―― 関とはどういう場所ですか。

 1300年以上の歴史がある、長良川の鵜飼が有名です。関鍛冶という刀鍛冶は、鎌倉時代から受け継がれています。また江戸時代前期の行脚僧であり、木彫りの仏像を大変多くの残している円空ゆかりの地でもあり、円空記念館では30体の実物を観ることができます。隣の美濃市では、やはり1300年以上の伝統がある美濃和紙が作られています。

この地域は、こういうものづくりが脈々と受け継がれている場所です。刀鍛冶の伝統もあり、鉄に対する思い入れもありますし、金型に向ける愛情もことのほか強いと感じています。伝統が受け継がれている場所で、社員のみんなと一緒に、金型づくりをもっと確立させていきたいと思っています。

―― 今後はどういう会社を目指したいですか。

 現在、異形もののニーズが高くなってきていますので、機械を導入していきたいと考えています。異形ものはどうしても時間がかかって普通の工程ではできませんので、今よりももっと短時間で段取りができるように教育も必要です。全体の力のバランスをとりながら、それぞれの分野の技術者が互いに補い合えるような体制を作っていきたいと思います。

また業界の状況も変化していくと思いますので、圧造の金型が必要とされる分野で、移行していける範囲内であれば、いろいろな金型に挑戦したいという思いもあります。

ただ当社の売り上げの9割を占めるリピーターのお客様のおかげで今があるわけですし、まだまだ今の仕事の本質を見極められているとは思っていません。ですから現在は、今の金型の技術をもっともっと高めて、「南勢の金型なら寿命が安定する」といわれることを目指したいと思っています。今のものづくりをもっと確立し、標準化なども明確にできてこそ、新たな分野の仕事にも移行できると思います。

トップへ戻る >>

父の真似はできない

―― お父様は、2012年に亡くなられましたね。

 82歳で亡くなりました。今でも私には絶対真似ができないと思っています。

父はとにかく元気で、ちょっとやんちゃなところがある人でした。そんな人が、腰を圧迫骨折して入院したときに、衰えたなと思ったら泣けてきましたね。

―― 家業を継ぐ以外に、成りたいと思っていた職業はありましたか。

 父にうまく育てられたという感じですね。小さい頃からよく会社に連れて行かれて、社員のおにいさんとキャッチボールしたり、昼休みには弁当を食べた後に、喫茶店に連れて行ってもらったりしていました。後で聞いたのですが、私が朝から会社にいるので、社員のみなさんは私が喜ぶだろうと、喫茶店に連れて行ってごちそうしてくれていたそうです。夏休みなんて、朝から会社に連れて行かれるので正直退屈で、昼休みにジュースを飲むのが唯一の楽しみでした。みんなは働いていて大変だということも知らずにね。

学生時代は家業を継ぐための勉強などは考えず、ただ卒業したら父の会社に入るんだなと思っていました。なめていましたよね。当時は、会社を継ぐという厳しさはまったく考えていませんでした。

卒業してから圧造機メーカーさんで3年間お世話になり、そこで仕事をするということも、社会勉強もさせていただきました。本当に感謝しています。修行をせずに家業を継いでいたら、とんでもないことになっていただろうと思います。

―― 社長に就任してから新たに始めたことは。

 社長になる3年ぐらい前から、ISOへの取り組みを始めました。でも長く当社で働いている人たちの中には、今までのやり方を変えることに抵抗を示す人たちもいました。私が小さい頃に遊んでもらったということもあり、難しかったですし、本当に悩みました。社員はみんな職人さんですから、辞められても困りますし、若い人たちにもしめしがつかない。そのとき初めて父にも相談しました。

―― 自分のためにしていることはありますか。

 ゴルフは時々しますが、スポーツジムにも通っています。体力づくりも一つの目的ではありますが、本当は、自分だけの時間が欲しかったのがきっかけです。

お酒は体質的にダメなので少量しか飲みません。どちらかというと甘いものは好きかもしれませんが、炭水化物は控えめにしています。

あと、髪を切るときは美容室に行きます。最近は白髪も増えてきましたが、私は白髪交じりが似合うとは思えないので、週に2回、自分でカラーリンスをしています。髪を染めるのは「あきらめた」ということだと思うので、カラーリンス。しかも黒とこげ茶と茶色を調合して使っています。

―― ご家族には「猫」もいるとか。

 猫のために家に帰るようなものですね。アメリカンショートヘアという種類の「チョコちゃん」は、今7歳で、人間にすると49歳ぐらいですから、私と同世代です。生まれて3か月ごろから飼っていて、私が一番面倒を見ていると思いますよ。飲み屋さんに行って隣に女性が座ったりすると、帰って来た時にチョコちゃんには分るらしく、迎えに出てきません。悪いことはできませんね。

とにかくかわいくて、「この子もいつか死んじゃうんだ」と思うだけで涙が出ます。

―― では社員のみなさんと仕事を離れて交流することは。

 リーマンショック後は忘年会すらしなかったのですが、それではいけないと、関に来てからは納涼会や忘年会をしています。こういう交流の場は大事だと思います。

経営理念に掲げているとおり、南勢が存続して、繁栄していくためには、社員とその家族に幸福をもたらさなければなりません。その基盤として、礼節を重んじ、互いを尊重し合う「心」がなくてはならない。社員が充実して仕事ができ、お客様に喜んでいただけるように、これからも「心と技」を磨いていきたいと思います。

 

―― 貴重なお話をありがとうございました。

 IMG_3933.JPG

関市に集結した本社工場の前で

シンボルマークの「心」と一緒に

トップへ戻る >>

【会社概要】

 

創業               昭和39年(1964年)11月

設立               昭和41年(1966年)4月

代表者           代表取締役社長 瀧 篤人

資本金           1,000万円

従業員数        50名

営業品目        冷間圧造・冷間鍛造用超硬金型

                     熱間圧造・熱間鍛造用ケース金型

所在地・拠点   本社: 〒501-3210 岐阜県関市尾太町1番地

                     名古屋営業所: 〒455-0076  愛知県名古屋市港区川間町2-32-1

経営理念

                     南勢が存続繁栄し、社員とその家族に幸福をもたらす基盤は

                     礼節を重んじ、互いに尊重しあう「心」なくしてはありえない・

                     そして我々は、塑性加工に於いてなくてはならない存在であり続けたい。

――――――――――

 

記事:ワッツコンサルティング㈱ 杉本恭子

トップへ戻る >>

中小企業庁「ものづくり補助金」の採択結果を発表。会員企業の約20社が採択に。
2014年07月02日    カテゴリ:09.中小企業施策活用の奨め 

 去る6月27日、中小企業庁は、平成25年度補正中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業の1次公募二次締切り分について、補助事業者採択結果を発表しました。

 これは平成26年2月17日(月)から5月14日(水)まで公募を行ったうちの3月15日(土)以降に申請のあった15,019件について、地域採択審査委員会および全国採択審査委員会において厳正な審査を行ったもので、6,697件の補助金の採択事業者を決定したものです。

 公表になった採択リストから、事務局が会員企業の採択状況を確認したところ、約20社が確認されました。

 採択された皆様、おめでとうございます。

 

 同補助事業は、本事業は中小企業・小規模事業者が取り組む、試作品・新サービス開発、設備投資等による新しいチャレンジを支援するものです。

 また、この1次公募に引き続き、2次公募が既に始まっています。

 2次公募の受付期間は、平成26年7月1日(火)~平成26年8月11日(月)【当日消印有効】となっています。

 これからチャレンジされる皆様には、こちらから詳細をご確認いただきたいと思います。

http://www.chuokai.or.jp/josei/25mh/h25koubo_second.html

 

新会長就任に海外ねじ協会から祝辞
2014年06月19日    カテゴリ:10.事務局からのお知らせ 

 日本ねじ工業協会会長に就任した相澤会長のもとに、海外のねじ工業協会から祝辞が届いています。以下にご紹介いたします。尚、相澤会長の就任の挨拶はこちらに掲載しています。

---------------------------------------------------------------------------------------------

中国機械通用零部件工業協会緊固件分会
China Fastener Industry Association

 

一般社団法人日本ねじ工業協会
 
会長 相澤 正己 様

 

尊敬なる相澤正己会長様

 

この度は、一般社団法人日本ねじ工業協会の新会長にご当選されましたこと、誠におめでたく、中国緊固件協会を代表し、ならびに私個人の名義にてお祝いを申し上げます。

 

貴協会と当協会は業界における友好交流の歴史が長く、近年は中国の改革開放に連れ、業界の企業同士間の行き来が益々盛んになり、特に毎年の五地域ねじ協会交流大会が、われわれ両会及び地域間の同業者に定期的に交流するプラットフォームを提供し、ねじ業界の共同発展に重要な意義を有しています。

 

ご指導のもとで、貴会がますますご発展・ご隆昌のことと、貴協会と当協会の友好協力関係が新段階に発展することをご祈念申し上げます。
                                                  
敬  具

  中国機械通用零部件工業協会緊固件分会
会長 馮 金堯

2014年6月9日

   台湾區螺絲工業同業公会からの祝辞はこちら

  韓国FASTENER工業協同組合からの祝辞はこちら
 

ご挨拶 「会長就任にあたって」
2014年06月19日    カテゴリ:12.協会役員ご挨拶 


Chairman Aizawa1.jpg
 この度、一般社団法人日本ねじ工業協会会長を仰せつかりました相澤正己でございます。

我が国ねじ業界の発展と、広く日本の社会に貢献できる業界となることを目指し、微力ではありますが全力を尽くす所存ですので、竹中前会長同様ご指導・ご鞭撻の程何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 さて日本の景気はご高承の通り、昨年のアベノミクス効果から本年4月以降消費増税となり、景気の潮目が変わり先行きの見通しについて楽観・悲観が交錯して不安定な状況となっており、わが国ねじ業界も厳しい舵取りが求められております。

 

 特に最近の電気料等の資機材の高騰によるねじ製造企業の生産コストが大幅に上昇しているのに加え、これまで以上の海外への生産移転、雇用維持確保、需要業界からのさらなるコストダウン要求への対応等、既に一企業が経営努力によって対策を講じることが出来る限界にあり、このままでは企業存続それ自体が危ぶまれる状況にあります。その他にも海外企業などとの激しい価格競争・市場競争を強いられるなど熾烈な国際競争に生き残り、我が国ねじ産業の地位を確固たるものにするためにはねじ商工連盟として商工が団結して様々な課題に対処していく必要があると考えております。

 

 現在ねじ商工連盟では、本年4月に改正公示された六角ボルト(JIS B 1180)及び六角ナット(JIS B 1181)の改正JIS規格について、新たな問題の発生が危惧される状況であるために対外的な周知、アピールの準備中です。

 これはまさに我々ねじの製造業者と流通業者が、車の両輪のごとく一緒になって推進していかなければならない重要な事業の一つであると感じております。またそれ以外にも、業界全体で世界の舞台で活躍できる人材の育成、さらなる技術基盤強化、急激な環境変化に対応出来る経営基盤強化などの事業推進が求められている状況にあります。

 

 そのために当協会が現在進めている資格委員会事業、未来開発・パブリシティ事業、技術委員会事業等について、我々だけではなくねじ産業に従事する全ての方々に対して協力をお願いした上で、日本ねじ商業協同組合連合会の皆様とも共々に発展を目指したいと思っております。

 

 最後になりましたが、広く多くの方にねじとねじ業界についての関心を深めて頂けますよう祈念すると共に、日本のねじ産業に携わる皆様の益々のご発展を衷心よりお祈りして私のご挨拶とさせて頂きます。

(2014年5月23日 ねじの日によせて)

書籍「人生の『ねじ』を巻く77の教え」が好評発売中
2014年06月05日    カテゴリ:02.コミュニケーション広場(投稿) 

今月6月1日はねじの日。ねじの日にふさわしい投稿が日東精工株式会社様より届きました。以下にご紹介いたします。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

ふだんは意識しないが、なくてはならない...それが、ねじ

「人生の『ねじ』を巻く77の教え」書籍を発売

日東精工株式会社

 日東精工株式会社は、「ねじ」にスポットを当てた自己啓発本「人生の『ねじ』を巻く77の教え」(日東精工企画室、ポプラ社)を2014年5月15日に発売しました。東京都内、京都、大阪市内の丸善、紀伊國屋など複数の有名書店で総合売上1位になるなど話題を呼んでいます。発売後1週間で増刷も決定しました。

 

  jinnseinonejiwomaku.jpgねじは、巨大なものから極小のものまでと大きさも形もさまざまです。自動車、家電、パソコン、携帯電話、医療機器、眼鏡...と、ありとあらゆるものに使われ私たちの暮らしを支えています。なくてはならない存在でねじが緩んだりはずれたりすれば事故につながるケースもあり、人の生き死ににもかかわるものでありながら、空気同様、ふだんその「ありがたみ」を意識する人が少ないのが現実です。

 

 「そんな大切なねじをつくるのであるから、生半可な気持ちでは作れない。ねじづくりの基本は人づくりである」であると、同社では特に「人財教育」に力を入れています。同社には「我らの道」「リーダーハンドブック」「経営幹部のガイドライン」「ザ・プロフェッショナルへの道」という社員研修用のオリジナルテキストがあります。これらは社員一人ひとりが必要とする技能の習得、また自己研さんにより誇りと責任を持って仕事に取り組んでいくための手引書となっています。それがたまたま、ポプラ社編集者の目に触れることになり、一般向けに1冊にまとめられ出版することとなりました。

 

 モノづくりは人づくりをキーワードに、開発のヒント、安全面へのこだわり、お客様への対応など、「人づくり」の社内ノウハウ等、大切にしてきた「モノづくりの心」を紹介しています。

   「拭く」と「磨く」の大きな違い

   固い漢字をやわらかく表現する

   惚れ込んでこそ一流になれる

   反省することとクヨクヨすることを取り違えない

   99%では安心できない

 ――などの言葉が並び、ジャンルでいえば「自己啓発」「ビジネスヒント」集になっています。読者からは、紹介されている教訓やエピソードが「話のタネに使える」、あるいは、「ニッポンのモノづくりの底力を感じ元気になる」と評判になっているようです。

 

 もちろん、ねじ会社ならではのエピソードやたとえも数多く載っていて、ねじについても学べるようになっています。ねじにも素材、大きさ、形で適材適所があるとか、「おねじ・めねじ」とねじにもオスとメスがあってパートナーが大事とか、強く締めればいいということでもなく時には緩むことも大事、などなど。ねじは人生と大いに重なりあう部分が多いことを紹介しています。

 

 以前、ニューヨークタイムズのミレニアム特集で、「ねじ」は、この千年の中で最高の道具とされました。ねじは、古くから火縄銃か甲冑など、常に時代のハイテク製品に使われていながら、地味な存在として扱われてきました。今回、こうしてねじがまたスポットライトが当たったことはまさに快哉を叫ぶ出来事です。

 

 同社広報では「今回『人生のねじを巻く77の教え』の出版で改めて、繋がり、人と人との絆の大切さを実感しました。企業は提供する製品やサービスを、お客様に評価をいただくことで存在します。基本は相手への思いや幸せを願って行動することで、その結果が地域や社会の発展につながっていきます。これを『絆経営』として取り組み、日東精工を『締結・組立・計測検査におけるナンバーワン企業』として、世界中のお客様から選ばれ、評価される存在となるように目指していきます。」としています。

 以上

 

関心をお持ちの方は、アマゾンからも入手可能です。

http://www.amazon.co.jp/人生の「ねじ」を巻く77の教え-一般書-日東精工株式会社-企画室/dp/4591140059/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1401965541&sr=1-1&keywords=日東精工

産業技術史資料(産業遺産)の調査依頼
2014年05月28日    カテゴリ:10.事務局からのお知らせ 

平成26年5月28日   

会 員 各 位

一般社団法人 日本ねじ工業協会   
会長 相澤 正己         


産業遺産の調査について(依頼)


 国立科学博物館より産業技術史資料(産業遺産)の調査についての依頼がありました
(添付の依頼状をご参照ください)。

 当協会としてこの調査に積極的に協力してまいりますので、会員各位のご協力をお願
い致します。

 調査票は、添付の説明資料をご覧のうえ、調査票に直接ご記入し作成してください。




 調査票の提出期限:平成26年8月8日(金)まで


 調査票の提出方法:郵送又は電子メールに添付


 調査票の提出先:一般社団法人日本ねじ工業協会
            〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館508号
            E-mailアドレス honbu@fij.or.jp
            TEL (03)3434-5831
            FAX (03)3434-0546
 


                                    (問い合わせ先)
                                    専務理事 大磯 義和
                                    担当部長 荻上 和彦


 ■ 関連資料一式 ■
 1.日本ねじ工業協会様_依頼状.pdf ダウンロード
 2.調査票作成等説明資料一式(日本ねじ工業協会様向け).pdf ダウンロード
 3.調査票(電子メール送付用).xls ダウンロード
 4.ねじ協会調査依頼書.pdf ダウンロード

台湾区ねじ工業同業公会から感謝状
2014年05月26日    カテゴリ:10.事務局からのお知らせ 

 5月14日付け、台湾区ねじ工業同業公会の陳理事長から日本ねじ工業協会に感謝状が届きました。これは日本ねじ工業協会が台湾ねじ博物館落成をお祝いし、祝賀金をお届けしたことに対する謝意を表したもの。

Pict20140526No02.jpg

『台湾ねじ博物館落成祝賀金に対する感謝状』

 祝賀金は先だって台湾高雄市で開催された五地域ねじ協会交流大会のおり、日本ねじ工業協会竹中会長より陳会長に直接手渡されました。台湾区ねじ工業同業公会は、2011年、3.11東日本大震災に際して、いち早く多額の義捐金の申し出があり、当時竹中会長が直接被災地の県庁を訪問し、真心の義捐金を届けた経緯があります。

Pict20140526No01.jpg

『祝賀金を手渡す竹中会長(左)と陳会長(中央)』

 感謝状からは、両協会の交誼の発展を喜ぶ気持ちが伝わってきます。

台湾にて「五地域ねじ協会交流大会」開催される

 「五地域ねじ協会交流大会」に参加した藤田守彦委員長(未来開発パブリシティ委員会)から同行取材記事が届いています。以下に紹介させていただきます。

 

◇   ◇   ◇

 4月13日五地域ねじ協会〔台湾、日本、韓国、中国、香港〕交流大会が台湾高雄にて開催されました。日本ねじ工業協会からは関東支部、中部支部、関西支部より竹中会長はじめ33名の会員、協会事務局、報道関係が参加致しました。 
P1010577.JPG

                        参加した竹中会長他関係役員

  午前は交流大会を前に「台湾ねじ博物館」を見学しました。高雄はねじ製造会社が多くあり、高雄におけるねじ産業の歩み、そして将来をわかり易く展示してあります。またねじ製造会社の製品展示もされ興味深く見学をしました。 TaiwanFastenerMusiam-1.jpg

                    台湾ねじ博物館ゲートサイン(高雄市)

 TaiwanFastenerMusiam-2.jpg                        台湾ねじ博物館のモニュメントの前で

  午後からは交流大会が行われ、台湾ねじ工業協会陳会長の歓迎の挨拶にはじまり、五地域の現状報告がされ、記念品の交換もされました。

 P1010584.JPG                       5地域の代表の方々

 P1010582.JPG

日本からの記念品

 

 休憩をはさんで陳会長より台湾のねじ産業発展の礎となられた宋さんの御話が有りました。同時通訳の為、一部理解出来ない内容があった事は残念でした。

最後に次回交流大会開催場所を香港に決定し、閉会しました。

 その夜は歓迎晩餐会が「君鴻国際酒店」で行われ、主催者発表で700名という方々が懇親を深めました。五地域ねじ協会会員、高雄市市長、台湾ねじ会社の得意先、仕入先、関係者も参加してみえました。

 

 翌日は同時開催された「2014国際ファスナー展示会」見学し、午後からはを二班に別れ、一班日東精工さんの台湾工場〔旭和螺絲〕ともう一班は台湾ねじ企業の明幑企業さん、朝友工業さんを見学しました。 

 P1010597.JPG

2014国際ファスナー展示会会場

 P1010600.JPG

2014国際ファスナー展示会の開会式にて

 P1010607.JPG

2014国際ファスナー展示会オープニングイベント

 P1010608.JPG

日東精工さんの台湾工場〔旭和螺絲〕を見学

 

 幸い好天にも恵まれ五地域ねじ協会会員との交流はもとより、日本ねじ工業協会の会員の交流も更に深まった事と思います。 

 今回交流大会の準備、受入れをして頂いた「台湾ねじ工業協会」の陳会長はじめ会員各位に感謝申し上げます。

                        藤田守彦 記

 TaiwanFastenerMusiam-4.jpg

右が記事投稿した藤田さん(台湾ねじ博物館にて)

六角ボルト・六角ナットのJIS改正について(報告)
2014年04月26日    カテゴリ:10.事務局からのお知らせ 

 JIS B 1180(六角ボルト)及びJIS B 1181(六角ナット)の改正が、平成26年4月21日付けで行われました。

 六角ボルト及び六角ナットの主な改正点について、一般社団法人日本ねじ工業協会 大磯義和専務理事より、以下の通り報告があります。  

 

(六角ボルトの改正点)

a) 附属書の廃止期限を削除して,JIS独自のこれまでの附属書1附属書JAに置き換えて,これまでの附属書の技術的内容をそのまま存続している。将来的には附属書を廃止して本体への一本化を示唆するのがよいので,JA.1 適用範囲に,附属書は新しい設計では使わないのが望ましい旨を付記している。また,特別な要求事項がある場合には,受渡当事者間の協定によることの記述を追加することにとどめ,新たな規定事項の追加は行われていない。

 

b) 本体は,ISO 4014,ISO 4016,ISO 4017,ISO 4018,ISO 8676及びISO8765の対応国際規格と編集上の違いを除き,技術的内容を整合させている。

1)  箇条1 適用範囲の中に特別要求がある場合の推奨文が明記されていたが,適用対象の規格適合の製品範囲を示していることが明瞭でない表現だったので,"受渡当事者間の協定によって・・選択する"と適用対象を明確にした。

2)  呼び径及び全ねじ六角ボルト-並目ねじ-部品等級Cの場合の強度区分3.6を削除し、4.6及び4.8の2種類とした。

3)  製品仕様の中の,仕上げ-皮膜及び表面欠陥の記述を統一した。

 

(六角ナットの改正点) 

 

a) 附属書の廃止期限を削除して,JIS独自のこれまでの附属書1附属書JAに,附属書2附属書JBに置き換えて,これまでの附属書の技術的内容をそのまま存続している。将来的には附属書を廃止して本体への一本化を示唆するのがよいので,JA.1 適用範囲に,この附属書は新しい設計では使わないのが望ましい旨を付記している。また,特別な要求事項がある場合には,受渡当事者間の協定によることの記述を追加することにとどめ,新たな規定事項の追加は行われていない。

 

b) 本体は,ISO 4032~4036及びISO 8673~8675の対応国際規格と編集上の違いを除き,技術的内容を整合させている。

1) 対応国際規格の名称がstyle 1を regular nuts,style 2をhigh nuts,style 0を thin nutsと変わっているが,JISの名称は従前どおりとした。

2) 箇条1 適用範囲の中に特別要求がある場合の推奨文が明記されていたが,適用対象の規格適合の製品範囲を示していることが明瞭でない表現だったので,"受渡当事者間の協定によって・・選択する"と適用対象を明確にした。

3)  スタイル1の呼び径16mmまでは部品等級A,16mmを超えるものは部品等級Bで,M5未満及びM39を超える場合の強度区分は受渡当事者間の協定に統一した。

4) 六角ナット-スタイル2-並目ねじの場合,強度区分8及び10を追加して8,9,10,12の4種類に,六角ナット-部品等級CのM5~M39場合は,強度区分5とし4を削除した。

5) 製品仕様の中の,仕上げ-皮膜及び表面欠陥の記述を統一した。

以上  

 

平成26年4月22日  

一般社団法人日本ねじ工業協会 専務理事 大磯義和  

 

株式会社竹中製作所がグローバルニッチトップ企業100選に 選定されました
2014年03月18日    カテゴリ:08.関係省庁からのお知らせ 

経済産業省は、国際市場の開拓に取り組んでいる企業のうち、ニッチ分野におい て
高いシェアを確保し、良好な経営を実践している企業を「グローバルニッチトップ企業
100 選」として選定、株式会社竹中製作所が「機械、加工部門」で選定された。

経済産業省は、国際展開に優れ、我が国経済のけん引役となる企業を支援し、
国際競争力の向上を確保していくことを任務としており、
この観点から、
グローバル展開に優秀と認められる実績がある企業を「グローバル ニッチトップ企業
(=GNT 企業)」として顕彰するとともに、こうした企業の経験値を 一般化し、
GNT企業を目指す企業に対する経営の羅針盤を示すことを目的として、
「グローバルニッチトップ企業 100 選」を選定しました。
選定は今回が初めてとのこと。



 グローバルニッチトップ企業100選に選定された企業はこちら

 ※詳細は下記経済産業省のホームページをご覧ください。
 
http://www.meti.go.jp/press/2013/03/20140317002/20140317002.html